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【GRモデル特集】トヨタのスポーツシリーズ4車の相場を調査してみた

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【GRモデル特集】トヨタのスポーツシリーズ4車の相場を調査してみた

中古車購入ガイド [2023.01.27 UP]


【GRモデル特集】トヨタのスポーツシリーズ4車の相場を調査してみた
 トヨタのスポーツモデルといえばGRシリーズ。昨年末はGRカローラの予約抽選が行われて話題となり、本シリーズは国産スポーツを語るうえで欠かすことのできない存在となった。現在まで多くのGRモデルが世に送り出されてきたが、いずれも中古車市場では付加価値を持ったモデルとして、ファンから多大な支持を得ている。今回は、現在注目したいGRモデルを4車種をピックアップし、相場を探っていきたい。

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GRモデルとは?
 トヨタのモータースポーツ活動を担うGAZOO Racing(ガズーレーシング)が開発した一連のスポーツモデルがGRモデルである。2009年にトヨタ iQの高性能バージョン「GRMN」が登場し、これがGRシリーズの最初のモデルとなった。その後は「GRMN」に加え、ライトチューンを施した「G's」を多くの車種に展開。2017年にはブランドが再編され、性能順に上から「GRMN」、「GR」、「GRスポーツ」という3タイプが設定された。エンジンまで手が入った本格派スポーツモデル(GRMN)からライトチューニングモデル(GRスポーツ)まで、多くの車種で選べるようになっている。


C-HR GRスポーツ
 トヨタ C-HRは、アバンギャルドなデザインとスポーティな走りが定評のコンパクトSUVである。そんなC-HRに、2019年10月のマイナーチェンジと同時に加わったのが「GRスポーツ」。ノーマルのC-HRとの違いは、フロア下にフロアセンターブレースを追加してボディ剛性をアップしたこと。また、専用チューニングサスペンション、電動パワーステアリングにより、レスポンスのよいハンドリングを実現している。エクステリアは、専用デザインのフロントバンパー、専用の19インチアルミホイール、専用エンブレムを装着。インテリアは、専用本革巻きステアリング、専用スポーティシート、アルミペダルなど、スポーツモデルらしい装備が充実。なお、C-HRには1.2Lターボとハイブリッドのパワートレインが設定されるが、どちらも選択可能となっている。

 2019年デビューと新しいモデルであるが、物件はそれなりに充実している。その多くは3万km以下の低走行車両が中心で、コンディションの心配をする必要もなさそうだ。新車時価格はおよそ280万~310万円だったが、丸3年経った現在の中古車平均価格は280万円と、あまり変わらない。価格の最低ラインは220万円となり、極端に安い物件が少ない状況となっている。パワートレイン別に見ると、ハイブリッドのほうが物件豊富で買いやすい。


アクア G's/アクアGRスポーツ
 コンパクトなボディのハイブリッドカーとして多くのユーザーに愛されたトヨタ アクア。そんなアクアのスポーツモデルが、2013年12月に追加された「G's」である。スプリング、ショックアブソーバーに専用チューニングを施し、補強剤や溶接スポット打点の追加によりボディ剛性も強化された。エクステリアは、専用デザインの前後バンパー、17インチホイールを採用し、標準のアクアから大きくデザインを一新。インテリアは、アルカンターラ素材のシート表皮、アルミペダルなどが与えられる。2017年11月には改良を受け、「GRスポーツ」に名称が改められた。

 生産期間が長いため、中古車の数は豊富。「G's」のほうが物件は多く、こちらの中古車平均価格は128万円とかなり安い。一方「GRスポーツ」の中古車平均価格は191万円と、こちらはまだ高め。価格重視なら「G's」をねらっていこう。


GRヤリス
 GRシリーズの超人気モデルとなるのが、2020年1月に初公開されたGRヤリス。コンパクトカーのヤリスをベースとするが、専用パワートレインを採用し、見た目も中身も別物といっていい存在。WRC参戦のために開発されたこともあり、走りの性能は折り紙付きだ。グレードは3タイプ用意され、トップモデルの「RZ」には、272馬力の1.6L 直3ターボ+6速MTを搭載。新開発スポーツ4WDのGR-FOURシステム、前後トルセンLSDにより本格4WDスポーツに仕立てられる。「RC」は、「RZ」と同じパワートレインを採用するが、走りに必要なもの以外は極力排除した競技ベース車。カジュアル仕様の「RS」は、120馬力の1.5L 直3を搭載し、駆動方式はFF。これに10速シーケンシャルシフトマチック付きCVTが組み合わされている。

 かなり特殊な高性能モデルであるが、中古車はそれなりに流通している。低予算で買えるのは、1.5L+FFモデルの「RS」。こちらは200万円台半ばの物件から揃っており、手が出しやすい。一方、トップエンドの「RZ」は最低でも400万円以上の価格が掲げられ、なかには新車価格以上の物件も見られる。物件数は「RZ」が最も多く、「RS」がそれに続く。競技仕様の「RC」はあまり流通していない。


コペン GRスポーツ
 GRモデルはすべてトヨタ車と思いがちだが、グループ企業のダイハツ車にも設定されている。ダイハツ コペン GRスポーツは、2019年10月に登場したスポーツバージョン。ベースのコペンと異なるのは、フロントブレースの追加に加えセンターブレースの形状が変更され、ボディ剛性が強化された点。そのほか、専用サスペンション、空力パーツの採用などにより、スポーツドライビングを追求したのが特徴となっている。また、専用デザインのバンパー&グリル、BBS社製16インチアルミホイール、レカロシート、MOMO社製ステアリングも装備。軽自動車の枠を超えた贅沢なスポーツカーに仕上げられている。

 ノーマルのコペンに比べ、物件数は少なめ。デビュー当時の新車時価格は238万円~243万5000円だが、現在の中古車平均価格は230万円と、新車とほとんど変わらない高値をキープしている。価格の下限は190万円となっており、お買い得感は薄い。しかし、この手のスポーツカーはリセール時の価値が高く、大切に乗り続ければ今後さらなる価値が付く可能性もある。コンディションが良好な物件が多いのもうれしい。

※中古車平均価格は2023年1月時点のデータ。


まとめ
 今回は4モデルをピックアップしたが、GRモデルには86やスープラなどのリアルスポーツ系も存在し、さらに新顔GRカローラなどバリエーションが拡大中だ。人気のあるブランドゆえ、中古車が値下がりしにくい傾向があるものの、モデルによっては低予算でねらえるものがある。比較的探しやすいのは、アクアやヤリスなどのコンパクトカー系。また、GRブランドのライバルとして、日産のニスモ、ホンダのモデューロXなども存在する。これらも合わせて探してみるとクルマ選びの幅が広がるはずだ。

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みんなのコメント

40件
  • なんちゃっての勢揃い。
  • トヨタのスポーツは供給に頼った車種ばかりでしょ
    オリジナルはカッコ悪いデザインと小細工
    マフラー4本だし風に見せればあら不思議
    CVTの直4でも多気筒のDCTのような見た目🎶
    そう満足してる幼稚な客層があまりにも多いから頭が痛い
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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