32歳、35年落ちコルベットを買う──Vol.5 警告灯、点灯!
2022/06/24 21:00 GQ JAPAN 61
2022/06/24 21:00 GQ JAPAN 61
29歳で、中古のフェラーリを購入したGQ JAPANライフスタイル・エディターのイナガキが、ひょんなことから35年落ちのシボレー「コルベット」を増車した! 第5回は、警告灯に関するお話し。
“足車”としてピッタリ!?
俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記第2部「少年探偵団編」のVol.24──シボレー ・コルベット(4代目)
納車から数日間、人生初の“アメ車”に舞い上がったボクは、あらゆるところに1987年型コルベットを走らせた。
うれしかったのは、都心部にある多くのの機械式駐車場に停められることだ。もう1台所有するフェラーリ「360モデナ」は、全幅が1925mmもあるので停められる場所は限られる。最近、仕事で頻繁に乗る最新SUVの多くも、全高が1550mm以上あるから、ほとんど停められないのが現実だ。
いっぽうでC4型コルベットの全幅は1840mm。都心部に多い「全幅1850mm以下」の制限場所は難なく停められる。最低地上高もそれなりにあるから、バンパー下部などを擦ることもない。しかも全長は4535mm、全高は1200mmだからスルッと入る。
くわえてタイヤの扁平率は50%だ。機械式駐車場のパレットにホイールを擦るリスクも低い。もっとも、C4型コルベットの新車当時は50%でも低扁平だったようだ。それが今のスポーツカーは、30%や35%といった超低扁平を採用するのだから時代は変わった。
極薄タイヤの場合、パレットなどでホイールを傷つけるリスクは当然高まる。だから機械式駐車場を避けていた。が、わがコルベットは50%もある! スポーツカーであっても、機械式駐車場へ躊躇せずに停められるのだ。
これまで、行き先によっては「どこにクルマを停めればいいのか……」と、悩むことが多かった。到着してから「停める場所がない!」と、焦る場面も多かった。しかし、C4型コルベットではそんな不安は皆無だ。
35年前のスポーツカーだが、現時点では都内のカーライフでもストレス知らず。自身の“足車”としてピッタリな1台になりそうだ。
「32歳、35年落ちコルベットを買う」を、もっと読む。
32歳、35年落ちコルベットを買う──Vol.4 ついに納車!29歳で、中古のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが、ひょんなことから35年落ちのシボレー「コルベット」を増車した! 第4回は、納車時の感動を綴る。32歳、35年落ちコルベットを買う──Vol.3 駐車場と自動車保険29歳で、中古のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが、ひょんなことから35年落ちのシボレー「コルベット」を増車した! 第3回は、納車までのあれこれ。32歳、35年落ちコルベットを買う──Vol.2 最終的な購入金額29歳で、中古のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが、ひょんなことから35年落ちのシボレー「コルベット」を増車した! 第2回は、購入時の思い出を振り返る!警告灯が3つも点いた!
調子に乗って走りまわっていたツケがきたのかだろうか。ある日、インパネの各種警告灯パネルに、「SERVICE ENGINE SOON」のランプが点灯した。
取扱説明書には「もし、走行中に点灯した場合には、コンピューター・コマンド・コントロール装置の点検が必要であることを示します。走行上、特に支障がないと思われる場合でも、なるべく早くディーラーの点検を受けてください」とあった。
とはいえ、走行中に異常は確認できない。しかも、気づくと消灯している。そしてまた走り出すと点灯する。点灯と消灯を気まぐれのように繰り返すのだから困ってしまう。
「点検を受けずにそのまま使用を続けますと、排出ガス浄化装置に損傷を与える原因となります」
どうやら放っておくわけにもいかなさそうなので、近々工場へもって行かなくては……と、ぼんやり考えていたら、今度は「LOW COOLANT」のランプが点灯!
