現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > バッテリー残量が少ない! EVで電欠しないために「充電スポットを探す」前にすべきこととは?

ここから本文です

バッテリー残量が少ない! EVで電欠しないために「充電スポットを探す」前にすべきこととは?

掲載 27
バッテリー残量が少ない! EVで電欠しないために「充電スポットを探す」前にすべきこととは?

 この記事をまとめると

■EVのバッテリー残量が極端に少なくなったときの走り方を確認する

EVのバッテリーを交換式にすれば充電待ち時間なくなるじゃん! が「画期的アイディア」とならないワケ

■まずは空調を止めて、寒いときにはシートヒーターを使用するのが効果的

■走行モードを「エコ」「Bレンジ」に設定して積極的に回生による電力回収も心がけるべし

 エアコンは止めてシートヒーターの活用が効果的

 電気自動車(EV)の車載バッテリー充電残量が極端に少なくなった際の対処法は、いうまでもなく電力消費を抑えることだ。走行に必要な電力以外の、たとえば空調は止める。ただし、夜間や雨天の場合は、ライトやワイパーを止めることはできないので、安全第一で考える必要がある。

 空調を止めるといっても、冬は寒さに耐えられなくなる懸念が生じる。そこで、空調を使わなくても暖をとる方法としてシートヒーターがある。シートヒーターは、空調に比べ電力消費が10分の1でしかなく、走行のための電力消費への影響が少ない。また、シートヒーターは一度温まるとしばらく温かさが残り、体を保温してくれる。なおかつ、防寒のコートなどを膝に掛ければ、さらに温かさは長持ちする。

 そこで、新車でEVを買う場合は、シートヒーターやハンドルヒーターを装備するのがコツだ。

 それら冬の対策は、たとえば豪雪で道路が大渋滞になったときにも役立つ暖のとりかただ。EVに限った話ではなく、エンジン車でも長時間の渋滞に巻き込まれれば、やがて燃料が尽きる。さらに停車が長くなった際には、排出ガスで一酸化中毒になる恐れもある。EVだけが不安なのではなく、エンジン車も自然災害に近い気候では似たような状況に陥る可能性がある。

 毛布や防寒着などをあらかじめ備えておくことが冬の移動では大切なことだ。

 エコモードとBレンジで回生による電力回収

 次に、EVの駆動用バッテリーの充電量に不安が出たら、走行モードの選択ができるならエコモードに切り替え、無駄な電力消費を抑える。さらに、回生を強く効かせることのできるBレンジへDレンジから切り替える。こうすると、わずかな速度調節でも、アクセルを戻した際には積極的に発電し、バッテリーに充電することができる。

 これらの手立ても、登り坂がずっと続く道路では効果が限られる。EVの一充電走行距離で気にすべきは、単に距離だけでなく、登り坂か下り坂かという高低差が重要になってくる。逆にいえば、バッテリーの充電残量が少なくなっても、その先に下り坂が続くのであれば走行距離を伸ばすことも不可能ではないのだ。

 そのうえで、運転中に走行可能距離を心配し続けるのは不安だし面倒だ。たとえば軽EVの日産サクラは、バッテリー充電残量が残り20%を切ると警告表示が出され、最寄りの充電設備をカーナビゲーションで案内する仕組みになっている。20%というと5分の1の残量であり約4kWhほどだ。サクラの電力消費はWLTCで約8km/kWhだから、32kmほど走れることになる。その間には充電器がいくつも見つかるはずだ。無暗に充電を急ぐ必要はないが、充電残量の警告が出たら、最寄りの充電器で早めに充電すれば電欠の心配はない。

 ガソリン残量が減るとランプで知らせるのと同じように、 EVも充電残量の警告は付いているし、ナビゲーションやスマートフォンのアプリケーションで充電器の場所を検索できるので、充電すること自体はそれほどの懸念材料ではない。昨今はガソリンスタンドも廃業が増え、ぎりぎりまで無理しないというのはエンジン車も同じなのだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
Auto Prove

みんなのコメント

27件
  • EVからエンジン車に乗り換える。

    野山を伐採して太陽光パネルを建てるくらいなら、植樹して二酸化炭素を吸わせた方がいいだろう。
  • テスラ乗りだけど、充電は事前にSPOTは確認しておくから、何の問題もない。
    そんな計画性のない奴はガソリン車でもガス欠する。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

253.7308.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

108.0287.8万円

中古車を検索
サクラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

253.7308.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

108.0287.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村