現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「SW20はNAチューンも面白い!」スポーツインジェクション仕様の250ps鬼レスポンスマシン【OPTION back number】

ここから本文です

「SW20はNAチューンも面白い!」スポーツインジェクション仕様の250ps鬼レスポンスマシン【OPTION back number】

掲載 更新 6
「SW20はNAチューンも面白い!」スポーツインジェクション仕様の250ps鬼レスポンスマシン【OPTION back number】

販売終了からずいぶんと時間が経つが、未だに熱狂的ファンの多いSW20型MR2。ここでは、そんな名車のチューニングが盛り上がっていた時代にタイムスリップ! 当時、話題を集めた“NAハイレスポンスチューン”に迫っていく。(OPTION 2000年2月号より抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「もうベース車が不明すぎる・・・」ほとばしる改造魂! スポコンの世界観に魅了された男の愛機

NAならではの良さを伸ばしたメカチューン仕様

ハイコンプ+4連スロットルで超レスポンスを実現

当初は表面強化したピストンとカムだけを組み込み、後は細かな加工や調整だけで225ps仕様に落ち着いていたIII型のSW20。その後、ターボモデルに追いつけ追い越せと、全面的にNAメカチューンを開始。そして気がつけば実測で250psを発揮するまでに進化していたという。

注目の3S-GEユニットは、III型の腰下に硬質アルマイト処理を施したトムス鍛造ピストンと同トムス2.2Lクランクを組み合わせて排気量を拡大。エンジンの基礎能力を引き上げている。

ヘッドはIII型ではなくII型をあえて選択。というのも、III型以降はインナーシム式のバルブシステムや、VVT-iに仕様変更されるなど、II型以前にラインナップされたエンジンパーツが使えなく、チューニングパーツの選択肢が狭まってしまうというのがその理由。また、アウターシム式を採用するII型の方がヘッドの加工もしやすいことも選択理由のひとつだ。

この車両はハイカムの逃げ加工やポート研磨、バルブ研磨&擦り合わせ加工などを行なった上で、戸田レーシングの10.8mmハイリフトカム(IN&EX共に272度)と、JUNの強化バルブスプリングを導入。そしてヘッドガスケットをノーマルの1.2mmから0.8mmに変更し、圧縮比を純正の10.1から11.8までアップさせている。スペックは、実測250ps/7200rpm、最大トルク24.3kgm/7120rpmを発揮する。

吸気系は、アルファ45φ4連スロットルを使ったスポーツインジェクションシステムを採用。スロットルはファンネル仕様としているが、燃料はアートインターナショナルのフルコンで制御をするため、細かなキャブの調整などは必要ない。なお、ECU横の盛り上がりは、エンジンルームからハミ出たファンネルを収めるスペースだ。

一方の排気系は、4-1レイアウトの42φステンEXマニからメイン76φのチタンマフラーに繋がるレイアウトを構築。110φの大口径テールエンドがリヤビューを演出する。

足回りは、オーリンズの純正形状ショックにTRDのローハイトスプリングの組み合わせだ。ブレーキはホースとパッド交換に留めている。

インテリアはストリート然とした仕上がりだ。シートは最強のホールド性を誇るレカロのプロレーサーSP-Gを奢り、追加メーターはブリッツの油温、油圧計のみを装備する。

ちなみに、3S-GEの圧縮比は、11.8あたりが限界でこれ以上を狙うとマージンが無くなってセルモーターも回りにくくなる。このチューンドはそのギリギリのラインを狙っているというわけだ。ターボ車ばかりが脚光を浴びるSW20だが、NAチューンもやり方次第ですこぶる楽しめる。その見本のような1台と言えるだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

