現在位置: carview! > ニュース > モーターショー > 日産「スカイラインGT-R」の落札額は? 北米オークションに、R32/R33が登場

ここから本文です

日産「スカイラインGT-R」の落札額は? 北米オークションに、R32/R33が登場

掲載 4
日産「スカイラインGT-R」の落札額は? 北米オークションに、R32/R33が登場

全日本GT選手権の参戦マシンも

毎年8月にアメリカのモントレーで開かれるメジャーなコレクターズカー・オークションは、マニア垂涎といえる貴重なモデルが数多く出品されることで知られている。

【画像】出品されたスカイラインGT-R 3台 じっくり見る【内装/エンジンも】 全32枚

またモントレーでのメジャー・オークションの結果は、現在の相場を示すものとして世界中のバイヤーやコレクターから注目を集めてきた。

現在のアメリカでは当時正規輸入されなかった日本メーカーの高性能モデルが、生産から25年を経過して登録できるようになったことから、数多くの車両が上陸し人気を集めている。

その流れを示すように、今年のRMサザビース・モントレー・オークションには、日本から海を渡った3台のスカイラインGT-Rが出品された。

中でも注目したいのが、ハセミ・モータースポーツが1994年の全日本GT選手権を闘った「ユニシア・ジェックス・スカイラインGT-R」だ。

1994年に同チームの代表である長谷見昌弘がドライブし、第2戦仙台ハイランドで優勝を果たし、年間ランキングで2位を勝ち取ったマシンそのものである。

低走行の「R32」「R33」が出品

このマシンは、スーパー耐久シリーズの1戦であった1994年の十勝24時間レースにも挑み、2位に10ラップもの大差をつけて圧勝したことも忘れられないヒストリーだ。

今回はRMサザビース・モントレー・オークションに出品され、事前の予想落札額は50~55万ドルと発表されていたが、終えてみれば28万ドル(3836万円)と低調だった。

日本国内のマシンでアメリカでの知名度が低く、サーキット専用になることを考えると、GT-Rファナティックといえど手にできる者は限られるだけに伸び悩んだと思われる。

走行3万kmのR32

アメリカでのGT-Rブームの火付け役となった「R32 GT-R」と「R33 GT-R」のロードカーもモントレー・オークションに姿を見せた。

「R32 GT-R」は2018年に香港に渡った個体で、走行は約3万km。BBSホイールが組まれている以外はオリジナルを良く保った初期型。予想落札額は8~10万ドルと発表された。

オークション開催中には落札されなかったが、終了後のセールで成約したため取引額は不明だが、恐らく10万ドル(約1370万円)程度と思われる。

アメリカでGT-Rは不人気?

一方の「R33 GT-R」は、アメリカではR32に比べて流通数が少ないこともあり予想落札額は15~18万ドル(2055~2466万円)とアナウンスされていた。

こちらは1590kmという日本から渡った低走行車。外装色はミッドナイト・パープルのファクトリー・オリジナル・コンディションを保った完璧といえる個体である。

終えてみれば予想落札額の下限をわずかに超えた15.12万ドル(約2072万円)で決着。

昨年のモントレーで「R33 GT-R」が23.52万ドルで落札されているが、今年はいまひとつ盛り上がらなかった。

2022年のモントレー・オークションの結果を見ると、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェといった王道のコレクターズカーが大きく値を上げる結果で終わった。

モントレーはコレクターズカーにとって頂点のオークションで、選りすぐりのモデルたちが世界中から集まる場である。それだけにGT-Rにとってはやや畑違いの場といえる。

過去のモントレー・オークションを見てもGT-Rの出品はわずかで、昨年「R33 GT-R」が、その前は2015年にケンメリGT-R、2014年にハコスカGT-Rが姿を現しただけ。

