日本で復活を遂げたピックアップトラック
三菱自動車工業(以下、三菱)は2024年2月にピックアップトラック「トライトン」を発売しました。
【画像】悪路もへっちゃらの4WD! 三菱「トライトン」を画像で見る(52枚)
日本では9年ぶりの再導入として注目を集め、デビュー早々に順調な滑り出しを見せていたトライトン。第45回日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025では10ベストカーにも選出され、2024年12月5日に発表された選考結果では、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
そんなトライトン、発売からまもなく1年が経とうとしていますが、販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
トライトンは、林業などの仕事で運搬に利用するユーザー以外にもレジャー利用などで根強い人気があります。
1978年発売の「フォルテ」が三菱ピックアップの初代であり、北米地域への輸出を皮切りに世界150カ国以上で販売実績を上げてきました。
2、3代目の「ストラーダ」を挟み、2005年の4代目から「トライトン」と名称が変更されています。
しかし、2011年に4代目トライトンの日本における販売が終了しました。
その後、2014年にブラジルやタイなどで5代目トライトンが登場していますが、日本において正規導入されることはありませんでした。
そして、2023年に6代目トライトンがタイをはじめとするASEAN諸国において発売されました。
日本でも2024年2月に6代目トライトンが導入され、注目を集めています。
13年ぶりに日本に復活したトライトンですが、6代目となるモデルはどのような特徴を持っているのでしょうか。
まず、ピックアップトラックとしてのタフで雪道や急坂での走破性の高さを前面に押し出しており、スポーツ・ユーティリティを求める人々から大変な支持を集めています。
ボディサイズは全長5360mm×全幅1930mm×1815mmと、ピックアップトラックとしては標準的です。
トライトンは「ビッグカーゴスペース」を確保し、重量のあるツールを負荷なく積み下ろしできるよう荷台を高くするなど設計上のさまざまな工夫が施されています。
室内空間は足元スペースが広くとられ、各所にこだわりの意匠が施され車内に一体感を与えています。
また無駄な機能を削ぎ落としたモダンインテリアが基調となっており、フロントシートの腰回りの安定感と共にドライバーに疲労を感じさせないようにという配慮が念頭に置かれているのでしょう。
売上は好調!販売店への反響は?
また、エクステリアは本モデルの「power for adventure」を体現したフロントフェイスが印象的で、3連L字型LEDランプにもその力強さが色濃く出ています。
サイドステップはゆとりを持った幅がとられ、水はけを良くしていることも室内空間の環境の向上に繋がっています。
さらに高出力で扱いやすい2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載し、7つのドライブモードを採用するなどアップデートも進みました。
ドライブモードは「NORMAL」と経済性に重きを置く「ECO」、シチュエーション別に「GRAVEL(未舗装路)」、「SNOW(氷雪路)」、「MUD(泥濘)」、「SAND(砂地)」などがあります。
これらを状況に合わせて使い分けることで、いかなる場合でも高い走行性能を発揮することが期待されます。
カラーリングは、従来の4色に「ヤマブキオレンジメタリック」と「ブレードシルバーメタリック」の2色がラインナップに加わりました。
そんな話題のトライトンですが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
関東の三菱販売店からは以下のような回答が得られました。
「今でもかなりの数の受注があり、荷室のデザインなどから上位の『GSRグレード』を選ばれるドライバーが体感8割以上を占めます。
見た目の高級感が好評で、幅広い年齢層の方から問い合わせをいただき、『アウトドアグッズやバイクを遠方まで運ぶのにピッタリだ』という意見もいただいています」
また、関西圏の三菱販売店も以下のように話します。
「工務店の方が仕事とプライベートの両面で利用するために購入するなど、根強い人気があります。
趣味を通じて関心をもち、ハイエースまたは軽自動車などからの乗り換えで、走行性能などを理由として選ばれる方が多いです」
一方で、自宅駐車場や月極駐車場にサイズが合わない事態を防ぐため、保管場所の確保をまず第一におこなうべきであるとのこと。
※ ※ ※
これらの回答から、若年層からベテランドライバーまで多くのドライバーが関心を示している、需要の大きなモデルであることが分かります。
販売価格はGLSで税抜きで452万8000円、GSRで491万円となっています。
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みんなのコメント
デカいっつーの。
2年目以降は毎年車検あるんだよね?