10月14~17日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・スペイン』が行われ、TOYOTA GAZOO Racingはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組の総合2位を最上位に置き、3台のトヨタ・ヤリスWRCがトップ5フィニッシュを果たした。今ラウンドで確定する可能性もあった、ドライバー選手権とマニュファクチャラー選手権の両タイトルは決着が次戦モンツァに持ち越されることになったが、イベント後にコメントを発表した豊田章男チームオーナーは、ヤリ-マティ・ラトバラ率いるチームの勝利を確信している。
ドライバー/コドライバーズタイトルを争う4選手に向けては、「最後まで悔いのない走りをしてもらいたい」と語った豊田チームオーナーのコメント全文は以下のとおりだ。
トヨタ、WRCスペインでは戴冠ならず「モンツァで両タイトルを華々しく獲得したい」とラトバラ
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ラリー・スペインの前、ヤリ-マティは私にメッセージを送ってくれていました。
「チーム代表となって、もう一度、マニュファクチャラーズタイトルを掴みアキオとお祝いするのが自分の夢です」
3年前のヤリ-マティはとても苦しいシーズンを送っていました。最終戦でようやく初勝利をあげ、その勝利でチームタイトルが決まり、当時そのことが本当にうれしかったのを覚えています。
その日、静岡県でラリーに出ていた私はその知らせを聞き、絶叫するように喜び、そのままお祝いのメッセージを送っていました。あの歓喜の絶叫が“代表としてのモチベーション”につながり、チームを勝利へ導く一助になればとてもうれしく思います(笑)
次の最終戦モンツァ、ヤリ-マティの夢が叶うと信じています。一緒に喜びましょう!
ドライバーズチャンピオンも今回は決まりませんでした。セブ(セバスチャン・オジエ)とジュリアン(・イングラシア/コドライバー)、エルフィンとスコットには最後の最後まで悔いのない走りをしてもらいたいと思います。
チームはそのために最高のクルマを準備してあげてください。次のラリーはヤリスWRCが走る最後の大会です。2017年WRCに再参戦した時から、我々が言い続けていたのは「つねに“今のヤリス”が一番強くなるようにしよう!」という言葉でした。
「最後に走るヤリスが一番強かった」とドライバーたちにも、ファンの皆さまにも言ってもらえるような戦いを最後に見せたいと思います。チームのみんな、最後までよろしくお願いします!
追伸 ジュリアンへ
ジュリアンにとっても次が最後のラリーになりますね。モンツァが君にとっても最高のラリーになることを祈っています。その姿を日本(ラリージャパン)で見れたら最高でした。それだけは今も残念でなりません。応援しています。
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