MotoGP第8戦オランダGPのMoto2クラス決勝が行なわれ、小椋藍(MT Helmets - MSI)がフロントロウから見事なレースを見せ、今季2勝目をマークした。
Moto2クラスのポールシッターは、今季開幕前に2025年のMotoGP昇格が決まった注目のフェルミン・アルデゲル(SpeedUp Racing)だ。
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それに対するは、今季追い上げのレースを見せランキング3番手につけている小椋。今季初めてのフロントロウ獲得となる2番グリッドにつけた。ポイントリーダーのチームメイト、セルジオ・ガルシアも3番手と好位置からのスタートだ。佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)は24番グリッドからの追い上げを目指した。
23周のレースがスタートすると、ホールショットを奪ったのは小椋。ただ、アルデゲルも負けじと続くコーナーで小椋を交わし、トップでオープニングラップを終えた。3番手には、トニー・アルボリーノ(ELF Marc VDS Racing Team)が浮上。ガルシアはバトルの中で6番手までポジションを落とした。
アルボリーノはさらに小椋も交わしたが、小椋も3周目に入るところで再度2番手を取り戻した。2番手以下のバトルが激しく繰り広げられる中、首位アルデゲルは好ペースで小椋との差を0.5秒ほどまで開いた。
先頭集団が縦長になる中、ガルシアが3番手までカムバック。1周小椋の後ろについたガルシアは、4周目の最終シケインで小椋の前に出た。
そんな勢いのあるガルシアよりもさらに良いペースを刻む首位のアルデゲルは、まだ17周を残す中でトラックリミット違反の警告を受けながらも、ガルシアの接近を許さずに周回を重ねた。
残り13周というところで、首位アルデゲルは1.3秒のリードを築き、小椋の後ろを追っていた4番手のアロンソ・ロペス(SpeedUp Racing)は2番手集団から遅れ、ガルシアと小椋の2台が2番手争いを展開するという戦況となった。
ガルシアの後ろで力を溜めていた小椋は、残り11周のところでミスをしたガルシアの前に出た。そしてアルデゲルには、残り9周のところでトラックリミット違反によるロングラップペナルティが科された。
アルデゲルは残り7周のところでペナルティを消化。1.4秒ほどのリードを築いていたアルデゲルは、ガルシアの0.5秒ほど後ろ、3番手でコースに復帰した。
ガルシアが小椋へのプレッシャーを強める中、ペナルティを消化したアルデゲルもリズムを取り戻し、残り5周で完全に3台ひとかたまりに。ガルシアは残り5周の最終シケインで小椋のインに飛び込んだが、小椋もすぐにストレートで抜き返した。
ガルシアはその翌周、一瞬挙動を乱し加速が遅れたことで3番手に後退。さらにその翌周のターン1でもラインが膨らむシーンが続いたガルシアは、チャンピオンシップを考えてペースダウン。優勝争いから脱落した。
一方、小椋はアルデゲルを0.3秒ほどリードしてファイナルラップに突入。お互いタイヤが限界に達しつつある中、アルデゲルはついにギブアップ。2位を守る走りに切り替えた。
小椋は激戦を制し、今季2勝目をマーク。アルデゲルとの差は最終的に0.571秒まで開いた。
ランキング2番手だったジョー・ロバーツ(OnlyFans American Racing Team)がプラクティスでの負傷によりレースを欠場したこともあって、小椋がランキング2番手に浮上。3位となったガルシアとのポイント差を14点に縮めた。
佐々木は残り14周というところで他車からの接触を受け、ランオフエリアに飛び出し転倒。リタイアに終わっている。
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