ジャガー・ランドローバーは、SUV「ディフェンダー」をベースにした燃料電池車(FCV)のプロトタイプを開発し、2021年末に英国でテスト走行を実施すると発表した。同社は36年までに販売するモデルの走行中の排出ガスをゼロにする「プロジェクト・ゼウス」を推進しており、FCVの開発もこの一環。
開発中のFCVのプロトタイプであるディフェンダーは水素を燃料として走行中の排出ガスがゼロ。マレリ・オートモーティブ・システムやAVL、デルタ・モータースポーツなどが開発に協力している。21年末にテスト走行を開始し、オフロード性能や燃費などの特性を検証する。
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同社は36年までに販売車両をゼロエミッション化し、39年までにサプライチェーンや製品、オペレーションのすべてでカーボンニュートラル化する計画。FCVはゼロエミッション化に向けて電気自動車(EV)を補完する環境対応車として開発している。大型で長距離走行が求められるモデルや、高温・低温の環境下で使用される車両としてFCVが適しているとする。
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