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【冷や汗も……】信用できるホンモノに乗ってますか? 最上級ジープで試すワイルドな地平 試乗

ジープの最上級、どこで試せるのか?

text:Takuo Yoshida(吉田拓生)

【画像】必見 雨×悪路 ジープの勇姿【アドベンチャー】 全206枚

photo:Sho Tamura(田村 翔)

edit:Taro Ueno(上野太朗)

松竹梅ではないけれど、クルマのラインナップに性能的、価格的な幅があるのは常識といえる。

では「上のヤツ」を選ぶと何がどうなのか? ブランドの個性がより鮮明に体感できるのだと思う。例えばGT2~3のポルシェ、メルセデスのAMG、BMWのM、ジャガー・ランドローバーのSVRのような。

オフロード生まれのアメリカ車代表、ジープにも最上級のモデルが存在している。

車名の末尾のトレイルホークやルビコンといった名称によって判断できるのだが、それよりも手っ取り早いのはフロントフェンダーの肩に丸いエンブレムを見つけることだ。

トレイルレイテッドと記されたそのバッヂは、ジープが独自に定めた走破性の試験をクリアした証である。

渡河性能や障害物を乗り越える際に欠かせない地上高、アプローチ&デパーチャーアングルが優れていることはもちろんだが、デフロック機構に関しても最上級のものが装着されていると考えていい。

スーパーカーの性能がサーキットでしかフルに発揮できないように、トレイルレイテッドの真価を公道で体感することは不可能に近い。

今回、「JEEP ADVENTURE at HAKUBA」と銘打った試乗会が開催された目的は、ワイルドなステージでJEEPのポテンシャルをフルに試すことだった。

「誰かひっくり返すぞ」恐怖の直滑降

オフロード系4駆モデルの試乗会がオフロード・コースで開催されることは少なくない。

でもその手の試乗スタイルに慣れているジャーナリストにとって、正直それは予定調和。「言われた通りにすれば安全なんでしょ」という遊園地のスリルに過ぎないのである。

「そんなのおかしい! アメリカと同じようにワイルドな場所で試乗会をしよう!」と言い出したのはジープ・ブランドを含むFCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長本人だったという。

鶴の一声があれば、そりゃあヤルしかないでしょう。

スキー場の斜面に設定された今回のコースは、事前にプロが試して安全を確認している。

ところがそこに「予想外」が加わった。連日のように降り続く雨である。

結果から言うと、ラングラー専用に設定されたタフなコースは、ラングラーの最上級の走破性能もあって「写真映えはするが」安全パイだった。

一方それ以外のモデルのために設定されたコースがヤバかった。濡れた草とぬかるんだ土はまるで圧雪の如し。

長野県白馬村といえば、1998年の長野オリンピックのスキージャンプ台が有名だが、まさにそんな感じの直滑降。

試乗会の初日に参加した誰もが「これは誰か転がすぞ!」と確信するほどタフなコンディションだったのである。

滑走が始まり、リアが横滑りしだして

チェロキーとレネゲードのトレイルホーク、そしてグランドチェロキーのリミテッドで急斜面に立ち向かう。

その作法は4WD LOW(低速モード)モードを選び、ヒルディセントコントロール(HDC)のスイッチを押し、あとはシートベルトをきつく締めて祈るだけ。

ズズッ、ズズッと重登山靴を履いた山男が圧雪を踏みしめるように、ジープが急斜面の草っ原を降りていく。

その途中で僕はブレーキを踏むという暴挙を犯してしまった。するとすっぽ抜けたように滑走がはじまり、リアが横滑りしだして……、大いに冷や汗をかいた。

たぶんどんなに運転の上手い人でもHDCには敵わない。

ちなみにこの直滑降の試乗コースはさすがにヤバいということで、試乗会2日目は別コースが用意されていた。

HDCは半自動運転のようなものだが、その最中でもインフォメーションが途絶えない点は印象的だった。この感覚は、全てのジープのドライブフィールにも共通している。

岩を踏み越える瞬間、水たまりを抜ける瞬間の微かなスリップ、伸びきったリアアシが捉える路面のザラつき。

それら全ての感触がちゃんと把握できるので、安心してドライブできるし、次に行ってみたい場所の想像も無限に膨らんでいく。

まさに「Go Anywhere. Do Anything.」というジープのスローガン通りなのだ。

気になったのは「ピンとキリ」

いずれ劣らぬジープ最上級、中でも特に印象に残ったのは、ヘラヤライエローのラングラー・ルビコン(2ドアモデル、限定100台、完売)と、レネゲード・トレイルホークだった。

言うなれば長兄と末っ子?

どちらもコンパクトに感じられ、ドライブフィールも軽快で、まるで草原を走り回るライトウェイトスポーツカーのように感じられたのだ。

ジープの日本市場における販売台数は絵にかいたような右肩上がりで、「FCAジャパンの販売車輛が輸入車シェアの10%を突破」という先頃の偉業にも大きく貢献している。

それほどまでに日本人に受け入れられているジープだが、その主役はラングラーならば4ドアのアンリミテッドだろうし、グランドチェロキーやチェロキー、そしてコンパスといったクロスオーバーSUVという言うなればファミリーカー的な面々なのだと思う。

だがAUTOCAR読者のようなクルマ好きにお薦めしたいのは、よりジープの原種に近い上記の2モデルだ。

今回はワイルドなコンディションで「本物ぶり」を確認できたが、普段使いのインテリジェンスもちゃんと備わっている。

楽しいクルマと出会いたいけれど、4×4じゃないでしょ、なんて思っている全てのクルマ好きにこそ乗ってもらいたい。

きっと新しいクルマ生活様式のドアが開くはず。

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