■ミツオカの搬送車・霊柩車、2022年は200台超を受注する見込み
光岡自動車(以下)は、霊柩車や搬送車の製造販売をおこなう特装グループにおいて、搬送車・霊柩車の先行生産を拡大することを、2022年6月30日に発表しました。
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2021年より取り組んでいる搬送車・霊柩車の在庫販売をより強化することが目的で、独自市場調査から分析した人気車種をベースに制作し、さらに受注生産と先行生産の生産比率を見直す方針だといいます。
ミツオカによると、2021年から続く各ベース車両メーカーの半導体不足などによる納期遅延は、葬祭事業者の車両入替や増車計画にも大きく影響しており、搬送車・霊柩車の2022年1月-5月期の受注台数は、対前年比124.6%の90台を記録。
2022年の年間総受注台数は200台を超える見込みで、在庫車への問い合わせや引き合いも日に日に増加傾向にあり、受注台数も堅調に推移していると説明します。
一方、葬祭業界での搬送車や霊柩車のニーズは、クルマの仕様、代替タイミングや予算など、個別の要求に対応したいわゆる「受注生産」を基本としていたことで、納期に時間がかかり、車両故障や事故などの急な要望が発生した場合は、代替車両が手薄になりやすい傾向にありました。
こうした状況を踏まえ2021年6月より、新車に加え良質な中古車をベースに積極的な先行生産をおこない、早期に必要とされる顧客、および事業者向けに即納体制を整えて、在庫車情報を定期的に公開。
今後はより積極的な先行生産による更なる在庫車両の上積みを図り、買取り車や下取り車も加えて、体制強化をしていく方針とのことです。
特装グループでは「アルファード プレミアムフュージョン(霊柩車兼搬送車)」や「リューギ センターストレッチリムジン(霊柩車)」、「ガリュー オーバーハングストレッチリムジン(霊柩車)」、「クラウン オーバーハングストレッチリムジン(霊柩車)」などさまざまな車種をラインナップしています。
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ミツオカは今回の発表について「ベース車両メーカーの納期遅延による中古車市場の価格高騰と、昨今の原材料費や光熱費のさらなる値上げ圧力が強まっているなかにおいて、葬祭事業をアシストすべく、今ある在庫車と先行生産による生産予定車からお選びいただける環境を整えることが第一と考えております」とコメントします。
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