現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!

ここから本文です

美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!

掲載 9
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!

■ラグジュアリーな三菱の「スポーツクーペ」

「エクリプス」は、三菱が発売していた3ドアクーペです。
 
 日本では2度のモデルチェンジを経て2006年まで販売されましたが、同年でシリーズ展開は終了。
 
 しかし実は、人気が高かった北米市場では販売が継続しており、2005年には日本では見慣れない「4代目モデル」も登場していました。

【画像】超カッコイイ! これが三菱の「斬新スポーツカー」です!(52枚)

 エクリプスが誕生したのは1989年のこと。

 映画「キャノン・ボール2」にも登場して高い人気を誇った「スタリオン」の後継モデルとして、まずは北米市場でデビューしました。

 同車は流線形のスタイリッシュなボディに高性能な2リッターエンジンを搭載しており、同クラスの競合車を上回る人気を獲得します。

 日本国内においても北米製の輸入車として、1990年に左ハンドルのまま導入されました。

 そして1994年には、より丸みを帯びたデザインへと進化した2代目が登場。

 初代よりもエンジンパワーがアップしているのが特徴で、さらにルーフが開閉可能なコンバーチブルモデル「スパイダー」がグレードに追加されました。2代目もクーペ、スパイダー共に国内へ輸入されています。

 その後1999年には3代目がデビューし、三菱の上級スポーツクーペ「GTO」の後期型との共通性を感じさせるフェイスデザインを採用。

 しかしスポーツカーとしての性能を追求した2代目とは異なり、どちららかと言えばラグジュアリーカーとしての側面が強いモデルでした。なお3代目のみ、国内には2004年にスパイダーのみが導入されていました。

 日本ではこの3代目までが販売されましたが、国内のクーペ需要低下もあり、残念ながら2006年3月で販売を終了します。

 同時期に北米では4代目が登場していたものの、日本では発売されることはありませんでした。

 このようにして日本未発売となった4代目「エクリプス」は、著名なカーデザイナー オリビエ・ブーレイ氏の手掛けた、フロントグリルの中央が盛り上がったようなデザインを採用。

 このデザインは同時期の三菱車によく用いられており、コンパクトカーの「コルト」や中型セダン「ランサー」にも採用されていました。

 こうして通称「ブーレイ顔」となった4代目エクリプスは、クーペらしい低くダイナミックなスタイリングに、丸みを帯びたディテールを組み合わせたボディが特徴。

 パワーユニットには2種類が用意され、最高出力260馬力を発揮する3.8リッターV型6気筒エンジンおよび、165馬力の2.4リッターエンジンを搭載していました。

 もともと北米人気が高いモデルということにくわえて、性能と比較し車両価格が安いこともあり、エクリプスは4代目でも高い支持を獲得。

 さらに前モデルにもあったスパイダーを追加し、その人気を確固たるものにします。

 また後に実施したマイナーチェンジでは、フロントマスクの中央で個性を彩ったブーレイ顔を廃止。

 日産「GT-R」やアウディ車にも通じる“巨大な縦型フロントグリル”を備えたデザインへと変更になり、さらにスポーティで迫力あふれる見た目へと進化します。

 しかし、三菱の北米市場における全体的な売れ行きが厳しくなったことから、2011年に北米専用モデルの廃止が決定。

 長年人気だったエクリプスもついにモデル廃止の対象となり、2012年限りで販売終了となってしまったのです。

※ ※ ※

 このように、エクリプスの4代目モデルはデザインレベルも高く個性的で、日本では未発売ながらアメリカでは高い人気を誇った一台でした。

 折しもその頃は国内メーカーの2ドアクーペ車が相次いで消滅していた時期であり、もしも最終型となった4代目モデルを日本に輸入していたならば、決して低くはない人気を獲得していたのかもしれません。

