A5へ名称を改め新世代へ プラグインHVも
アウディのDセグメント・サルーン、A4がA5へ名称を改め新世代へモデルチェンジした。パワートレインの選択肢は従来どおり幅広いが、性能を示すグレード表記は従来の30や40などから、最高出力がそのままうたわれるようになった。
【画像】「A4」が名前も新たに進化! 最新 アウディA5 同クラスの競合サルーン 新型S5も 全160枚
例えば、150psを発揮する2.0L 4気筒ターボガソリンの場合、A5 TFSI 150PSとなる。367psを発揮し、四輪駆動で0-100km/h加速を4.5秒で処理する、高速なS5も用意される。こちらは、S5 367PSとは名乗らないようだが。
英国の売れ筋になると予想されるのが、そのA5 150PS。前輪駆動で、英国価格は4万1950ポンド(約814万円)からに設定された。2340ポンド(約45万円)追加すると、同じ2.0Lから204psを発揮するA5 204PSも選べる。
ちなみに、このエンジンはフォルクスワーゲン・グループでおなじみの、EA888ユニット。A3に積まれる1.5Lエンジンは、横置きが前提ということで採用されていない。
英国仕様の場合、A5の四輪駆動は2.0L 4気筒ターボディーゼルのみ。この価格は一段上昇し、前輪駆動でも4万6950ポンド(約911万円)からになる。マイルド・ハイブリッドを採用することが、その理由の1つのようだ。
プラグイン・ハイブリッドも控えている。まだ情報は限られており、299psと367psの2種類が用意され、電気だけで112km以上走れる、ということしか判明していない。詳細が入手でき次第、お伝えしたいと思う。
Q6 E-トロンへ通じる内装 荷室はやや狭め
今回、メディア向け発表会で試乗したのは、A5 TFSI 150PS。ターボディーゼルも短時間試すことができた。しかし、指定されたルートはアルプス山脈が中心で、スポーティなS5には適していたものの、A5の日常的な印象までは体感しにくかった。
試乗車には、オプションのアダプティブダンパーが組まれていた。これは市場によって設定が異なり、当面の英国仕様では指定できないらしい。
インテリアは、アウディQ6 E-トロンへ通じるデザインが展開されている。全体的に上質で居心地は良いものの、タッチモニターの主張が少々強い。造形的な特長は薄いかも。
タッチモニターの操作性は悪くないが、エアコンなどにショートカットキーが用意されていれば、一層使い勝手は高まるはず。ステアリングホイールは4スポークで、淡々と高速道路を走るような場面では、スポークの間に手を置いて腕を休められる。
スポーツシートは、上半身と太股部分のサポート性に優れる。とはいえ、通常のシートも充分に快適だと感じた。ドイツ仕様のホワイト・レザーは、英国では選択出来ないカラーとのこと。
リアシート側の空間は、このクラスとしてはかなり広め。荷室容量はサルーンで445L、ステーションワゴンのアバントで476Lと、現行のBMW 3シリーズよりやや狭い。ディーゼルではハイブリッド・システムが載り、床下の収納を利用できなくなる。
余裕は感じにくい150PS 乗り心地は硬め
勾配のある道では、ベーシックな150PSは若干物足りない。平均的なペースを乱すほどではないものの、余裕は感じにくく、右足へ力を込めざるを得ない。そうすると、少しハードなサウンドがキャビンへ届く。1つ上の、204PSを検討する価値はあるだろう。
アウディの技術者は、ベーシックな仕様の価格を抑えるため、2.0Lターボガソリンにはハイブリッドの導入を見送ったと話す。そのため、電気的なアシストも存在しない。
乗り比べてみると、ターボディーゼルの方が上質。トルクが太く洗練されている。エンジンはしばしば停止し、電気だけで走行する場面も。再始動も滑らかだと感じた。
150PSはパワーが限定的といえた一方、操縦性は安定感に優れグリップ力も高い。ただし、乗り心地は硬め。試乗車にはアダプティブダンパーが組まれていたが、もう少し快適でも良いだろう。コンフォート・モードでも揺れが目立った。
英国仕様では、通常のダンパーが組まれるコンフォート・サスペンションか、車高が20mm落ちるスポーツ・サスペンションが設定される。特に後者は、荒れたグレートブリテン島の路面をどう処理するのだろうか。
今回は発表イベントで、A5を具体的に掘り下げることは難しかった。燃費や乗り心地も含めて、改めて確かめる必要がある。
3シリーズとメルセデス・ベンツCクラスという、強敵と対峙し続けてきたA4、改めA5。欧州市場には、シュコダ・スーパーブという安価な選択肢も存在する。その実力には、自ずと大きな期待がかかって当然だろう。
アウディA5 TFSI 150PS スポーツ(欧州仕様)のスペック
英国価格:4万1950ポンド(約814万円)
全長:4829mm
全幅:1860mm
全高:1444mm
最高速度:215km/h
0-100km/h加速:9.8秒
燃費:13.2-15.2km/L
CO2排出量:150-173g/km
車両重量:1695kg
パワートレイン:直列4気筒1984cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:150ps/3900-6000rpm
最大トルク:28.5kg-m/1400-3600rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック(前輪駆動)
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みんなのコメント
最近選択肢が減って困ってます。。