アンダー鈴木を師と仰ぐ27歳のタイムアタッカー!
750馬力のS15シルビアで筑波最速戦線に名乗りを上げる
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今、筑波サーキットに新世代の波が押し寄せている。若き才能達が、輝きを見せはじめているのだ。その中でも“おっさん”アタッカー連中から一目置かれている人物が、27歳の渡辺ゆうき選手だ。
クルマ好きという父親の影響で小学5年生からカートを始め、中学時代には全日本選手権で戦うほどまでレベルアップ。普通自動車免許取得前(17歳)に1台目のS15を購入し、ドリフトを含めたサーキット走行にドップリ。
そして、21歳の時にS15を買い直して、本格的な筑波タイムアタック仕様へとメイキングを進めていったのだ。
とはいえ、ただやみくもにチューニングを進めても我流では限界がある。そこで渡辺選手は、筑波の頂点に君臨する“アンダー鈴木”のチームに飛び込むカタチで弟子入り。オーストラリアで開催されているWTAC(ワールドタイムアタックチャレンジ)にもクルーとして同行するなど、そのテクニックやマシンメイクを少しでも盗み取ろうと努力を続けている。
そんな若手アタッカーが駆る相棒の心臓部は、VEヘッド化したSR20改2.2L仕様。ギャレットのGTX3582Rタービンを組み合わせて750psを絞り出すハイスペックで、オイル供給方式はウエットサンプからドライサンプへと変更。冷却系もVマウント式を採用するなど、各部の作り込みはすでに一線級だ。
足回りはDG5車高調を軸にセットアップ。ブレーキはエンドレスのモノブロックキャリパーで強化済みだ。
負荷がかかるリヤサスメンバーは純正をベースとしつつ、アンダー鈴木が過去に行なっていた作りを参考に徹底補強。タイヤは前後ともに295/35R18サイズのアドバンA050、コンパウンドはGSをチョイスしている。
ミッションは信頼性が高いホリンジャーの6速シーケンシャルドグを搭載。アンダー鈴木が以前使用していたものを譲ってもらったそうだ。
まだまだマシンはセットアップ段階とのことだが、それでもアッサリと筑波1分の壁を超えてきた(59秒229)あたり、相当な速さを秘めている事は分かる。渡辺選手が、筑波最速を賭けた頂上決戦に名乗りを上げる日はそう遠くないかもしれない。
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みんなのコメント
バンパーから左右合わせて1m近くはみ出したエアスクープ、デッサン狂ってるようなバカでかウィング
まぁ、タイムが全てだろうから、見た目は二の次なのだろうけど、10年前のHKSのエボなんかは見た目も良く、タイムも出してたが、空力くらいしか最早詰めようがなくなってしまったのはある意味切ないな