現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 軟弱者なんて声は気にする必要なし! スポーツモデルなら後席ありの4シーターがオススメなわけ

ここから本文です

軟弱者なんて声は気にする必要なし! スポーツモデルなら後席ありの4シーターがオススメなわけ

掲載 更新
軟弱者なんて声は気にする必要なし! スポーツモデルなら後席ありの4シーターがオススメなわけ

 2ドア2シーターのスポーツモデルは意外と少ない

 クルマ好きなら一度は乗ってみたいスポーツカーには、2シーターと後席を備えた4シーターがある(かつて日産フェアレディZは2by2と呼んでいた)。新型トヨタ・スープラはスポーツカーとしての走行性能をとことん追求した2シーターモデルであり、ホンダS660やNSXも2シーターだ。

「スポーツカーにモデルチェンジは不要」86とロードスターの開発責任者の本音

 とはいえ、4代目スープラ(80型)には後席があったし、ポルシェ911は伝統的に2+2である。それこそ、フェラーリにだって後席、どころか4ドアモデルさえ存在する。つまり、スポーツカー=絶対に2ドア、2シーターでなければならない、ということではない。

 2+2のトヨタ86をはじめ、かつてのマツダのロータリースポーツ、RX-7やRX-8も後席があり、RX-8に至っては観音開きの4ドアで、それを4ドアと見せないスポーツカーデザインが粋だった。

 もちろん、スポーツカーを純粋にスポーツカーとして楽しむなら、潔く、2シーターにすべきだろう(トヨタ86やポルシェ911などは除く)。キャビンの小ささはスポーツカーらしいスタイリングに不可欠で、ホイールベースや重量、前後バランスなどで、運動性能に有利であることは間違いないからだ。

 とはいえ、一家に一台のクルマとしてスポーツカーを選ぶとしたら(その可否はともかく)、2シーターにはなかなか手を出しにくいはず。+2でも後席があれば、子どもやペットぐらいはクーペのように乗せられ、後席を倒すことでラゲッジスペースを拡大できたりする(そもそも2ドアだと後席の乗り降りは子どもだろうと大変だが)。その際、選ぶべきは今ではほぼない話になってしまうが、同型で2シーターと4シーターが存在する車種ではなく、ポルシェ911やレクサスLC、日産GT-Rのような後席ありきのスポーツカーを選ぶことだ。ならば、軟弱者として、後ろ指を指されることもない!?

 だが、その3台は極めて高価。もっとリーズナブルな価格でファミリーカーとしても使えるスポーツカーはないものか? あります!

 新車で車両価格が200万円を切るモデルも存在する

 先に触れた200万円台から手に入るトヨタ86はもちろん、スポーツカー=フェラーリやポルシェのようなスタイルと決めつけなければ、動力性能、走り、装備においてスポーツカーそのものでありながら、後席や十分な荷室を備えた実用スポーツモデルはいくらでもある。

 たとえばスバルWRX STIは約380万円~。ホンダのシビックタイプRが約450万円、ルノー・メガーヌR.S.も440万円。どれもステアリングを握れば、アドレナリンが溢れ出るような、痛快な走りを楽しみ尽くせる“ホンモノ”だ。ちなみに今、国産の新車でもっとも安く手に入れられる後席アリのスポーツモデルは、欧州ホットハッチに迫る走りがメチャ楽しい、スズキ・スイフトスポーツ。

 6速MTと6速ATが選べるところがスポーツモデルファン泣かせで、何と約183万円から手に入るのだ。さすがにスポーツカーではなく、ホットハッチ!? と呼ぶべきモデルなのだが、それでもクルマでスポーツできる……という意味では異議をはさむ余地はないと思えたりする。

 ところで、4シータースポーツカーの価値は、個人的には後席に人を乗せられることだけだとは思っていない。むしろ、ふたり乗車時に、トランクに入れるまでもないバッグやジャケット、コートなどを置いておく場所として、じつに重宝するところがポイントではないか。スポーツカーで宿泊を伴うロングドライブに出掛けることもありうるが、ラゲッジスペースの容量が最小限だとしても、カップルなら後席が使いやすい最高の荷物置き場になるはずだ。

 最後に、中古車でもよいというなら、超大穴的存在がプジョーRCZ。当時の308ベースの2+2スポーティカー(クーペ/2010~2015年)だが、ルックスは泣く子も黙る、ほぼスーパースポーツ。それが今なら100万円台から買えるのだ。レアな6速MTモデルを探せれば、その1.6リッターターボエンジンがもたらすスポーティなドライブフィール、パワー感、快音、フットワークテイストに気分がアガること間違いなし。街で同じクルマとすれ違う機会も極めて少ないだろう。

 なんで今、そんなちょっとだけ古い話をするかと言えば、新型のトヨタ・スープラと同じく、オーストリアのマグナ・シュタイアのグラーツ工場で生産されていた“マグナ・シュタイア”つながりがあるからだ……。ちなみに+2の後席は、小柄な女性でも乗車拒否!? されそうな完全なる緊急席(荷物置き場)ですけどね。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
AUTOSPORT web
初代NSXに存在した「やりすぎ」モデル! たった14台しか売れなかった「タイプS Zero」のストイックさに脱帽
初代NSXに存在した「やりすぎ」モデル! たった14台しか売れなかった「タイプS Zero」のストイックさに脱帽
WEB CARTOP
一体何が!? シーズン終盤のF1レースディレクター交代劇にドライバーたちも驚き「ちょっと奇妙だよね……」
一体何が!? シーズン終盤のF1レースディレクター交代劇にドライバーたちも驚き「ちょっと奇妙だよね……」
motorsport.com 日本版
VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
日刊自動車新聞
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
くるまのニュース
家族のおでかけマンネリ解消へ、日産が新プロジェクト 全国の「奥名所」を発掘
家族のおでかけマンネリ解消へ、日産が新プロジェクト 全国の「奥名所」を発掘
レスポンス
メルセデスAMGから「CLE53カブリオレ」発売!専用のパワフルなルックスと先進・洗練のインテリア
メルセデスAMGから「CLE53カブリオレ」発売!専用のパワフルなルックスと先進・洗練のインテリア
LE VOLANT CARSMEET WEB
平凡な男が突如、何百万人もの夢の中に現れる!?『ドリーム・シナリオ』
平凡な男が突如、何百万人もの夢の中に現れる!?『ドリーム・シナリオ』
バイクのニュース
「悪くはないが、良くもない」勝田貴元、シェイクダウンは入念に走行。改善のカギと戦略は/ラリージャパン
「悪くはないが、良くもない」勝田貴元、シェイクダウンは入念に走行。改善のカギと戦略は/ラリージャパン
AUTOSPORT web
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
THE EV TIMES
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
レスポンス
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
バイクブロス
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

203.2315.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

102.8630.0万円

中古車を検索
S660の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

203.2315.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

102.8630.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村