レクサス、欧州での販売縮小
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】レクサスCT、RC、IS【欧州から撤退する3モデルを写真で見る】 全164枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
レクサスは、IS、RC、CTの各モデルの英国への輸出を停止した。
現在、3つのモデルはすべて「在庫のみ」とされており、レクサスの広報担当者はこれ以上は英国に持ち込まないことを明らかにした。在庫は他の量産車ブランドとは異なり、複数のディーラーネットワークではなく、レクサスの正規店でのみ集中的に管理されている。
レクサスは今年初め、BMW 3シリーズのライバルとなる新世代のISを発表した。しかし、ISは日本、米国、その他のアジア市場でのみ販売され、欧州での導入は予定されていない。
同社の英国法人は当時、新型セダンのESがISを2対1で上回っていると述べていたが、これは小型モデルの人気低下を反映したものである。
クーペのRC(およびRC F)はISをベースにしているので、欧州で新モデルが販売される可能性も低い。2019年は1000台強が新車登録された。
先代のトヨタ・オーリスやプリウスとプラットフォームを共有していたハイブリッド専用のCTは、2011年からマイナーチェンジのみで販売されている。
CTはビジネスユースでの人気が高く、2017年に米国市場から撤退した後も、欧州では長く販売され続けていた。
CTの後継モデルはまだ確認されていない。しかし、AUTOCARは、クロスオーバーのUXよりも小さいモデルが2021年のデビューを控えていると考えている。
ただ、そのクルマがどのような形になるのかは、まだ見えてこない。完全EVとなる可能性もある。
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