■新型「ヤリス」の販売面での武器!? トヨタ初となる新装備とは
2020年を迎えたクルマ業界において、年明け早々の2月に発売される注目車種が、トヨタ新型「ヤリス」とホンダ新型「フィット」です。
トヨタ 新型「ヤリス」は世界トップの燃費を実現? 走りもスゴい進化の度合いとは
どちらも、日本を代表するコンパクトカーのフルモデルチェンジによって誕生する車種ということですが、いったいどのような点が違い、どちらが売れ行きを伸ばすのでしょうか。発売まで約1か月に迫るなか、2台を比較します。
2019年10月18日に世界初公開されたトヨタ新型「ヤリス」は、国内では「ヴィッツ」として販売されていたモデルの後継車です。車名を海外で使われていた「ヤリス」に変更することで、生まれ変わります。
2019年12月上旬には、すでに一部のトヨタの販売店で予約受注が開始されていたといい、新型ヤリスを扱うネッツ店は同年12月下旬に「現段階で、受注されたお客さまの納期は2020年3月から4月くらいを見込んでいます」とコメントしています。
新型ヤリスは、現行ヴィッツからプラットフォームを刷新し、新開発の「GA-B」プラットフォームを採用。
ボディサイズは、全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmから1515mmで、ホイールベース2550mm、室内の寸法は室内長1845mm×室内幅1430mm×室内高1190mmに設定されています。
パワートレインは、ガソリン車は1リッター/1.5リッター直列3気筒エンジンの2種類を搭載し、CVTが組み合わされ駆動方式は2WDとなりますが、1.5リッターのみCVT/4WD仕様(2020年4月発売予定)や2WD/6速MT仕様が選択できます。
ハイブリッド車は、1.5リッター直列3気筒エンジンに新開発のハイブリッドシステムを組み合わせた仕様です。燃費性能は世界トップレベルのWLTCモード36.0km/Lを達成したほか、力強い走りも両立させているといいます。
トランスミッションは電気式無断変速機で、駆動方式は2WDとトヨタのコンパクトカー初の電気式4WDシステム「E-Four」が設定されます。
※ ※ ※
新型ヤリスの注目ポイントのひとつに、先進的な運転支援装備や予防安全装備の採用が挙げられます。
トヨタ初の高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」や、交差点右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知する「Toyota Safety Sense」を、最廉価のモデル以外の全車に標準装備。
また、スマートフォンと連携する「ディスプレイオーディオ」を全車へ標準装備しました。
新型ヤリスは2020年2月10日に発売される予定です。
■新型「フィット」は燃費以外でも勝負? 開発時に注力されたポイントとは
4代目となる新型フィットは、2019年10月23日におこなわれた東京モーターショー2019で世界初公開されました。
このとき、5種類のグレード展開や搭載される先進機能などが発表されたほか、各グレードの実車が展示されました。
プラットフォームは3代目フィットのプラットフォームを改良したものになると、ホンダは説明します。しかし、2019年12月下旬時点では、燃費も含めたスペックや価格などは明らかになっていません。
ちなみに、3代目フィットのボディサイズは全長3990mmから4045mm×全幅1695mm×全高1525mmから1550mm、ホイールベース2530mm、室内の寸法は室内長1935mm×室内幅1450mm×室内高1280mmです。
新型フィットに搭載されるパワートレインは、1.3リッターガソリンと、1.5リッター+2モーターの新型ハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類です。
e:HEVは、ホンダがすでに「アコード」や「オデッセイ」などで実績のある2モーターハイブリッドシステムを小型化し改良したもので、これにより現行モデルからの大幅な燃費向上が期待されます。
また、予防安全システム「Honda SENSING」を搭載し、歩行者や自転車の検知に対応した衝突被害軽減ブレーキや、ホンダ初の近距離衝突軽減ブレーキを搭載します。
そして、フィットならではとなる特徴として、“心地よさ”が追求されたことが挙げられます。
前方視界においては、極細フロントピラーを採用したことで、右左折時にしっかりと前方を確認できます。衝突被害軽減ブレーキ以外に、これも予防安全性能のひとつといえるでしょう。
人の骨格を研究して設計されたフロントの「ボディースタビライジングシート」は、長距離ドライブでも快適な乗り心地を提供します。
※ ※ ※
新型ヤリスの車両価格(消費税込、以下同様)は、139万5000円から249万3000円です。
新型ヤリスと現行ヴィッツの価格を量販グレードで比較すると、ヤリスの1.5リッターガソリン「X 2WD ダイレクトシフトCVT」が159万8000円、ヴィッツの1.3リッターガソリン「F 2WD Super CVT-i」が150万9200円で、その差は8万8800円です。
新型フィットの価格は公表されていませんが、3代目フィットが1モーター式のハイブリッドシステムだったのに対し、2モーター式ハイブリッドシステムへグレードアップしたことなどを考えると、とくにハイブリッド仕様では価格が上がることが予想されます。
ちなみに、3代目フィットのモデル末期の車両価格は145万5300円から241万1200円です。新型ヤリスに対して、どれほど魅力的な価格を設定できるかによって、両車の売れ行きが変わってくると予想されます。
2020年に迎える最新コンパクトカー同士の販売競争から、いまから目が離せません。
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