 また、エクリプスは4代目を持ってモデル終了となりましたが、2017年には車名を一部引き継いだSUV「エクリプスクロス」が登場。

 日本市場においても2018年には発売され、現在もラインナップの一角として、三菱を支える一台となっています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【米国】トヨタ「カローラ“FX”」20年ぶり復活! 「専用エアロ」×走りの“スポーツサス”採用! レトロ&スポーティな「旧型オマージュ仕様」が登場 どんなモデル?
【米国】トヨタ「カローラ“FX”」20年ぶり復活! 「専用エアロ」×走りの“スポーツサス”採用! レトロ&スポーティな「旧型オマージュ仕様」が登場 どんなモデル?
くるまのニュース
日産「“次期”スカイライン」登場しないのか? 待望の「V38型」は“全電動車”化か!? 現行型「異例の11年目」突入で今後はどうなる… 北米では「4ドアクーペ」コンセプトの姿も
日産「“次期”スカイライン」登場しないのか? 待望の「V38型」は“全電動車”化か!? 現行型「異例の11年目」突入で今後はどうなる… 北米では「4ドアクーペ」コンセプトの姿も
くるまのニュース
【中国】いま日産に必要なのは「廉価なSUV」! 最適モデルは“海外”に存在!? 国内販売を期待したい小型SUV「キャシュカイ グローリー」とは
【中国】いま日産に必要なのは「廉価なSUV」! 最適モデルは“海外”に存在!? 国内販売を期待したい小型SUV「キャシュカイ グローリー」とは
くるまのニュース
【予想CG】トヨタ“新型7人乗りプリウス”「アルファ」を大胆予想! ながーーい「3列ステーションワゴン」出ないの? 復活が熱望される予想レンダリングをCGデザイナーが制作
【予想CG】トヨタ“新型7人乗りプリウス”「アルファ」を大胆予想! ながーーい「3列ステーションワゴン」出ないの? 復活が熱望される予想レンダリングをCGデザイナーが制作
くるまのニュース
【ブラジル】ホンダ「シティハッチバック」改良モデルに反響集まる! 「顔面刷新」でスポーティ感アップ! 全長“4.3m級”ボディの新「コンパクトモデル」登場!
【ブラジル】ホンダ「シティハッチバック」改良モデルに反響集まる! 「顔面刷新」でスポーティ感アップ! 全長“4.3m級”ボディの新「コンパクトモデル」登場!
くるまのニュース
トヨタ次期型「セリカ」登場へ! クーペボディ採用? 「高性能4WD」搭載? 「スペシャリティモデル」もあり? 予想CGも登場で注目集まる! 待望の「復活モデル」どんな車になるのか
トヨタ次期型「セリカ」登場へ! クーペボディ採用? 「高性能4WD」搭載? 「スペシャリティモデル」もあり? 予想CGも登場で注目集まる! 待望の「復活モデル」どんな車になるのか
くるまのニュース
【ニュージーランド】スバル新型「WRX“ワゴン”」発表! 2.4リッター「水平対向エンジン」×疑似8AT採用の「tS」!最上位の「新モデル」登場
【ニュージーランド】スバル新型「WRX“ワゴン”」発表! 2.4リッター「水平対向エンジン」×疑似8AT採用の「tS」!最上位の「新モデル」登場
くるまのニュース
スズキが2025年1月に新「ソリオ」公開へ! トヨタ「ルーミー」“強力ライバル”の進化に反響多数! 迫力増した「精悍マスク」に驚きの“熱視線”集まる!
スズキが2025年1月に新「ソリオ」公開へ! トヨタ「ルーミー」“強力ライバル”の進化に反響多数! 迫力増した「精悍マスク」に驚きの“熱視線”集まる!
くるまのニュース
【アジア】ホンダ“最小・最安級”の「ブリオ」とは? 全長3.8mボディ&「5速MT」や「RS」モデルも! “フィット”より小さな「コンパクトカー」に熱視線!
【アジア】ホンダ“最小・最安級”の「ブリオ」とは? 全長3.8mボディ&「5速MT」や「RS」モデルも! “フィット”より小さな「コンパクトカー」に熱視線!
くるまのニュース
【中国】トヨタ「ハリアー“リンファン”」に注目! 「最も美しいSUV」と言われるモデルは日本の「ハリアー」とどう違う? 日本円で「約60万円値下げ」実施の「流麗SUV」とは?
