現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 全長4.1mで600馬力! 日産「超“コンパクト”GT-R」に反響多数!? 「売ってたんだ」「モンスター」 V6ツインターボ搭載で「市販化」してしまったスペシャルモデルとは

ここから本文です

全長4.1mで600馬力! 日産「超“コンパクト”GT-R」に反響多数!? 「売ってたんだ」「モンスター」 V6ツインターボ搭載で「市販化」してしまったスペシャルモデルとは

掲載 6
全長4.1mで600馬力! 日産「超“コンパクト”GT-R」に反響多数!? 「売ってたんだ」「モンスター」 V6ツインターボ搭載で「市販化」してしまったスペシャルモデルとは

■公式で出して「しまった」 スペシャルすぎるモデルとは

 日産「GT-R」は、「スカイラインGT-R」から含めると長きにわたって展開されてきた国産スポーツカーを代表するモデルでした。
 
 現行型である「R35型」は2025年モデルをもって生産終了が決定しましたが、そんなR35型の強力なパワートレインを“移植”されたコンパクトSUVが存在します。現在もなお、話題になるスペシャルモデルですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これが「超コンパクトGT-R」です!(85枚)

 その過激なモデルとは日産「ジュークR」です。2010年登場のコンパクトSUV「ジューク」をベースにしています。

 ジュークはコンパクトスポーツカーの俊敏さとSUVの力強さを結合させたコンパクトSUV。当時はまだコンパクトSUVが少なかったなか、直線や曲線、多角形を用いるなど奇抜デザインをまとってデビューしました。

 インテリアも精密機械のようなメカニカルさ、生体的なしなやかさを結合させた斬新なデザインで、他のクルマとは一線を画す、独創的なモデルでした。

 ボディサイズは全長4135-4165mm×全幅1765-1770mm×全高1565mm、ホイールベースは2530mm。パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンまたは1.6リッターガソリンターボエンジンが用意され、トランスミッションはCVTのみ、駆動方式はFFおよび4WDが設定されました。

 日本では独特なデザインながらも扱いやすいサイズなどから人気を博し、コンパクトSUVジャンルを開拓。欧州や北米などの海外でも販売されるなど、主力モデルへと成長を果たしました。

 日本では2019年末に販売終了しましたが、同年に2代目が発表されており、独特なデザインは引き継がれ、海外専用車として現在もラインナップされています。

 このジュークの初代モデルをベースに、日産の欧州法人は2011年10月4日、ジュークRを突如発表。同月25日にはスペインでサプライズ公開しました。

 開発は欧州日産のテクノロジーセンター(NTC-E)が手掛け、製造は英国のモータースポーツ大手RMLが担当。「世界最速のクロスオーバー」だといいます。

 「R」の名称の通り、パワーユニットにはGT-Rと同型の3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR38DETT」型を搭載。487馬力を発揮し、6速DCTと4WDシステム「アテーサE-TS」を組み合わせます。

 なお、GT-Rよりもホイールベースが短いことから、専用品のプロペラシャフトを取り付け、重量配分も考慮。

 ボディはロールケージが溶接され、サスペンション剛性も高められるなど、ボディワークにも手が入れられ、レーシング走行も見据えて開発されました。

 エクステリアはマットブラックに塗装され、ホイールはGT-Rと同じエンケイ製20インチの鍛造品を装着。フロントバンパーは5つの丸いロアダクトを備え、2分割リアスポイラーを装備するなど、ジュークらしい斬新なデザインに強い存在感が与えられています。

 インテリアはGT-Rと同じステアリングやシートなどが取り付けられ、まさに「コンパクトGT-R」ともいえる状態に仕上がりました。

 当初はワンオフモデル(厳密には左右ハンドル仕様があるため少なくとも2台存在)の予定でしたが、2012年5月、英国日産はこのジュークRを限定で市販することを発表。

 市販モデルは改良が加えられたGT-R 2012年モデルをベースとすることで、553馬力へとパワーアップしました。当時の価格は5000万円程度となっています。

 さらに、2015年6月に英国で開催されたモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、アップデートされた「ジュークR 2.0」が公開。

 2014年改良モデルのジュークとGT-R NISMOをベースとしており、最高出力600馬力へと出力向上を図るとともにデザインも一新。正統な進化を遂げています。このジュークR 2.0の市販化は残念ながら叶いませんでした。

 そんなジュークRですが、奇跡的な登場を果たしたモデルとしてスポーツカーファンを中心に話題が絶えず、SNSなどでもさまざまなコメントが投稿されています。

「こんな可愛らしいのに…」「R35と同じエンジン積んだジュークRってイカれたモンスターだよね」など、独創的なエクステリアに強力なユニットを搭載することに関心を持つ人は少なくないようです。

 また、「売ってたんだ!」「乗ってみたい」「運転したらどんな感じなんだろう」「2代目ジュークでも出てくれないかな~」など、市販化が叶っていたことへの驚きや、運転フィーリングの興味に加え、現行モデルをベースにしたジュークRを待つ意見も。

 さらに、「現代によみがえったパルサーGTI-R」など、かつて日産が販売していたコンパクトカー「パルサー」をベースに、世界ラリー選手権(WRC)に参戦するために強化したスペシャルモデル「GTI-R」を思い出した人もいるようです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

