中古車価格は高値安定気味に
1997年に登場し、現在は2007年から販売がスタートした2代目が好調な売れ行きをマークし続けているルノー・カングー。元々の成り立ちは商用車として登場したものの、そのユーティリティ性の高さと、広い室内空間が人気の秘訣と言えるだろう。
元々このタイプの商用車はフランスが得意とするところであり、乗用車の前半部分に箱型の荷室部分をドッキングさせた「フルゴネット」と呼ばれるボディタイプがその祖と言えるもの。1950年代前半にはシトロエン・2CVをベースにしたAUや、カングーの先祖とも言えるルノー・キャトル フルゴネット、ルノー・エクスプレスなど、数多くのモデルが存在しているのだ。
この辺りはさすがフランス、と言いたいところだが、じつは日本でもこのフルゴネットボディを採用した車両が90年代に存在していた。それが、日産の商用バンであるADシリーズから登場していたAD MAXだ(ちなみにもう1車種はスズキ・アルトベースのアルトハッスル)。
1990年に2代目となったADは、バンのほかに新たに乗用モデルのADワゴンを新設。これが現在のウイングロードの先祖となるが、’92年に前述のフルゴネットタイプのボディを持ったAD MAXが登場した(バンとワゴンともに)。
フロントセクションはADのままだが、後部に四角い箱を背負った教科書通りのフルゴネットボディで、ADバンを凌ぐ荷室容量を実現していた。リヤセクションが箱に置き換えられたことでフロントドア2枚に後部の観音開きのドア1枚の3ドアボディとなり、ホイールベースもADに比べ延長されるなど、真面目に設計されている。同時期にはルノー・エクスプレスも存在していたが、当時の日産はルノーとの資本提携をする以前のモデルであった。しかし、かなり似通った部分もあり、参考にしたことは間違いなさそうだ。
しかし、残念ながらカングー登場以前のフルゴネットタイプの車両はまだまだ一般に浸透しているとは言い難く、1999年にADが3代目へフルモデルチェンジしたタイミングで新型に移行することなく消滅してしまった。現在ではその希少性とフルゴネットタイプへの理解も進んだことで、中古車価格は高値安定気味。もう少し登場するタイミングが違っていたら、スマッシュヒットを記録していたモデルかもしれない。
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