3年ぶり大刷新! 三菱「新型“3列”SUV」登場! すでに“大人気!?”な「高性能モデル」! 画期的4WD搭載&ハイパワー化実施の「アウトランダー」発売
3年ぶり大刷新! 三菱「新型“3列”SUV」登場! すでに“大人気!?”な「高性能モデル」! 画期的4WD搭載&ハイパワー化実施の「アウトランダー」発売
くるまのニュース
今年はHondaウエルカムプラザ青山!「Honda Racing 2024 Season Finale」の開催を発表
今年はHondaウエルカムプラザ青山!「Honda Racing 2024 Season Finale」の開催を発表
バイクのニュース
2代目[プリウス]って実はスゴイ!! 世界で活躍した[トヨタF1]が真似した驚き技術って?
2代目[プリウス]って実はスゴイ!! 世界で活躍した[トヨタF1]が真似した驚き技術って?
ベストカーWeb
はじめてのアルファ ロメオ「ジュリア スーパー」に32年! ボディのサビは現在成長中…「育ってるね!」と言われるのがもはや快感!?
はじめてのアルファ ロメオ「ジュリア スーパー」に32年! ボディのサビは現在成長中…「育ってるね!」と言われるのがもはや快感!?
Auto Messe Web
【MotoGP】イアンノーネの5年ぶりMotoGP代役復帰は「失った全てに対するご褒美」とドゥカティ幹部
【MotoGP】イアンノーネの5年ぶりMotoGP代役復帰は「失った全てに対するご褒美」とドゥカティ幹部
motorsport.com 日本版
F1第21戦が11月1日に開幕、フェラーリの躍進でチャンピオン争いは混迷!?【ブラジルGPプレビュー】
F1第21戦が11月1日に開幕、フェラーリの躍進でチャンピオン争いは混迷!?【ブラジルGPプレビュー】
Webモーターマガジン
世界初のホンダ新型「サンシェード」何がスゴい? 「日本イチ売れてるクルマ」に初採用された“画期的アイテム”が人気に!? 一体どんなもの?
世界初のホンダ新型「サンシェード」何がスゴい? 「日本イチ売れてるクルマ」に初採用された“画期的アイテム”が人気に!? 一体どんなもの?
くるまのニュース
アウディの新型EV『A6 e-tron』、航続716km、6万ユーロからのエントリー車登場
アウディの新型EV『A6 e-tron』、航続716km、6万ユーロからのエントリー車登場
レスポンス
NTTとトヨタが「交通事故ゼロ」で協業を深化! 何が起こる? 注目2社による「モビリティ×AI・通信」の取り組みとは?
NTTとトヨタが「交通事故ゼロ」で協業を深化! 何が起こる? 注目2社による「モビリティ×AI・通信」の取り組みとは?
くるまのニュース
オーダーメイドグレードにしか設定されていなかったホイールを標準装備! レクサスLBXに「Elegant」を新設定
オーダーメイドグレードにしか設定されていなかったホイールを標準装備! レクサスLBXに「Elegant」を新設定
WEB CARTOP
11月から自転車の「ながらスマホ」「飲酒運転」厳罰化で懲役・罰金も! 法改正のポイントを解説。【道路のニュース】
11月から自転車の「ながらスマホ」「飲酒運転」厳罰化で懲役・罰金も! 法改正のポイントを解説。【道路のニュース】
くるくら
トヨタの新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待大! 新開発「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」が凄い! 市販化に向かう「GR最強モデル」とは
トヨタの新型「和製スーパーカー」まもなく登場に期待大! 新開発「V型10気筒エンジン」搭載もある「超ロングノーズ」が凄い! 市販化に向かう「GR最強モデル」とは
くるまのニュース
ITS Connect、子育て応援フェスタに初出展…運転時の死角解消技術を体験可能
ITS Connect、子育て応援フェスタに初出展…運転時の死角解消技術を体験可能
レスポンス
中古で100万切り!? 登場早すぎたBMWのi3こだわりが衝撃説
中古で100万切り!? 登場早すぎたBMWのi3こだわりが衝撃説
ベストカーWeb
プリンス・チェリー・サティオ・モーターの名前は残れど中身は一緒! 日産ディーラーの個性豊かなマルチチャンネルが廃止されたワケ
プリンス・チェリー・サティオ・モーターの名前は残れど中身は一緒! 日産ディーラーの個性豊かなマルチチャンネルが廃止されたワケ
WEB CARTOP
3クリックで完結する新EV充電サービス、ステランティスが欧州で展開
3クリックで完結する新EV充電サービス、ステランティスが欧州で展開
レスポンス
軽量ボディに6速MT、ポルシェ『911カレラT』改良新型を発売…1865万円から
軽量ボディに6速MT、ポルシェ『911カレラT』改良新型を発売…1865万円から
レスポンス
スイス世界初の「レベル4自動運転バス」 、25年運行開始――なぜ日本は一歩遅れているのか?
スイス世界初の「レベル4自動運転バス」 、25年運行開始――なぜ日本は一歩遅れているのか?
Merkmal

みんなのコメント

6件
  • 3型GTに乗っていました。
    4型のNAに乗らせてもらったけど、MR2はターボの方が良いなあって感じましたが、好みは人それぞれですからね^ - ^タービン音が真後ろからするのは気持ち良かったです。懐かしいなあ。

    今の時代まで大事にしているのは凄いです。
  • エンジンの寿命と引き換え、、、
    まぁ、趣味の世界だから、定期的なオーバーホールも楽しいから
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

182.0277.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0640.5万円

中古車を検索
MR2の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

182.0277.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0640.5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村