しかし、GT-Rを始めとする日本のスポーツモデルたちには別の世界とマーケットが存在し、モントレーでの落札額だけでは本当の人気は判断できないのである。

こんな記事も読まれています

ランボルギーニの電動スーパーカー『レヴエルト』、ソナス・ファベールの専用ハイエンドオーディオ設定へ
ランボルギーニの電動スーパーカー『レヴエルト』、ソナス・ファベールの専用ハイエンドオーディオ設定へ
レスポンス
旭化成、自動車業界に「SustainaStyle」提案へ…人とくるまのテクノロジー展 2024
旭化成、自動車業界に「SustainaStyle」提案へ…人とくるまのテクノロジー展 2024
レスポンス
いまタイで高級ミニバン戦争が激化! 鉄壁のアルファード&レクサスLMに挑む中国勢たち
いまタイで高級ミニバン戦争が激化! 鉄壁のアルファード&レクサスLMに挑む中国勢たち
WEB CARTOP
ホンダ「レブル250」がユーザーフレンドリーなアドベンチャーモデルに変身! コンプリートカスタム「VESGRIDE-hygge」受注開始
ホンダ「レブル250」がユーザーフレンドリーなアドベンチャーモデルに変身! コンプリートカスタム「VESGRIDE-hygge」受注開始
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]18年の歴史に幕、「アークオーディオ」の定番上級アンプ『SE』の魅力を振り返る!
[カーオーディオ 逸品探究]18年の歴史に幕、「アークオーディオ」の定番上級アンプ『SE』の魅力を振り返る!
レスポンス
アルファードとの628万円の価格差はどこにある? レクサスLM開発者に6座仕様「バージョン L」の「推しポイント」を聞いてみた!
アルファードとの628万円の価格差はどこにある? レクサスLM開発者に6座仕様「バージョン L」の「推しポイント」を聞いてみた!
ベストカーWeb
便利すぎるだろマジで!! [ランドクルーザー]にも採用切望!! フォードに超絶羨ましい機能があった
便利すぎるだろマジで!! [ランドクルーザー]にも採用切望!! フォードに超絶羨ましい機能があった
ベストカーWeb
2代目メルセデス・ベンツCLSは、強く逞しく、大胆に変身していた【10年ひと昔の新車】
2代目メルセデス・ベンツCLSは、強く逞しく、大胆に変身していた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
竹岡圭 K&コンパクトカー【ヒットの真相】日産キックス「e-POWER+4WD+プロパイロットで安全快適ドライブ」(2024年6月号掲載)
竹岡圭 K&コンパクトカー【ヒットの真相】日産キックス「e-POWER+4WD+プロパイロットで安全快適ドライブ」(2024年6月号掲載)
カー・アンド・ドライバー
全長4mの“小さな高級車” アウディ「A1スポーツバック」に限定車登場! オンライン販売限定で150台
全長4mの“小さな高級車” アウディ「A1スポーツバック」に限定車登場! オンライン販売限定で150台
VAGUE
ランドローバーがディーゼルのみの4グレード展開となった「DISCOVERY」2025年モデルの受注開始
ランドローバーがディーゼルのみの4グレード展開となった「DISCOVERY」2025年モデルの受注開始
@DIME
トヨタのサルーンらしい乗り味はかなり上質……イケメンな新型[カムリ]に試乗してわかった「日本導入すべきワケ」 
トヨタのサルーンらしい乗り味はかなり上質……イケメンな新型[カムリ]に試乗してわかった「日本導入すべきワケ」 
ベストカーWeb
カワサキ「Ninja 400」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
カワサキ「Ninja 400」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
可憐な[カレン]を知っているか! ST200系セリカの兄弟車は端正なフロントマスクのノッチバッククーペだった!!
可憐な[カレン]を知っているか! ST200系セリカの兄弟車は端正なフロントマスクのノッチバッククーペだった!!
ベストカーWeb
しっかり機能でもシンプルで使いやすい! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
しっかり機能でもシンプルで使いやすい! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
さすがにやりすぎ? バイデン政権が「中国製EV」に100%関税を課す理由
さすがにやりすぎ? バイデン政権が「中国製EV」に100%関税を課す理由
Merkmal
WR-V買う人&買った人必見! ホンダ新型WR-Vの人気アクセサリーランキングが判明したぜ!
WR-V買う人&買った人必見! ホンダ新型WR-Vの人気アクセサリーランキングが判明したぜ!
ベストカーWeb
プロドライバーも手に負えない暴れ馬!? 1992年式の[70スープラ]は現代車にも負けないデキ
プロドライバーも手に負えない暴れ馬!? 1992年式の[70スープラ]は現代車にも負けないデキ
ベストカーWeb

みんなのコメント

4件
  • また、程度のいい32や33のGT-Rが海外に流出してしまったみたいですね。世界中にファンがいることの証明でもありますが、できれば国内に残って欲しかったですね。
    せめてこのようにコンディションのいい個体はチューニングやカスタマイズなどされずに、オリジナルに近いままずっと大切にされて欲しいと思います。
  • ユニシアGTR日本から離れてしまうのは残念
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村