この記事をまとめると
■EVのバッテリー残量が極端に少なくなったときの走り方を確認する
EVのバッテリーを交換式にすれば充電待ち時間なくなるじゃん! が「画期的アイディア」とならないワケ
■まずは空調を止めて、寒いときにはシートヒーターを使用するのが効果的
■走行モードを「エコ」「Bレンジ」に設定して積極的に回生による電力回収も心がけるべし
エアコンは止めてシートヒーターの活用が効果的
電気自動車(EV)の車載バッテリー充電残量が極端に少なくなった際の対処法は、いうまでもなく電力消費を抑えることだ。走行に必要な電力以外の、たとえば空調は止める。ただし、夜間や雨天の場合は、ライトやワイパーを止めることはできないので、安全第一で考える必要がある。
空調を止めるといっても、冬は寒さに耐えられなくなる懸念が生じる。そこで、空調を使わなくても暖をとる方法としてシートヒーターがある。シートヒーターは、空調に比べ電力消費が10分の1でしかなく、走行のための電力消費への影響が少ない。また、シートヒーターは一度温まるとしばらく温かさが残り、体を保温してくれる。なおかつ、防寒のコートなどを膝に掛ければ、さらに温かさは長持ちする。
そこで、新車でEVを買う場合は、シートヒーターやハンドルヒーターを装備するのがコツだ。
それら冬の対策は、たとえば豪雪で道路が大渋滞になったときにも役立つ暖のとりかただ。EVに限った話ではなく、エンジン車でも長時間の渋滞に巻き込まれれば、やがて燃料が尽きる。さらに停車が長くなった際には、排出ガスで一酸化中毒になる恐れもある。EVだけが不安なのではなく、エンジン車も自然災害に近い気候では似たような状況に陥る可能性がある。
毛布や防寒着などをあらかじめ備えておくことが冬の移動では大切なことだ。
エコモードとBレンジで回生による電力回収
次に、EVの駆動用バッテリーの充電量に不安が出たら、走行モードの選択ができるならエコモードに切り替え、無駄な電力消費を抑える。さらに、回生を強く効かせることのできるBレンジへDレンジから切り替える。こうすると、わずかな速度調節でも、アクセルを戻した際には積極的に発電し、バッテリーに充電することができる。
これらの手立ても、登り坂がずっと続く道路では効果が限られる。EVの一充電走行距離で気にすべきは、単に距離だけでなく、登り坂か下り坂かという高低差が重要になってくる。逆にいえば、バッテリーの充電残量が少なくなっても、その先に下り坂が続くのであれば走行距離を伸ばすことも不可能ではないのだ。
そのうえで、運転中に走行可能距離を心配し続けるのは不安だし面倒だ。たとえば軽EVの日産サクラは、バッテリー充電残量が残り20%を切ると警告表示が出され、最寄りの充電設備をカーナビゲーションで案内する仕組みになっている。20%というと5分の1の残量であり約4kWhほどだ。サクラの電力消費はWLTCで約8km/kWhだから、32kmほど走れることになる。その間には充電器がいくつも見つかるはずだ。無暗に充電を急ぐ必要はないが、充電残量の警告が出たら、最寄りの充電器で早めに充電すれば電欠の心配はない。
ガソリン残量が減るとランプで知らせるのと同じように、 EVも充電残量の警告は付いているし、ナビゲーションやスマートフォンのアプリケーションで充電器の場所を検索できるので、充電すること自体はそれほどの懸念材料ではない。昨今はガソリンスタンドも廃業が増え、ぎりぎりまで無理しないというのはエンジン車も同じなのだ。
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みんなのコメント
野山を伐採して太陽光パネルを建てるくらいなら、植樹して二酸化炭素を吸わせた方がいいだろう。
そんな計画性のない奴はガソリン車でもガス欠する。