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アルピーヌ A110×ワインディングロード【輸入車で行く旅】走りに没頭する贅沢な時間

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アルピーヌ A110×ワインディングロード【輸入車で行く旅】走りに没頭する贅沢な時間

輸入車 [2024.01.04 UP]


アルピーヌ A110×ワインディングロード【輸入車で行く旅】走りに没頭する贅沢な時間
写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年2月号「2024年はちょっと背伸び[輸入車で行く旅の優越]」記事の内容です)
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。

アルピーヌ 2024年導入予定の「A110Rチュリニ」を出展 東京オートサロン2024

昨日より今日、今日よりも明日がいい日であってほしい。背伸びは、うんとすると転ぶ危険があるが、ちょっとの背伸びには新しい景色を見せてくれる効果がある。だからこそ次に買うクルマは、いまの自分にではなく、もう少し成長した自分にフィットするような1台を選びたい。輸入車に求めるのは、実用性や必要を超えた夢だ。そんなクルマを相棒にするなら、旅そのものもちょっと背伸びしたいもの。いつものワンパターンから脱却して、ちょっと遠くまで、ちょっと敷居の高い場所を目的地に。日常という壁の先に見える新しい景色を求めて。2024年も輸入車で旅に出かけよう。


[アルピーヌ A110×ワインディングロード]背伸びしたスポーツカーで行く旅/クルマを操ることにただただ没頭できる
幸せな場所と時間
文と写真●ユニット・コンパス
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。

 スポーツカーは、それを所有し走らせるだけで特別な感覚を味わえる。だからこそ、スポーツカーでの旅は、目的地よりも、いつ、どのモデルで、どのコースを走るかが大切だ。

 相棒になるモデルはすぐに決まった。アルピーヌ A110だ。アルピーヌの創設者であるジャン・レデレは、ワインディングに象徴されるドライビングの喜びを象徴してブランドを命名したという。オリジナルから約50年ぶりに復活した現代のA110も、もちろんその名に恥じない仕上がりになっている。軽量でコンパクトなボディ、運動性能を重視したミッドシップレイアウトならではのスタイリングは、心を躍らせる。

 A110の美点は、そのコンセプトである「乗りやすさ」からくるドライバーとクルマとの一体感にある。いたずらにパフォーマンスを求めるのではなく、ある種引き算の美学によって、公道を常識的な速度で走っていても幸せを実感できるのだ。

 であれば、最適なコースはサーキットではなくワインディングロード。適度なアップダウンがあり、チャレンジングなコーナーが続いている道がいい。交通量が少ない平日の昼など最高だ。

 というわけで、やってきたのが西伊豆スカイライン。観光地から離れていることもあって、よほどのハイシーズンでなければ渋滞とは無縁。とはいえ、ハイカーやサイクリストも使う道なのでくれぐれも安全運転を。冬ならではの冷たく澄んだ空気のおかげで見晴らしは最高で、山の輪郭もキリッと引き締まっている。流すよりほんの少し早めのペースを保ちながら、道の曲率にコーナリングの軌跡をシンクロさせていく。さっきのコーナーは90点、今のコーナーは85点……そんなふうに自分の運転を採点しながら、ただただ走りに没頭する時間は最高に贅沢だ。

 山頂近くの駐車場でひと息ついて頭を冷やしたら、目的地に設定した雲見海岸を目指す。駿河湾の美しい海と富士山とがコラボレーションする景勝地だ。魚貝はもちろん美味しいし、夕方には茜色に染まる富士山が見られることもある。

 それにしても自然のなかで見るA110のなんて美しいことよ! このボディカラー(ヴェール エムロードM)は1974年のラリーカーからインスパイアされたもの。そんなストーリーもいい。アルピーヌ公式サイトでは、オーダー可能な色とその由来が確認できる。アルピーヌの歴史と伝統に触れながら自分だけの1台を選べるなんて贅沢な話だ。


アルピーヌ A110 GT
 1960年代の名車A110を現代のテクノロジーで蘇らせたスポーツカーで、運転する喜びを追求している。A110 GTは、パフォーマンスとエレガンスを両立させた上質なグランツーリスモとして位置付けられている。

アルピーヌ A110 GT(7速AT・DCT) ●全長×全幅×全高:4205×1800×1250mm ●ホイールベース:2420mm ●車両重量:1120kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1798cc ●最高出力:300ps/6300rpm ●最大トルク:34.6kgm/2400rpm ●新車価格:940万円~1550万円(A110 全グレード)

アルピーヌ A110の新車情報を見る


今回訪れた背伸びスポット-1[西伊豆スカイライン]雄大な自然を貸切にできる贅沢な道
 標高約1000mの達磨山東側を走る西伊豆スカイラインは、美しい風景から多くのドライバーが訪れる人気の道。全長約10.8kmのコースは2004年に無料化され、より気軽に訪れられるようになった。ほどよいアップダウンとリズミカルなカーブの連続は、クルマとダンスを踊っているかのような心地よさを味わえる。冬は空気も澄んでいてまさに絶景だ。


今回訪れた背伸びスポット-2[雲見海岸]フォトスポットとしても人気の景勝地
 天候のいい日には、海越しに富士山が見える雲見海岸は人気のスポット。伊豆半島ならではのエメラルドグリーンの海は、冬に訪れても変わらぬ美しさ。

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みんなのコメント

1件
  • しげちん
    なんとも綺麗な色ですね。私は真っ赤な110が欲しくてしょうがないんですけど、アトリエでさえ無いんです。で、次点のアビスブルーのSで毎日小旅をしております。
      日本の後期高齢者で年金受給者
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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