【中国】トヨタ「ハリアー“リンファン”」に注目! 「最も美しいSUV」と言われるモデルは日本の「ハリアー」とどう違う? 日本円で「約60万円値下げ」実施の「流麗SUV」とは?
くるまのニュース
 “86セダン”な「LS86」がスゴかった! まさかの「カムリ」ベースな「5人乗り&4ドア仕様」!  NATS学生が作ってた「カスタムカー」とは
“86セダン”な「LS86」がスゴかった! まさかの「カムリ」ベースな「5人乗り&4ドア仕様」! NATS学生が作ってた「カスタムカー」とは
くるまのニュース
8人乗り&4人乗り登場! トヨタ新「アルファード/ヴェルファイア」発表! 安いグレード&PHEV追加で価格差550万円!? 一部改良何が変わった? さらなる豪華仕様も
8人乗り&4人乗り登場! トヨタ新「アルファード/ヴェルファイア」発表! 安いグレード&PHEV追加で価格差550万円!? 一部改良何が変わった? さらなる豪華仕様も
くるまのニュース
全長5m超えトヨタの「黒いシエナ」発見! リアには黒エンブレムも付与!? 個性ある3代目が中古車市場で約662万円!
全長5m超えトヨタの「黒いシエナ」発見! リアには黒エンブレムも付与!? 個性ある3代目が中古車市場で約662万円!
くるまのニュース
【米国】マツダの「小さな高級スポーツカー」コンセプトが凄かった! 全長4m×6速MTに「クラス超え豪華内装」採用! 若者に提案した「MX-Micro Sport」とは何だったのか
【米国】マツダの「小さな高級スポーツカー」コンセプトが凄かった! 全長4m×6速MTに「クラス超え豪華内装」採用! 若者に提案した「MX-Micro Sport」とは何だったのか
くるまのニュース
フィアット新型「3列ミニバン」発表! タフな“SUVテイスト”採用した新型「ドブロ」&「ドブロマキシ」登場! スライドドアや“先進機能”も採用した「新モデル」とは!
フィアット新型「3列ミニバン」発表! タフな“SUVテイスト”採用した新型「ドブロ」&「ドブロマキシ」登場! スライドドアや“先進機能”も採用した「新モデル」とは!
くるまのニュース
【アメリカ】日産「パスファインダー」2025年モデルに反響多数! 「4WD欲しくなる!」「存在感半端ない!」の声! 3.5リッターV6エンジン×9速ATがスゴイ! 超タフ仕様SUV登場!
【アメリカ】日産「パスファインダー」2025年モデルに反響多数! 「4WD欲しくなる!」「存在感半端ない!」の声! 3.5リッターV6エンジン×9速ATがスゴイ! 超タフ仕様SUV登場!
くるまのニュース
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
ほぼ新車な「“クラシック”ディフェンダー」がスゴイ! V8搭載&超豪華内装化も可能!? TWISTED JAPANの「ハイパフォーマンスモデル」とは
くるまのニュース
【台湾】レクサス新「IS」発表! めちゃ“黒い”「“コンパクト”スポーツセダン」! 新デザインのホイールもカッコイイ「モード ブラックIV」登場
【台湾】レクサス新「IS」発表! めちゃ“黒い”「“コンパクト”スポーツセダン」! 新デザインのホイールもカッコイイ「モード ブラックIV」登場
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

236.0247.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

78.078.0万円

中古車を検索
エクリプスの車買取相場を調べる

三菱 エクリプスの中古車

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

236.0247.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

78.078.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村