Sクラスが自ら駐車し、自らお出迎え
メルセデス・ベンツは、新型Sクラスでの無人バレーパーキング(Automated Valet Parking=APV)を実現する計画だ。まずはボッシュ、駐車場運営会社のApocaとともに、独シュトゥットガルト空港でドライバーレスの自動駐車システムを導入する模様。
ロータス、次世代パフォーマンスモデルの開発に向けて大規模な改革に着手
2020年9月にワールドプレミアした新型Sクラスは「レベル4相当の駐車支援システム」を採用した。ユーザーがスマートフォンを使ってSクラスに指示を送ると、駐車場側のインフラと協調し、車両が自律的に駐車スペースへ収まり、ドライバーの元へと戻ってくるというもの。その一連の操作を行なうために必要な技術を、新型Sクラスは量産車として世界で初めて搭載している。
カメラが空きスペースや障害物を認識
このAPVの商用化に向けて、メルセデス・ベンツはボッシュ、Apocaとともにシュトゥットガルト空港のP6駐車場で実証試験を進めていく。
現在は試験に向けて、P6駐車場の設備改修を行っている。入口のすぐ後方に広い乗降エリアを設置。まずは自動駐車車両2台分のスペースを配備する。ボッシュが手掛けた新型のビデオカメラは空いている駐車スペースを識別するとともに、走行通路とその周辺をモニターし、通路内の障害物や人間も検知する。
入退場から支払いまでが「非接触」に
続いて駐車場内に設けた専用のコントロールセンターが、車両の最適なルートを計算し車両へデータを送信。インフラからの情報は、車載側のシステムにより運転操作へ変換される。カメラが予期せぬ障害物を検知した場合、車両は安全に緊急停止を行なうという。
Apocaのデジタルプラットフォーム「APOCA FLOW」も活用する。ドライバーは駐車スペースの予約や自動支払いをアプリ上で行なうことができる。さらに、システムが車両を認識すればゲートが自動的に開くため、駐車券の発行も不要となる。
駐車場と利用者の双方にメリットが
完全無人の自動駐車が現実になれば、たとえばフライト時間が迫っているときも、便利な入口付近で車両を乗り捨てることが可能となる。旅先から帰ってきた際も、重い荷物をもって遠くの駐車スペースまで延々歩いたり、広大な駐車場で駐車場所を忘れてあちこち彷徨うこともなくなるだろう。
利用者だけでなく、駐車場側にもメリットがある。利用者が回避したがるような遠く離れたスペースや、狭い場所も有効活用できるため、運用効率が向上する。Apoca Parking Holdings GmbHのフランク・ファン・デル・サントCCOは「利用可能なドライバーレスの完全自動駐車サービスが増えることで、同じスペースで最大20%も多くの車両が収納可能になります」と語っている。
すでに2019年7月には、メルセデス・ベンツとボッシュはメルセデス・ベンツ博物館の駐車場でEクラスを使ったAPV試験を実施。実際に様々な車両が混じり合う交通下でAVPを運用するための承認を、世界で初めて取得している。
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