■激レアすぎる「赤いジムニー」 救助現場での活躍に期待
主に緊急車両や移動販売車などの特装車を手掛けるトノックスは、2023年11月29日に公式X(旧:Twitter)で赤いボディのスズキ「ジムニー」を投稿しました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 これが「ジムニーの緊急車両」です! 画像で見る(55枚)
投稿された写真に写っているのは、2018年7月に発売された現行モデルのジムニーですが、国内モデル(海外向け「ジムニー5ドア」には設定あり)では通常カタログには設定されていないレッドのボディカラーが印象的です。
このジムニーの正体はトノックスが製作した「災害対応多目的車」で、ルーフには赤色灯が搭載され、さらにフロントグリルには消防庁の紋章エンブレムが装着されています。
しかし、緊急車両としてジムニーが採用されることは少なく、珍しいといえますが、なぜ災害対応多目的車として、ジムニーが選ばれたのでしょうか。
トノックス 常務取締役の殿内 崇生氏は以下のように説明します。
「(その理由として)一番は、最低地上高が205mmと他の国産車より優れていることにあります。
また小回りも効くことから、災害地や悪路での走破性に優れています」
ジムニーは1970年の登場以来、軽自動車サイズのコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの4WDシステムなどを採用し、高い悪路走破性や堅牢性が評価されています。
国外においても、「サムライ」「ジプシー」などの名称で展開していたほか、小型車版の「ジムニーシエラ」は世界各国で評価される四輪駆動車を代表するモデルとなっています。
「この理由から、山間部や海岸沿いの地域の消防で運用されており、今回は鎌倉市消防本部に納入しました」
隊員からの評価としては、殿内氏は「悪路での走破性や、ジムニーという人気車種ということもあり、現場の隊員の皆さんからは高い評価をいただいております」と話しています。
また、投稿ではジムニー災害対応多目的車に装備される「モーターサイレン」についても紹介。
通常のサイレンとは異なり、通常のサイレン音にプラスして周囲の車両への注意喚起を行う際に使用するといい、主に緊急走行時の交差点進入時などで使われるようです。
今回の投稿の経緯について、殿内氏は以下のように説明します。
「ポンプ車やはしご車など大きな消防車が目立ちますが、このような小さい車両でも、災害時に活躍するということを広めたいという思いから投稿しました」
一般的に災害や事故などで活躍する消防車両はトラックやバンをベースとした大型モデルが多い傾向で、道が細い地域では活動に支障をきたすこともあります。
また、山間部や沿岸部の地域では災害によって路面状態が変化した悪路を通ることも想定され、一般的なトラックやバンでは通行が困難な場合もあります。
そうしたことから、小型かつ悪路走破性も高いというジムニーの唯一無二の特性が、災害時で活躍すると期待されています。
なお、トノックスの投稿には「真っ赤なジムニーカッコイイ!」「ジムニーの緊急車両すごい」といったコメントが寄せられ、意外な車種選択に対してジムニーファンからの熱い視線が注がれているようです。
※ ※ ※
緊急車両は同じ役割のクルマであっても地域によって車種が異なっており、特殊な気候や地形を持つ地域では今回のジムニーのように、ほかでは採用されていない珍しいクルマが用いられる場合があります。
こうした緊急車両にどんなモデルが使われているのかに着目するのも、面白い楽しみなのかもしれません。
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みんなのコメント
トノックスさんといえば、かつて日産の系列メーカーだった殿内製作所時代
初代シルビアやフェアレディSRの車体生産を請け負っていた縁で、今や
ヒストリックカーのレストア事業で一躍有名になりましたが、本業はこの
消防車を始めとした数々の特殊車両の製作事業。
特に各地の消防団等に配備されている、軽トラベースのミニポンプ車など
数多く手掛けております。
また同社の傘下には、多目的車ウニモグを取り扱うワイエンジニアリング
などもあります。(かつてのヤナセ・ウェスタン自動車扱い)
この64ジムニーはそれほど大掛かりな改造は施されていないようですが、
同社の技術力をもってすれば、ジムニーの車体後部を大胆にカットして
より本格的なミニポンプ車を造ることも可能かもしれません。
何といってもジムニーには、本格クロカン4WDらしく「トランスファー」
(副変速機)がついていますから…