「スポーツモード」とは呼ばない
現在のロールス・ロイスのセレクターレバーは、センターコンソールではなくステアリングホイール脇、ウインカーレバーとちょうど相対する場所に置かれている。上にぽん、と操作して「R(後退)」、真ん中が「N(ニュートラル)」、下へとんと落とせば「D(ドライブ)」に入る仕組みだ。
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そのレバーの根元部分には、さらに「LOW」という3文字のアルファベットが刻まれた小さなボタンがある。これがいわゆるローモードスイッチで、オンにするとATの変速スピードが速くなり、運転にダイレクト感が増す。いわば「スポーツモード」と呼べるスイッチなのだが、ロールス・ロイスは決してスポーツとは謳わない。
変速スピードが25%アップ
曰く、「ロールス・ロイス独特の運転体験は、ほとんどドライバーが感知することのない、永遠に繋がり続けるようなひとつのギヤによってもたらされます。しかし、路面の状況や環境によっては、より直接的でダイナミックなキャラクターを必要とされる場合もあるでしょう。その瞬間のために、ロールス・ロイスが開発したのが“ローモード”なのです」(ロールス・ロイス公式資料より)
ローモードをオンにすると、トランスミッションの変速スピードは最大25%速くなる。これによって加速感が強まり、エンジンから溢れ出すパワーがより敏感にドライバーへと伝わる、という塩梅だ。状況に合わせて低速ギアを積極的に保持するので、長い下り勾配などでも活用できる。
ブラックバッジは独自のセッティングに
「スポーティなロールス・ロイス」という意外性のあるキャラクターを携えて登場し、若い顧客層を中心に人気を集めているブラックバッジシリーズでは、このローモードの設定も異なっている。
トランスミッションの変速スピードを、ブラックバッジの場合は最大50%までスピードアップ。ブレーキング時のダウンシフトもより素速く行われ、低速ギヤの使用頻度もさらに増加する。加えて、2年以上の時間を費やしてサウンド面も徹底的にチューニングを実施。特製のエキゾーストシステムにより、V12が一層荘厳なバッソ・プロフォンド(バスの中でも特に低く深い声域)を奏でるようになる。
フルサウンドを楽しむためのおもてなし
ただし、強大なトルクを発する6.75リッターのV12エンジンを積むロールス・ロイスのスロットルペダルを、床近くまで踏み込むようなことは日常ほとんどないだろう。せっかくの“サウンド”を存分に楽しむにはクローズドコースにでも行かなければならないのでは?と懸念するものの、心配はどうやら無用である。前述の公式資料には、こう書かれている。
「ブラックバッジのサウンドスケープをとことん楽しみたいというお客様のために、車両が停止しギヤが“パーキング”もしくは“ニュートラル”に入った状態でも、ローモードを選択すればエキゾーストフラップが開放されます。スロットルペダルを思い切り踏み込んでいただければ、自慢のエンジンサウンドをご披露いたします」
ロールス・ロイス一流のもてなしは、どんな細部にも宿されているのである。
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