現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【マツダ CX-5】人気モデルが一部改良! 新たなる個性「レトロスポーツエディション」登場

ここから本文です

【マツダ CX-5】人気モデルが一部改良! 新たなる個性「レトロスポーツエディション」登場

掲載 9
【マツダ CX-5】人気モデルが一部改良! 新たなる個性「レトロスポーツエディション」登場

車種別・最新情報 [2023.09.04 UP]


【マツダ CX-5】人気モデルが一部改良! 新たなる個性「レトロスポーツエディション」登場
文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス

CX-5、CX-30、Mazda3のレトロスポーツエディションは温かみのあるスタイル

 マツダは、2023年9月4日、ミッドサイズSUV「CX-5」の一部改良を実施し、同日より全国のマツダ販売店にて予約を開始することを発表した。発売は、10月中旬を予定し、新価格は、2,909,500円~4,225,100円となる。


価格変更にともない装備が充実した
 今回の改良では、グレード体系を見直し、一部仕様を廃止しつつ、人気の高いスポーティグレードを強化。既存グレードでは、標準装備を拡充すると共に、一部仕様の内外装デザインの変更を行っている。また走りに関するメカニズムについては、変わりなしがないようだ。

 グレード体系の見直しでは、「Proactive」、「L Package」、「25S Exclusive Mode」に加え、MT車を廃止することで、シンプル化。同時に個々のキャラクターを明確化することで、選びやすいモデルラインにしたという。リストラされたグレードがある反面、強化されたのが、人気のスポーティグレード群だ。マツダによれば、改良前では販売の半数を、「Black Tone Edition」と「Sports Appearance」が占めていたという。そこで強化を図り、新提案のスポーティな特別仕様車「Retro Sports Edition」が追加された。


左からCX-5 フィールドジャーニー、CX-5 スポーツアピアランス、CX-5 レトロスポーツエディション
 これにより新たなグレード体系は、エントリーの「Smart Edition」、アウトドア志向の強い「Field Journey」、最上位の「Exclusive Mode」に加え、スポーティグレードシリーズの「Black Tone Edition」、「Retro Sports Edition」、「Sports Appearance」となっている。なお、搭載エンジンは、グレードにより設定が異なるが、2.0L直4ガソリン仕様「SKYACTIV-G 2.0」の「20S」、2.5L直4ガソリン仕様「SKYACTIV-G 2.5」の「25S」、2.2L直4クリーンディーゼルターボ仕様「SKYACTIV-D 2.2」の3タイプを継続。駆動方式は、4WD専用車の「Field Journey」を除く、全グレードでFFと4WDの選択が可能だ。


既存グレードのデザインも一部変更された
 既存グレードの装備の充実化も魅力的なトピックのひとつ。例えば、「Smart Editon」では、フルセグ地上波チューナー、360°ビューモニター、フロントパーキングセンサー、アドバンストキーレスエントリーシステムを標準化。新価格では、143,000円の値上げとなっているが、これには上記の88,000円の装備が追加されているため、実質的な値上げは、55,000円になるという。同様に、「Black Tone Edition」では、139,000円の装備追加で、実質値上げが、26,000円。「Field Journey」では、161,000円の装備追加で、実質値上げが、92,000円。「Sports Appearance」が104,500円の装備追加で、実質値上げが22,000円となる。なお、「Exclusive Mode」は、装備内容に変更はなく、55,000円の値上げとなった。

 続いて内外装のデザイン変更を見ていこう。スポーティな上級グレード「Sports Appearance」は、ラグジュアリー感を高めるべく、フロントグリルをスポーティな横基調(グロスブラック)のものから、重厚感のある縦基調(ピアノブラック)のものに変更。内装に大きな変更はないが、前席にシートベンチレーション機能が追加されている。

 最上位グレード「Exclusive Mode」では、フロントグリルを「Sports Appearance」と同様デザインの縦基調のものに変更するが、カラーが専用のガンメタリック仕様となるのが特徴。さらに前後バンパーのセンターガーニッシュをシルバー仕上げのものとなり、力強さと上質さを演出。さらにアルミホイールも形状とサイズはそのままに、高輝度ダーク塗装に変更した。内装は小変更だが、デコレーションパネルの柄がハニカムシルバーとなり、ステッチもライトグレーとし、パネルやシートの輪郭を引き立て、質感の高さをアピールする。


CX-5 スポーツアピアランス

カタログモデルに昇格した「Field Journey」
 最も変化が大きいのが、「Field Journey」だ。2021年11月の大幅改良で投入された特別仕様車で、カタログモデルに昇格したものの、デザインの見直しが図られた。内外装や機能で、アウトドア色を強めた点は好評だったものの、特徴であったライムグリーンのアクセントが、不評であったため、今回の改良で廃止に。フロントグリルを始め、シートステッチやエアコンルーバーベゼルに使われたアクセントが無くなった。このため、エアコンルーバーベゼルは、サテンクロームメッキに。ステッチやシートのパイピングは、ライトグレーに改められた。またシート表皮も、全面合成皮革とすることで、水濡れや汚れなどのメンテナンス性を向上させている。もちろん、「Field Journey」の専用機能などはしっかりと受け継がれているので、ご安心を……。


CX-5 フィールドジャーニー

特別仕様車「Retro Sports Edition」はレトロモダンの世界観がテーマ
 新設定となる特別仕様車「Retro Sports Edition」は、「Black Tone Edition」をベースに仕立てたもので、レトロモダンの世界観をテーマに、マツダらしいスポーティさを与えている。イメージカラーにアースカラーである「ジルコンサンドメタリック」を採用することで、往年のクラブマンスタイルを彷彿させつつ、ブラックのアクセントカラーでスポーティさを際立たせている。内装には、レトロ感のあるテラコッタとブラックのコンビシートを採用。上質さや温かみも感じるクラシックスポーツの世界観を感じさせる。シート生地は、テラコッタカラーの合成皮革を基本に、シート中央部にパーフォレーション(穴加工)を加えたスエード調生地「レガーヌ」を組み合わせることで、手触りの良さとより滑りにくい座面とした。因みに、ボディカラー自体は、CX-5設定色から好みのものを選ぶことが出来る。


特別仕様車 CX-5 レトロスポーツエディション

まとめ
 CX-60の登場を始めとする新世代SUV投入の流れもあり、マツダSUVの主力であるCX-5としての商品力の強化とグレードのキャラクターの明確化が狙いの様だ。資源高などの影響もあって、価格自体は上昇してるが、人気オプションを標準化することで、生産コストを抑えることで、実質的な値上げ分を抑えている点は評価したい。

 ただ大幅改良モデルで取り入れたアクセントパネルと取り入れた新提案が、わずか2年で終わってしまったことや、マツダスポーツを体現した「Sports Appearance」が、上級化を目指し、落ち着いたグリルとなった点は、賛否が分かれそうだ。

CX-5の新車情報を見る




【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
GQ JAPAN
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ベストカーWeb
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
ベストカーWeb
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web

みんなのコメント

9件
  • ランニングコストで言えば軽油を使う以外は
    あまりハイブリッドに比べて利点が無いような気がします。
    煤の問題や短距離走行には向かないとかオイルも限られて高額になりますしね。
  • マツダも新しいアカだしてみたり、グレーだしてみたり、ベージュだしてみたりと、車開発より色の開発に忙しくて大変だよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.0422.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8405.3万円

中古車を検索
CX-5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.0422.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8405.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村