「点灯した時は、冷却液レベル及び冷却液の漏れを確認し、直ちに冷却液の補充あるいは、また、冷却系統の修理をして下さい」
冷却系もトラブル発生か!? と、思ったものの、水温計の表示は90℃後半を維持したまま。しかも、少し走ると消えてしまい、2度と点灯しなかった。
さらにつづく。今度はバッテリーのイラストが点灯した。どうやら電圧に異常があるらしい。電圧が16.5V以上または11.5V以下になると点灯するようだ。メーター内に表示される電圧は、ときどき11.2Vや11.4Vとなるから、どうやら電圧にもなんらかのトラブルが潜んでいるのかもしれない。
もっとも電圧の警告灯も、常時点いているわけではない。数秒ほどたまに点灯するぐらいだから、あまり気にしないのが良いのかもしれない。いずれにせよ、短期間で3つも警告灯が点いたのだから1度、どこか工場へ持ち込むのが無難だろう。
「買ったばかりなのに」と心配する声もあるかもしれないが、現状販売で買った238万円のクルマである。保証付きだったり、車両価格が400~500万円と高額だったりするのであれば、販売元に相談するかもしれないが、あくまで238万円。しかも、1987年型のアメ車だ。安楽に乗られるとは思っていない。
気長にゆっくり直しつつ、コルベット・ライフを楽しもうではないか!という、寛大さがヤングタイマーを維持するうえで重要なのだろう。
次週は、タイヤ交換についてリポートする。
「29歳、フェラーリを買う」を、もっと読む。
29歳、フェラーリを買う──Vol.150 今までありがとうございました(最終回)『GQ JAPAN』の編集者・イナガキが2019年、中古のフェラーリ「360モデナ」を買ったことから始まった本連載は、今回が最終回。いままで本当にありがとうございました!I Bought A Secondhand Ferrari 360 Modena/ Installment One29歳、フェラーリを買う──Vol1. 運命の出会い熱狂的なフェラーリファンというわけではなく、スーパーカー好きでもない『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! はたして、勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 文・稲垣邦康(GQ)Ferrari 360 Modena Long-Term Test / Vol. 1229歳、フェラーリを買う──Vol.12 女優・夏樹陽子が語る! フェラーリの魅力とは?(前編)『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は長年F355を所有する“フェラーリの先輩”、女優・夏樹陽子さんに話を聞いた。前編では所有車の維持などについて語る! 文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.) 撮影協力・GST『32歳、35年落ちコルベットを買う』過去記事
Vol.1 運命の出会い
Vol.2 最終的な購入金額
Vol.3 駐車場と自動車保険
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
32歳、35年落ちコルベットを買う──Vol.11 いざ、入庫!
俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記第2部「少年探偵団編」のVol.27──マツダ・ロードスター(2代目)
かえってきた巨艦──新型ハマー試乗記
「故障かな?」夏は要注意な「アイドリングストップ機能」突然作動しなくなる意外な原因とは
2桁ナンバー物語 特別編 横浜33の日産シーマと俳優・伊藤かずえさん第2弾(前編)
ロードスターへ一新した3代目 トヨタMR-S(MR2) 真のドライバーズカー 英国版中古車ガイド
クルマの「オド/トリップ」メーターはなぜ存在? 距離を測る役割でも違う用途が存在するワケ
【テスラ モデルY 買いました】20分で600万超のクルマを躊躇いなくポチった理由
カリフォルニアン・ポルシェ 356と911(930型/964型) スピードスター3台を乗り比べ 後編
エンジンはポルシェ356のフラット4 VWタイプ1がベースのスポーツカブリオレ 後編
新時代のアメ車──新型キャデラック・リリック試乗記
高級なトラック──新型レクサスLX600“OFFROAD”試乗記
コンパクトで取り回し抜群! スズキ クロスビーのおすすめグレードは?
マツダ3とCX-30がマイチェン。2.0Lガソリンは全車マイルドハイブリッドを搭載
ジープ「ラングラー」にオープンを手軽に楽しめる特別仕様車が登場。V6エンジンを搭載
C-HRにブラック基調の特別仕様車が登場。専用装備を施し価格は据え置き
秋にマイチェンする「ホンダ フィット」にスポーティグレードの「RS」登場! 公式HPで先行公開が始まる
「FZ」が「カスタムZ」に! スズキ ワゴンRがマイナーチェンジ
まもなく生産終了! 貴重な5ナンバーワゴン、ホンダ シャトルのおすすめはまさかのベースグレード
お値段3億円超えでも112台が一瞬で完売! 復活した新型「カウンタック」にはランボルギーニの歴史と未来のすべてがある
マイチェン&50台限定車も! 「スープラ」に新開発6MTを設定