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輸入車ナンバーワンブランド「ミニ」。いま一番人気のボディタイプは?

掲載 更新 17
輸入車ナンバーワンブランド「ミニ」。いま一番人気のボディタイプは?

■初代は2001年に登場 現行型は3世代目

 1994年にドイツBMW傘下となった、イギリスを発祥とする名門自動車ブランドが「MINI(ミニ)」だ。

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 日本では、2001年3月2日から新生ミニの展開が始まった。すでに2016年から直近の2019年まで、輸入車登録台数ナンバーワンブランドになったほど人気となっている。

 2001年に発売された初代ミニは、従来のMini(クラシック・ミニ)を再設計するべく、それまでインチサイズを用いていた方式からミリを用いたメートル方式に変更している。ボディバリエーションは、当初は3ドアモデルのみで、後年には4シーターでソフトトップを持つコンバーチブルが追加されている。

 エンジンは自社による供給ではなく、BMWとクライスラーの合弁会社で製造された直列4気筒1.4リッター/1.6リッター/1.6リッター+スーパーチャージャーエンジンを搭載。トランスミッションもトヨタ系列のサプライヤーから供給を受けており、5速/6速MTとCVT、6速ATを用意していた。

 2007年には2代目にフルモデルチェンジ。外観に大きな違いはないが最大のポイントはBMW製のエンジンを搭載したことだろう。デビュー当初は、直列4気筒の1.4リッター/1.6リッター/1.6リッターターボエンジンを用意した。

 2代目ミニでもっとも注目なのが、クラブドアと呼ばれる、左右非対処のドアを採用した「ミニ・クラブマン」のラインアップだろう。全長とホイールベースを伸長し、運転席側のみに観音開きのドアを追加。おかげで後部の居住性を高めただけではなく、荷室容量も3ドアと比較して100リッターも容量アップ。バックドアも観音開きとなっていた。

 この世代では、2人乗りの「ミニ・クーペ」や「ミニ・ロードスター」のほか、ミニ・シリーズ初の5ドアとなる「ミニ・クロスオーバー」も追加。さらにクロスオーバーをベースにした3ドアモデル「ミニ・ペースマン」と、豊富なボディラインナップを誇っていた。

 同モデルは、BMWミニ・シリーズとしては日本初上陸となる2リッター直列4気筒ディーゼルターボを搭載したモデルもラインアップしていた。

■現行型は5つのボディタイプ そのなかの一番人気は?

 2013年には現行の3代目がデビュー。現在は「ミニ・3ドア」と「ミニ・5ドア」、それに「ミニ・コンバーチブル」と「ミニ・クラブマン」、「ミニ・クロスオーバー」と5つのボディラインアップになっている。

 そのほか、プラグインハイブリッド(PHEV)の「ミニ・ELECTRIC(ミニ・E)」をクロスオーバーに用意。スペシャルモデルのジョン・クーパー・ワークス(JCW)は、ミニ・5ドア以外のボディに用意されている。

 ちなみに3ドアと5ドアモデルは、この3代目から3ナンバーサイズとなった。以前のクラシックミニと比べると、ボディサイズの変わりように驚くばかりだ。だが、居住性にゆとりが生まれるのはユーザーにとって歓迎すべきことだろう。

 ミニ・クラブマンとミニ・クロスオーバーはいずれも5ドアではあるが、ミニ・クラブマンは従来から好評の観音開きのバックドアを踏襲し、ワゴンモデルのように荷室へ荷物を積み下ろしするユーザーを想定。

 ミニ・クロスオーバーも先代ではBMWミニシリーズとして初となる4輪駆動(ALL4)を採用。コンパクトSUVという位置づけで、それぞれキャラクターを際立たせている。

 搭載するエンジンだが、新たに採用した排気量1.5リッター/1.5リッターターボ直列3気筒に、2リッター/2リッターディーゼルターボ/2リッターターボの直4エンジンと、豊富にラインアップ。JCWは2リッター直列4気筒ターボではあるが、ボディタイプ別に出力が異なっており、ミニ・3ドアとミニ・コンバーチブルでは231ps、ミニ・クラブマンとミニ・クロスオーバーでは306psとなっている。もちろん特別なモデルだけあり、内外装にも特別な装備が採用されている。

 ビー・エム・ダブリュに現行MINIの売れ筋のボディタイプを聞いてみた。

「ボディタイプ別の人気順でいうと、1番人気がミニ・5ドアで、次がミニ・3ドア、ミニ・クラブマン、そしてミニ・クロスオーバー、ミニ・コンバーチブルと続きます」とBMW広報はこうコメントした。

 やはり、4名以上の乗車はもちろん、普段の買い物でも気軽に使えるミニ・5ドアが人気なのと、往年のクラシック・ミニ時代から現代まで連綿と続くデザインのミニ・3ドアに人気が集中しているようだ。

 続いてミニ・クラブマンが人気だが、これは後部座席の居住性や荷室への積み込みの良さで根強い人気を誇っているという。

 エンジンの人気はどうか。ガソリンとディーゼルどちらが人気なのかを聞くと「4割のオーナーがディーゼルを選んでいます」(同)とのこと。こちらはガソリン車より30%も優れた燃費効率を実現したクリーンディーゼルということと、走りも優れたエンジンということで、販売面でも貢献しているという。

 ちなみに2020年5月から、ディーゼルモデルの車両価格の値下げが発表されている。今後もディーゼルモデルの人気に拍車がかかりそうだ。

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みんなのコメント

17件
  • いつも通りのコメントで申し訳ないが、ミニなのにデカイんだよ…
  • 3ドアの2018年モデルに乗ってるけど、見た目と違って排気音がイカツイ奴で乗る度に楽しんでる。MTが選べたのも良かった。
    ユニオンジャック柄のテールランプが左右非対称デザインなのが、後発のクラブマンやカントリーマンのランプに比べてプレミア性があって気に入ってる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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