パワートレインやステアリングなどをドライバーの好みに合わせて個別に設定できる「インディビジュアルモード」を国内のホンダ車として初めて採用
シビックe:HEV(※)は、昨年の発売以来スポーティな走りなどで好評を得ているシビックに、新開発となる2.0ℓ直噴エンジンと進化したハイブリッドユニットを組み合わせたスポーツe:HEVを搭載したモデル。好評のデザインやパッケージはそのままに、スポーツe:HEVならではの爽快な走りと環境性能の両立を実現しているのが特徴だ。
※e:HEV(イーエイチイーブイ)は、電動化コア技術である高効率・低燃費な2モーターハイブリッドシステムのグローバル統一呼称。“e:”には「electric(電気)をenergy(原動力)にして、みんなの笑顔と元気を力強くenergize(活気づける)していく」という意味が込められている
新型CR-Vのインテリアはシビックテイスト! 詳細は7月12日に公開予定だ!
2.0ℓ直噴エンジン(構造イメージ)2.0ℓ直列4気筒直噴エンジン(141ps/182Nm)は、熱効率に優れたアトキンソンサイクルに加え、燃料をシリンダー内に直接噴射する直噴システムを新たに採用。燃料を無駄なく燃焼させることで、従来のe:HEV用2.0ℓエンジンに対し高トルク化とエンジンモードでの走行可能領域の拡大を実現。これにより、低回転から高回転まで幅広い領域でエミッション(燃焼ガス中の有害物質)を抑制し、燃費や排出ガスクリーン性能、静粛性を向上させるとともに、ドライバーの操作にリニアに応える爽快な加速を実現した。このエンジンに184ps/315Nmを発揮するモーターを組み合わせたパワーユニットにより、WLTCモードで24.2km/ℓの燃費を実現している。
パワートレイン構造イメージPCU(パワーコントロールユニット)は、軽量化と高出力化を実施して力強い駆動を実現した。また、IPU(インテリジェントパワーユニット)は、内蔵するリチウムイオンバッテリーに低全高の新しいセルを採用し、バッテリーモジュールの重量あたりエネルギー密度をさらに高め、パッケージ効率を向上。また電動車開発で培ったノウハウを生かし、バッテリーの耐用年数を考慮しつつ使用領域を拡大。これによりさまざまな場面でトルクのある加速を実現する。
そして、重量物であるIPUの配置を工夫したことで、車体の低重心化とボディの高剛性化も実現。ダンパーの専用設定やバネ下重量比率の低減により、一体感のあるハンドリングや、挙動にぶれのない安定感のある走りが楽しめる。IPUはリアシート下に配置することで、シビックならではの高い居住性と荷室容量を実現している。
ボディカラーはプラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パール、ソニックグレー・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリック、プレミアムクリスタルブルー・メタリックの5色を設定エクステリアデザインは、フロントアッパーグリル(ハニカムパターン)とサイドウインドウトリムのグロスブラック化に加えて、ドアミラーもブラックにすることで、上質で爽快な走りが表現された。
インテリアでは、加減速をわかりやすく表現するために、パワーメーターを採用した点が特色だ。パワー(加速)については指針で表示し、百分率の目盛りを設けることでタコメーターのようなわかりやすさを実現。また、チャージ(減速)については、バーで表現した。減速セレクター使用時は、バーの色を変更するとともに減速セレクターのポジションを表示し、選択中の減速度を把握しやすくしている。
ドライブモードはモーターのみで走行する「EVモード」のほか、エンジンで発電した電力で走行用モーターを駆動し、加速時にはバッテリーからの電力を合わせて走行用モーターで走り、よりパワフルな走りが楽しめる「ハイブリッドモード」、そしてエンジンの得意領域である高速クルーズ時にエンジンと車輪を直結し、エンジンの力で走行する「エンジンモード」を設定。なお、エンジンモード時では、状況などに応じてモーターがアシストする。
EVモード
ハイブリッドモード
エンジンモード
また、パワートレインやステアリング、メーターを個別に設定できる「INDIVIDUAL(インディビジュアル)モード」を国内のホンダ車として初めて採用。ドライバーの好みにあったセッティングでのドライブモードを提供する。
シビックe:HEVには、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備。広い範囲と高い精度で対象物を検知するフロントワイドビューカメラや、ガラスや外壁など非金属も高い精度で検知する前後ソナーセンサーを採用し、安全・快適なドライブをサポートする。
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