新型日産エクストレイル(X-TRAIL) 主駆動モーターは新開発 BM46型
日産の新型エクストレイルは、1.5ℓ直列3気筒の可変圧縮比(VCR)ターボエンジンを搭載しモ…
新型エクストレイル(X-trail)日本仕様は海外仕様とデザインが違う? 同じ?
4代目エクストレイルを見ていこう
上が先代、下が新型エクストレイル。新型のほうがだいぶ大きくどっしりしているように見える。リヤビューも同様に存在感があるデザイン。今回発表となった新型エクストレイルは、エクストレイルにとっての4代目のモデルとなる(当たり前だが先代モデルが3代目)。
先代モデルは、ルノー・日産のモジュラープラットフォームであるCMF(コモン・モジュール・ファミリー)の第一弾。ミッドサイズ用のCMF-C/Dを採用していた。新型はどうかといえば、引き続きCMF-C/Dを使う。ただし、日本仕様のエクストレイルは全車e-POWERとなったため、同じCMF-C/Dでもフロアは大幅に強化されている。
まずはボディサイズ比較
上が先代、下が新型エクストレイル。左が新型、右が先代エクストレイル。どちらもVモーショングリルだが、印象はかなり違う。フロントビュー写真と同様に左が新型、右が先代エクストレイル。サイドパネルは新型になって角度が立っている。まずはボディサイズを比べてみよう。サイドビューを見ると、Aピラーの角度は新旧で同じに見える。また、フロントグリルは新型になって、ほぼ直立した。そのおかげで新型のほうが大きく、堂々と見える。
先代エクストレイル
全長×全幅×全高:4690mm×1820mm×1730mm
ホイールベース:2705mm
新型エクストレイル
全長×全幅×全高:4660mm×1840mm×1720mm
ホイールベース:2705mm
ホイールベースは新旧で同じ。新型のほうが大きく見えるが、全長は30mm、新型のほうが短い。
使い勝手に影響する最小回転半径は、
先代エクストレイル(FF)
5.6m
新型エクストレイル(FF)
5.4m
となっている。
インテリア比較
上が先代、下が新型エクストレイル。インテリアは一気に「現代的」になった。室内寸法は
先代エクストレイル(FF)
室内長×幅×高:2005mm×1535mm×1270mm
新型エクストレイル(FF)
室内長×幅×高:1980mm×1540mm×1255mm
先代エクストレイルの室内新型エクストレイルパワートレーン比較
新型エクストレイルの日本仕様は、すべてe-POWERとなる。
旧型は2.0ℓ直4直噴自然吸気エンジン(MR20DD型)+CVTとCVTにモーターを組み込んだハイブリッドだ。スペックを見ていこう。
先代エクストレイル
先代エクストレイル(2.0ℓ直4DOHC(147ps/207Nm)+CVT)
先代エクストレイル(ハイブリッド)
形式:直列4気筒DOHC
型式:MR20DD
ボア×ストローク:84.0mm×90.1mm
排気量:1497cc
圧縮比:11.2
最高出力:108kW(147ps)/6000rpm
最大トルク:207Nm/4400rpm
モーター最高出力:30kW(41ps)
モーター最大トルク:160Nm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:60ℓ新型エクストレイル
新型エクストレイル
発電用エンジン
形式:1.5ℓ直列3気筒VCRターボ
型式:KR15DDT
ボア×ストローク:84.0mm×90.1mm
排気量:1497cc
圧縮比:8.0-14.0
最高出力:106kW/4400-5000rpm
最大トルク:250Nm/2400-4000rpm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:55ℓ
モーター
BM46型交流同期モーター
最高出力:150kW(204ps)/4739-5623rpm
最大トルク:330Nm/0-3505rpm
リヤモーター
MM48型交流同期モーター
最高出力:100kW/4897-9504rpm
最大トルク:195Nm/0-4897rpm先代モデルはエンジン駆動だが、新型はエンジンは発電用で駆動は電動。だから、旧型(147ps/207Nm)と比べるべきはモーター。そして、BM46型交流同期モーターは204ps/330Nmと先代よりはるかに強力だ。ちなみに、新型エクストレイルの4WDのリヤもモーター駆動である。
では燃費は?
パワフルになった新型だが、燃費はどうだろう?
新型エクストレイル
WLTC燃費:2WD 19.7km/ℓ
市街地モード17.3km/ℓ
郊外モード21.7km/ℓ
高速道路モード19.7km/ℓ
WLTC燃費:4WD 18.4km/ℓ
市街地モード16.1km/ℓ
郊外モード20.5km/ℓ
高速道路モード18.3km/ℓ
先代エクストレイル(20Xiハイブリッド)
WLTC燃費:2WD 15.0km/ℓ
WLTC燃費:4WD 13.8km/ℓ
新型は2WDで31%、4WDで33%も燃費が向上している。
あわせて読みたい VCターボ初搭載「新型エクストレイル」の走りはまず静粛性の高さに舌を巻く!【新型エクストレイル試乗記】
日産を代表するミドルサイズSUV「エクストレイル」が、9年を経て4代目の新型モデルへと生まれ…
最後に気になる価格の比較を……
スペックもだが、最後に気になる価格比較をしてみよう。
新型エクストレイル
S(2WD):319万8800円~G(e-4ORCE):449万9000円
先代エクストレイル
20S Vセレクション(2WD):248万2700円~20Xiハイブリッドレザーエディション(4WD)382万2500円
先代は、250万円を切るお手頃価格のグレードが設定されていたが、新型はエントリーグレードでも約320万円。
4WDモデルの価格も最上級グレードで約70万円ほどアップしている。しかしこの進化具合を考えると、なるほどこの価格になるのは当然、という気もするが、いかがだろうか。気になるかたはぜひ試乗して、確かめてみて欲しい。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
660ccの「小さな高級車」って最高! めちゃ上品な「オトナの軽自動車」に称賛の声! ダイハツ本気の「ラグジュアリー仕様」が凄かった!
日産が新型「美麗セダン」発表に大反響! 6速MT設定&ド迫力顔に「超カッコイイ」の声! 顔面刷新の「セントラ」智に登場
もしやヴェゼル窮地!? お、値段以上に立派なバカ売れWR-Vってコスパ最強じゃない!?
マツダ「すごいロードスター」実車公開! 国内初の「2リッターエンジン」搭載した“最強ソフトトップ仕様”! 市販前提「スピリットRS」登場!
「覆面パトカー」どうやって見分ける? 「クラウン」だけではない!? 「走り方」や「ナンバー」にも注目! 共通する特徴とは
みんなのコメント
2.5LクラスのHVとの違いは自動車税が安くなることです。
エクストレイルの最大の売りはe―フォースに有りますモ―タ―駆動四駆は機械式四駆を置き去りにした、言葉かピッタリ。
VCタ―ボは通常の3気筒と比べると、V6と同じ位振動、騒音値が低い事も特筆。
雪道でのe―フォースの実力が他社HVと違いを見せつける事が大変楽しみです。