金に糸目をつけなければ、豪華でパワフルな選択肢にはこと欠かない昨今の新車業界。しかし「スポーティなクルマ」を作るのに、エンジンパワーを主役に据えるのではなく、それを操る人間のスポーツ・マインドに寄り添うのが得意、というのがルノー・スポールのクルマ造りといえる。
今回、ルノー・スポールは、日本でも先頃、販売開始された4代目メガーヌR.S.の「トロフィーR」を発表。アルピーヌからは、FIAレギュレーションでGT4カテゴリーのホモロゲーションモデル「A110 GT4」のシルバー&カーボン版が展示された。新生アルピーヌが、ルノー・スポールやルノー・スポール・テクノロジー出身のエンジニアやスタッフに支えられているのは公然の秘密となっているものの、実際に両者とも直噴1.8リッター直列4気筒ターボというエンジンの基本は共有している。
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メガーヌR.S.トロフィーは、既存のシャシー・スポールが搭載するエンジン(279ps/390Nm)から、より強力な300ps/420Nm(6速EDC、MTは400Nm)にパワーアップしたエンジンを搭載するのみならず、LSDを備えたシャシー・カップモデルで、ブレーキディスクも耐フェード性の強い複合素材となっている。
外観上の違いは、オレンジに代わってジョヌ・シリウスというR.S.お馴染みのボディカラーを纏い、フロントスポイラーの中央には控えめに「TROFY R」のロゴを配し、19インチホイールを装着する点だ。
内装に目を移せば、ノーマルよりさらにホールドに優れ、20mmほど着座重心と位置を下げたアルカンターラ張りのレカロのバケットシートを備えていた。
EDCかMTかで、20kg以上の重量差があるため、ルノー・スポールがいずれの仕様でニュルブルクリンクのタイムアタックを果たすのか、そしてシビック・タイプRのタイムを破れるかどうかが、今後注目される。
一方のアルピーヌA110 GT4は純粋なサーキット専用車。これまでも、欧州各地を転戦する「アルピーヌ・ヨーロッパ・カップ」向けの専用車はあったが、今回の新型に比べるとソフトな「カップ仕様」だった。FIAのGT4カテゴリー認証を受けた今回の新型は、世界各国のGTカー選手権でプライベータ―・チームが走らせるのを念頭に入れた仕様だ。
A110 GT4は今のところ、アルピーヌとしてもっともパワフルなレース仕様であるが、アストンマーティンやアウディのモデルに比べると非力なため、直線よりもコーナリングの旋回速度を上げる方向性で設計したという。軽量化や前後トレッドの拡大、燃調プログラムの書き換えや冷却系の追加、キャンバー角設定を含む大幅なサスペンション強化といったチューニングを担当したのは、WECでアルピーヌのLMP2マシンを走らせているフランスのレーシングチーム「シグナテック」。
エンジン出力は、レースやサーキットの特性がスプリント寄りか耐久寄りか、それに応じて330~360psの範囲で設定する。トランスミッションは6速シーケンシャルで、パドルシフトも備わる。車両価格は欧州で16万ユーロとなっており、レース毎の整備メンテナンスはシグナテックが受け持つ。
フランスのGT選手権ではデビュー早々、アウディR8やポルシェ・ケイマン、メルセデスAMG-GTに伍する活躍を見せており、その戦闘力の高さを示している1台だ。
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