2019年4月10日、東京・アストンマーティン青山ハウスで「ASTON MARTIN AN EXCLUSIVE NIGHT with D'station Racing AMR」と題したスペシャルなイベントが開催された。今シーズン、アストンマーティンはD'station Racingと組んで「D'station Racing AMR」としてSUPER GTとスーパー耐久シリーズに参戦する。
アストンマーティン・レーシングがチームをサポート
「ASTON MARTIN AN EXCLUSIVE NIGHT with D'station Racing AMR」は4月14日-15日に岡山国際サーキットで行われるSUPER GT開幕戦に向けての特別なイベントで、実際に開幕戦を走るGT300クラスの「Vantage GT3」(ヴァンテージ GT3)車両もお披露目された。
SUPER GT GT300クラスに参戦するチーム「D'station Racing AMR」は、D'station RacingをアストンマーティンAMRパフォーマンスが全面的にサポートする形で誕生したレーシングチームで、アストンマーティンAMRのダークグリーンのカラーリングも大きな話題を呼んでいる。
岡山国際サーキットで行われた開幕前公式テストでは好タイムを連発、同様の体制でのぞんだスーパー耐久シリーズST-Xクラス開幕戦でも見事にデビュー戦を優勝で飾るなど、そのパフォーマンスは「とんでもない強敵が登場」と早くもライバルたちから恐れられている。
このイベントにはドライバーのふたり、藤井誠暢選手、ジョアオ・パオロ オリベイラ選手(ブラジル)も登場。イベントの中で行われたトークショーでは、藤井選手が「アストンマーティンはボディが軽くてしっかりしているので足をしなやかにできているのが特徴ですが、新型ヴァンテージGT3はホイールベースやトレッドが大きくなって、さらに性能がジャンプアップしています。ライバルたちの比較という点ではレースが始まるまでわからない部分もありますが、すごくうまくいっているのでワクワクしていますし、オリベイラ選手と一緒に戦えることを楽しみにしています。とくに開幕戦の岡山はヴァンテージGT3が得意とするコースなので期待しています。みなさん応援よろしくお願いします」とコメント。
オリベイラ選手も「パワーがあるだけじゃなくダウンフォースがあって安定していてバランスがいいクルマなので運転しやすいですね。このヴァンテージGT3はGT3車両の中でも世界でも注目されているモデル、GT3規格には性能調整という規則がありますが、ポテンシャルは相当に高いので、表彰台の高いところを目指していきます」と開幕戦に向けて意気込みを語った。
なお、このイベント終了後、マシンはすぐに岡山に向けて出発。アストンマーティンの意気込みが感じられるイベントだった。
アストンマーティン ヴァンテージ GT3 主要スペック
●エンジン:4L V8ツインターボ
●最高出力:535ps
●最大トルク:700Nm
●0→100km/h加速:3.5秒
●最高速:310km/h
●前後重量配分:50:50
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