6速MTあり! ミツオカ最新「ビュートストーリー」がスゴい! 全長4m「ちょうどいいボディ」に超レトロデザイン×「豪華インテリア」採用! 「小さな高級車」どんなクルマ?
6速MTあり! ミツオカ最新「ビュートストーリー」がスゴい! 全長4m「ちょうどいいボディ」に超レトロデザイン×「豪華インテリア」採用! 「小さな高級車」どんなクルマ?
くるまのニュース
レッドブルのジュニアチームで5年目を迎える角田裕毅。ホーナー代表、2025年末で手放す可能性を示唆も、昇格も否定せず
レッドブルのジュニアチームで5年目を迎える角田裕毅。ホーナー代表、2025年末で手放す可能性を示唆も、昇格も否定せず
AUTOSPORT web
軽自動車サイズの布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」が一般販売開始
軽自動車サイズの布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」が一般販売開始
レスポンス
0-100キロ加速2.9秒! SL史上初PHEVのメルセデスAMG「SL 63 S Eパフォーマンス」は3350万円…日本仕様車は左ハンドルのみです
0-100キロ加速2.9秒! SL史上初PHEVのメルセデスAMG「SL 63 S Eパフォーマンス」は3350万円…日本仕様車は左ハンドルのみです
Auto Messe Web
新人コラピントは素晴らしいドライバーだ! 僚友アルボンが称賛。シーズン終盤にクラッシュ連続も「F1に相応しい存在」
新人コラピントは素晴らしいドライバーだ! 僚友アルボンが称賛。シーズン終盤にクラッシュ連続も「F1に相応しい存在」
motorsport.com 日本版
技術も力もいらない簡単装着! 持ってて安心な新タイヤチェーン「バイアスロン・イージーフィット」が雪道ドライブの最強の味方だった
技術も力もいらない簡単装着! 持ってて安心な新タイヤチェーン「バイアスロン・イージーフィット」が雪道ドライブの最強の味方だった
WEB CARTOP
制限速度を守ってる自分を抜かしていったクルマにオービスが光らないって納得いかん! なんで自動速度取締機は大幅にマージンをとってるの?
制限速度を守ってる自分を抜かしていったクルマにオービスが光らないって納得いかん! なんで自動速度取締機は大幅にマージンをとってるの?
WEB CARTOP
ミズノの「歩ける」ドライビングシューズ、新登場の高級モデル『ベアクラッチL』を試してみた
ミズノの「歩ける」ドライビングシューズ、新登場の高級モデル『ベアクラッチL』を試してみた
レスポンス
ホンダの新型ハイブリッドがすごい! しかも新開発!! 今のハイブリッドより圧倒的に楽しかった!!!
ホンダの新型ハイブリッドがすごい! しかも新開発!! 今のハイブリッドより圧倒的に楽しかった!!!
ベストカーWeb
ダカール挑戦のダチア、前哨戦モロッコでワンツーフィニッシュも「参戦してすぐに勝てるという前提はない」
ダカール挑戦のダチア、前哨戦モロッコでワンツーフィニッシュも「参戦してすぐに勝てるという前提はない」
motorsport.com 日本版
名神IC直結の「彦根お城トンネル」今日開通! 市中心部へ一気にワープ 名前に込めた意図とは?
名神IC直結の「彦根お城トンネル」今日開通! 市中心部へ一気にワープ 名前に込めた意図とは?
乗りものニュース
首都高「地獄の“大渋滞シーズン”」到来! なぜ「今だけ」混む? “年に1度”の交通情報「ほぼ全線が混んでいます」状態に 「余裕をもった利用を」呼びかけ
首都高「地獄の“大渋滞シーズン”」到来! なぜ「今だけ」混む? “年に1度”の交通情報「ほぼ全線が混んでいます」状態に 「余裕をもった利用を」呼びかけ
くるまのニュース
24年ぶりに復活! ホンダ新型「プレリュード」はクルマとの一体感が格上! ハイブリッドでも走りを楽しめるスゴい「強心臓&足回り」を搭載
24年ぶりに復活! ホンダ新型「プレリュード」はクルマとの一体感が格上! ハイブリッドでも走りを楽しめるスゴい「強心臓&足回り」を搭載
VAGUE
サイクリングロードは続くよどこまでも! 走って観光して2度美味しい
サイクリングロードは続くよどこまでも! 走って観光して2度美味しい
バイクのニュース
レッドブルのホーナー代表、モータースポーツへの貢献が認められCBE勲章を授与される。2013年のOBEに続く栄誉
レッドブルのホーナー代表、モータースポーツへの貢献が認められCBE勲章を授与される。2013年のOBEに続く栄誉
AUTOSPORT web
アルピーヌ、パワーユニット開発中止だけでなく車両開発スタッフも200人リストラ……しかしその効果は絶大? オークス代表「スリム化は正しいと証明できた」
アルピーヌ、パワーユニット開発中止だけでなく車両開発スタッフも200人リストラ……しかしその効果は絶大? オークス代表「スリム化は正しいと証明できた」
motorsport.com 日本版
ホンダ日産統合で激変? ガチのライバル[アキュラ]と[インフィニティ]の未来はどうなる?
ホンダ日産統合で激変? ガチのライバル[アキュラ]と[インフィニティ]の未来はどうなる?
ベストカーWeb
うぉぉぉ!! 人間技じゃねえ トヨタ[ギネス世界記録] AIロボの超ロングシュートが凄すぎる
うぉぉぉ!! 人間技じゃねえ トヨタ[ギネス世界記録] AIロボの超ロングシュートが凄すぎる
ベストカーWeb

みんなのコメント

6件
  • bob
    何でいま?
    ネタ切れですか…
  • zvw********
    この際潔く、

    「反響多数だった釣りタイトル◯選」なんて特集組んでみたらどうよ?

    反響とは当然ディスコメでねw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.8346.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

24.0250.8万円

中古車を検索
ジュークの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.8346.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

24.0250.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村