月刊『オートバイ』の恒例企画、その年の人気ナンバーワンバイクを読者投票で決める「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」は、2020年で42回目を迎えました。今回はその中から原付二種クラス(51cc~125cc)でトップ10に輝いたバイクを紹介します!
諸元の並び順
●エンジン形式 ●排気量 ●最高出力 ●最大トルク ●シート高 ●車両重量 ●燃料タンク容量 ●タイヤサイズ前・後
ホンダ「CT125・ハンターカブ」の最高速は何キロだ!? 平嶋夏海さんが計測に挑戦
第10位
カワサキ Z125 プロ
メーカー希望小売価格(税込):35万2000円
*気軽に楽しめるカワサキZシリーズの末弟
かつてのKSRの流れを汲むカワサキの小径ホイールモデル。2016年にKSR110からZ125となり、排気量のフルスケール化とFI化が実施された。Zシリーズの睨みを効かせたスタイルが迫力を醸し出すが、4速ミッションの走りは扱いやすく初心者にも優しい。昨年のトップ10圏外からランク入りを果たした。
10月1日には2021年モデルが発売された。このモデル以降の国内市場への導入は予定していないとカワサキは発表している。
第9位
ホンダ クロスカブ110
メーカー希望小売価格(税込):34万1000円
ワイルドなカブのアウトドア仕様
2013年にスーパーカブ110をベースに幅広のアップハンドルなどを装備してデビューしたクロスカブ110は、2018年にはレッグシールドを廃した現在の姿にモデルチェンジ。新しいヘッドライトガードやスリット入りのヒートガードなどでワイルドさが高まり一躍人気者に。CT125の影響か昨年の1位から9位にダウン。
第8位
ホンダ グロム
メーカー希望小売価格(税込):36万3000円
遊び倒せる12インチスポーツ
コンパクトな12インチホイールの遊べるモデルで、セカンドバイクとしても支持されているグロム。上下2段のヘッドライトなど個性的で楽しいスタイルは4ストミニならではの遊び心を演出。2020年は、ホワイトとグレーの新色を用意し、順位も昨年7位からほぼ変わらずの8位を獲得した。
第7位
ヤマハ トリシティ125/トリシティ125 ABS
メーカー希望小売価格(税込):42万3500円/46万2000円
3輪で安定感抜群のスクーター
ヤマハ独自のフロント2輪機構を備えたトリシティ125。軽快なハンドリングと前2輪ならではの安定感を両立しており、転びにくいのがメリットだ。2018年のモデルチェンジでは、可変バルブタイミング機構を備えたエンジンやLEDヘッドライトを採用。順位は、昨年の6位から1つダウン。
第6位
ホンダ スーパーカブ C125
メーカー希望小売価格(税込):40万7000円
ファンモデルへと昇華したスーパーカブのトップモデル
1958年に発売の初代スーパーカブC100のイメージを再現し、60周年にあたる2018年にデビューしたC125。ビジネスが主眼のカブとは異なり、C125はキャストホイールやディスクブレーキ、スマートキーを採用するなど、趣味性の高いユーザーに訴求する装備が魅力だ。順位は昨年の3位からダウンした。
第5位
ホンダ PCX
メーカー希望小売価格(税込):34万8700円
利便性に長けた大人気スクーター
2010年の登場から高い人気を誇るPCXは、安定した走りに寄与する14インチホイールやアイドリングストップ機構、LEDヘッドライトなどの先進装備もいち早く導入。2018年のフルモデルチェンジでは高剛性のダブルクレードルに刷新し、走りに磨きをかけている。順位は昨年の8位から5位にアップ。
第4位
ホンダ CB125R
メーカー希望小売価格(税込):45万6500円
クラスを越えた豪華装備! デザインとスポーツ性を両立
CB1000Rとともに2018年にデビューしたCB-Rシリーズの末弟が125。デビューイヤーの3位から昨年は10位まで順位を落としたが、今年は4位へ再浮上した。優れたスポーツ性とネオクラシックテイストが融合したモデルは125ccクラスでは他になく、さらに倒立フォークやラジアルマウントブレーキ、高張力鋼板製のスイングアームなどの豪華装備もCBの強み。エンジンはOHCながら13PSを発揮し、小気味よい走りが楽しめる。
第3位
スズキ GSX-R125 ABS
メーカー希望小売価格(税込):39万3800円
125ccで唯一の本格スーパースポーツ
