現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > アウディのベストセラーSUVがフルモデルチェンジ 新型「Q5」全車ハイブリッド化、367馬力の "S" も登場

ここから本文です

アウディのベストセラーSUVがフルモデルチェンジ 新型「Q5」全車ハイブリッド化、367馬力の "S" も登場

掲載 1
アウディのベストセラーSUVがフルモデルチェンジ 新型「Q5」全車ハイブリッド化、367馬力の "S" も登場

人気のQ5が第3世代へ

ドイツのアウディは9月2日、ベストセラーモデル「Q5」の第3世代を発表した。全車にハイブリッド・パワートレインが搭載され、欧州価格は5万2300ユーロ(約845万円)から。

【画像】キリッとしたフェイスに最新デジタル・インテリア採用!【新型アウディQ5の内外装を写真で見る】 全21枚

Q5は昨年のアウディの世界販売台数の17%(33万4480台)を占めた人気の中型SUVで、電動化を進める同社の軸となっている。クーペスタイルのQ5スポーツバックも用意される。

新型Q5のエントリーグレードとなる「2.0 TFSI」は、48Vマイルドハイブリッド付きの2.0L 4気筒ターボガソリンエンジンを搭載し、最高出力204psと最大トルク34.7kg-mを発生する。前輪駆動と四輪駆動が選択可能だ。

ディーゼルの「2.0 TDI」は、同じくマイルドハイブリッドの2.0L 4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載し、最高出力204ps、最大トルク60.9kg-mを発生。四輪駆動が標準となる。

上級グレードの「SQ5」は、最高出力367ps、最大トルク56.0kg-mのマイルドハイブリッド3.0L V6ターボガソリンエンジンを採用した。

来年には2種類のプラグインハイブリッド車(PHEV、最高出力300psまたは367ps)も登場する予定で、約80kmの電気走行が可能とされている。

乗り心地と走りも改善

アウディは、EVへの移行が当初の予想よりも長引いているため、ハイブリッド・パワートレインに再び注力するようになった。それでも内燃機関を段階的に廃止する計画であり、Q5も今回の第3世代を最後に完全電動化する見込みだ。それまではハイブリッドで環境規制と需要に対応する。

新型Q5では、「プレミアム・プラットフォーム・コンバッション(PPC)」という新しいプラットフォームを採用した。特に電気アーキテクチャーが大幅にアップグレードされており、配線を全面的に見直し、5個の車載コンピューターを使用するようになった。

これにより、搭載するパワートレインの柔軟性を高め、さまざまな構成のハイブリッド車を展開できる。例えば、PPCはレンジエクステンダーEVパワートレインに対応しながら、V8エンジンも搭載可能であることが分かっており、大型SUVのQ7の次世代モデルへの採用も期待されている。

アウディによると、新プラットフォームの採用により乗り心地とハンドリングも向上したという。新型Q5にはスチール製スプリングとパッシブダンパーが標準装備され、オプションでエアサスペンションも用意されている。

インテリアもより現代的なものとなった。アウディ最新の「デジタルステージ」デザインを採用し、11.9インチのデジタルメーター・ディスプレイと14.5インチのインフォテインメント・タッチスクリーンで構成される有機ELパネルを搭載。助手席用の10.9インチ・タッチスクリーンもオプションで用意される。

新型Q5は2025年第1四半期にドイツをはじめとする欧州市場で発売予定で、価格は2.0Lガソリンの2.0 TFSIが5万2300ユーロ(約845万円)から、2.0Lディーゼルの2.0 TDIが5万7100ユーロ(約920万円)から、SQ5が8万2900ユーロ(約1340万円)から。

クーペスタイルの新型Q5スポーツバックについても、まもなく正式発表される見込みだ。

ドイツでは最近、PHEV仕様のプロトタイプのテスト走行が目撃されており、スポーツバックと同時に登場する可能性がある。スポーツバックではトランクルームが縮小される代わりに、燃費が若干向上し、電気のみの航続距離も改善されることを期待したい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
motorsport.com 日本版
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
WEB CARTOP
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
乗りものニュース
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
くるまのニュース
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
バイクのニュース
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
motorsport.com 日本版
マイナーチェンジで2代目はついに「完成形」へと進化! 新型ボルボXC90は北欧プレミアムSUVの決定版
マイナーチェンジで2代目はついに「完成形」へと進化! 新型ボルボXC90は北欧プレミアムSUVの決定版
WEB CARTOP

みんなのコメント

1件
  • yoshi
    マイルドハイブリッドをトヨタ、ホンダと同じハイブリッドのカテゴリーに入れるべきでは無い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

716.0806.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

86.0735.0万円

中古車を検索
Q5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

716.0806.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

86.0735.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村