■2024年までに生産開始! 新型「CR-V」FCEV仕様
2022年1月4日、ホンダのインドネシア法人は、2024年までに米国で新型燃料電池車(FCEV)の生産を開始する予定だと発表しました。
【画像】将来はFCEVへ? ホンダ新型「CR-V」の内外装を画像で見る(46枚)
その開発拠点および生産工場は、米国オハイオ州にあるアキュラ「NSX」など、少量生産のクルマを製造した実績を持つPMC(パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター)が担います。
FCEVの生産は、「2050年までにゼロエミッションを達成する」というホンダの目標に沿ったものだといいます。
また、2024年までに生産開始される最初のFCEVは、ホンダ「CR-V」をベースとしたものを予定しています。
CR-Vは1995年に初登場したクロスオーバーSUV。先代(5代目)モデルまでは日本でも展開されていました。
ホンダによれば、CR-Vは米国で過去25年に最も売れたクロスオーバーSUVだといい、2022年7月12日には米国で6代目となる新型が世界初公開されています。
FCEVとなるのもこの6代目モデルがベースとなるようです。
新型CR-Vのエクステリアは、洗練された力強いスタイリングを採用し、水平方向のラインが大きくなったボディを強調し、堂々とした存在感を放っています。
インテリアは、ダッシュボードなど、キャビンのさまざまな要素がピアノ調仕上げになっているほか、レザーのシートやステアリングが高級感を演出しています。
ボディサイズは、全長4626mm×全幅1855mm×全高1679mmとトヨタ「ハリアー」と同等のサイズ感です。
米国向けの新型CR-Vでは、2モーター式ハイブリッドを搭載した電動化モデルをラインナップ。販売の半数を担う予定で、ホンダの電動化戦略においても重要な役割を担います。
ホンダは、そんな新型CR-Vを最初のFCEVとして選びました。
ホンダのアメリカ法人の自動車企画・戦略担当副社長 ゲイリー・ロビンソン氏は、ホンダのFCEV生産計画について、次のようにコメントしています。
「ホンダは2050年までにカーボンニュートラルを実現するという目標を掲げ、2040年までに電気自動車のラインアップをそろえることを目指しています。そのため、米国でホンダの電気自動車用電池を生産する計画を加速しています」
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