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ランボルギーニのデザインの秘密とは?──「スーパーカー」ネタ5連発

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ランボルギーニのデザインの秘密とは?──「スーパーカー」ネタ5連発

音楽やスポーツのスーパースターが夢を見せてくれるのと同じように、スーパーカーも心をわくわくさせてくれる。胸が高鳴るスーパーカーのネタで、コロナ禍なんて吹きとばそう! こんかいはランボルギーニの名車を振り返る、の巻!

 カウンタックを乗りこなせたらあなたは本物! 取材用の広報車両に乗っているときに、スマホを向けられる頻度がケタ違いに高いのがランボルギーニ。人の心を刺激する、インプレッシブなデザインなのだ。

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では、なぜランボルギーニはいつの時代も人の心を震わせるようなデザインを創造できるのか。ランボルギーニ本社のデザインスタジオ「チェントロ・スティーレ」でチーフデザイナーを務めるミィティア・ボルケルト氏が、オンライン取材に応じてくれた。

まずウルスとウラカンEVOが、どちらもランボルギーニに見えるのはなぜか、と尋ねた。2台はスーパーSUVとスーパースポーツ、まったく別のジャンルのモデルなのだ。

「ランボルギーニのデザインの特徴が顕著になったのは、1971年のカウンタックだと思います。ここからDNAが発展しました。具体的に言うと、ボディサイドのラインですね。後方に向かって特徴的な角度で上昇していくシンプルなラインです。1960年代、70年代にマルチェロ・ガンディーニが編み出したものなのでガンディーニ・ラインと呼んでいますが、これによってどんなモデルでもひと目でランボルギーニだとわかります。もうひとつ、ボンネット上の、外側に向かってダイアゴナルに広がるラインも特徴のひとつ。これもウラカンEVOやウルスが継承しています」

なるほど、鬼才マルチェロ・ガンディーニが描いたウェッジシェイプ(くさび形)のラインが、ランボルギーニをランボルギーニたらしめているのだ。ただしカウンタックの登場から約50年。近年のランボルギーニの売上は絶好調であるけれど、その理由はDNAを大切にしながらも、若いデザイナーの意見を採り入れてアップデートを続けているからだ、と続けた。

「私たちは先進的で若々しい、タイムレスなデザイン言語を持っていますが、予想を超えた驚きを与えることもデザイナーの大切な仕事です。ニューモデルには新しいキャラクターを与えたいと思いながら、スタッフ一丸となって仕事を進めています」

最後に、デザインするにあたって一番大事なことな何かと尋ねる。「それは楽しみながらクルマをつくることでしょう。常にプレッシャーはありますが、楽しみながら笑顔でデザインをしています」

一瞬にして心をとらえる造形は、見る人を驚かせようという心意気で、楽しみながら描くことから生まれるのだ。 


Words サトータケシ Takeshi Sato

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みんなのコメント

2件
  • この車の出来栄えは現代から見ても異常ですよね。
    直線的なイメージが強いが、曲面が多く、うまく取り込んで非常に手間かけて作ってる。
    50年も前の発表なのに。
  • ランボルギーニは、未だにカウンタックを作り続けている。
    最新モデルを見たときに我々は無意識で、どれだけカウンタックに似ているかを探している。ワンオフのスペシャルモデルはカウンタックから大きく外したデザインになることが多く、大抵、ガッカリする。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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