2018年にスズキが125ccクラスに突如送り込んだGSX-R125は、シリーズ初の原付二種モデル。その名に恥じない本格的な装備で、クラス唯一のスーパースポーツモデルとして大きな支持を集めることになった。ランキングも上り調子で、一昨年の6位から翌年は4位、そして今年はベスト3に名を連ねるなど評価が高まっている。
GSX-Rを名乗るだけあってエンジンは、DOHC4バルブのスポーティな水冷ユニットを採用し、クラストップの15PSを発揮する。シャーシも上位グレードと同じ前後17インチホイールやリアにリンク式モノサスペンションを装備し、一般道だけではなくサーキットでもスポーツ走行を楽しむことができる。
2020年は、スズキの創立100周年にあたり、このGSX‐R125にも青×銀の記念カラーが追加設定された。GSX‐RRと同じカラーリングは目立ち度抜群だ。
第2位
ホンダ モンキー125/モンキー125 ABS
メーカー希望小売価格(税込):40万7000円/44万円
125ccになって3年目、カラー展開も年々拡大中
従来の50ccモンキーの可愛いらしさをそのままに、サイズアップを果たしたモンキー125。2018年にデビューした当時は、「大きい」などという声もあったが、誰が見てもモンキーと分かるその姿で納得。乗ってもコンパクトで取り回ししやすいサイズ感と、小さすぎないライディングポジションで普段使いの幅が広がっているのも魅力だ。
装備面では、従来の50ccでは8インチだった前後タイヤが12インチに拡大。走行安定性を確保するとともに、倒立フォークや前後ディスクブレーキの採用、ABS仕様も用意し、足まわりも現代的にアップデートされている。
2020年は、それまでのレッド、イエロー、ブルーに加えてブラックが追加。各色でフレームやサスペンションを塗り分けるという凝ったカラーリングとなるが、選択肢が増えたことでも人気を維持しており、ランキングは昨年と同じクラス2位を堅守した。
第1位
ホンダ CT125・ハンターカブ
メーカー希望小売価格(税込):44万円
【主なスペック】
全長×全幅×全高:1960×805×1085mm
ホイールベース:1255mm
最低地上高:165mm
シート高:800mm
装備重量:120kg
エンジン形式:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
ボア×ストローク:52.4×57.9mm
排気量:124cc
最高出力:8.8PS/7000rpm
最大トルク:1.1kg-m/4500rpm
変速機形式:4速リターン
燃料タンク容量:5.3L
キャスター角:27°
トレール量:80mm
タイヤサイズ前・後:80/90-17・80/90-17
往年の遊び心に最新技術を融合! 名車ハンターカブ、現代に復活!
見事、原付二種クラスでトップとなったのは、CT125・ハンターカブ。クロスカブ、スーパーカブC125と魅力的なニューモデルが揃い、近年ジワジワ盛り上がってきたカブ人気をさらに加速させる1台だ。
CT125・ハンターカブは、カブにオフロード風味を加えた個性的モデルとして人気だった、往年のハンターカブを最新125ccとして復活。折からのアウトドアブームもあって脚光を浴び、なんと発売開始前にバックオーダーを抱えるという人気の過熱ぶりでも話題となった。
往年のハンターカブの雰囲気に、現代的な装備を加えたスタイルに加え、スーパーカブC125ベースに各部を強化したフレームへ、低・中速域での力強く、キックペダルも装備したエンジンを搭載。余裕のあるポジション、大容量燃料タンクと合わせて、ロングツーリングも苦にならない懐の広さだ。
通勤通学はもちろん、シャレた街乗り、ツーリングまで柔軟にカバー。新時代のハンターカブも、多くのライダーに長く支持される名車になりそうだ。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、森 浩輔、島村栄二
※このランキングは、月刊『オートバイ』2020年10月号で発表したものになります(投票期間は2020年6月1日~8月15日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。
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みんなのコメント
20年前なら 250ccバイクが買えようかという値段
FIやブレーキ 灯火類 サスペンションなど進化はしているけど
それにしても高くなった 気軽に買える値段では なくなってしまった点は残念
ただここ数年の ホンダの新型125ccバイクの投入は喜ばしい
ヤマハやスズキもスクーター以外に、もっと力をこのクラスに入れて欲しい