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冒険心をくすぐる本格オフローダー、ジープ「ラングラー」の言葉にできない魅力

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冒険心をくすぐる本格オフローダー、ジープ「ラングラー」の言葉にできない魅力

WRANGLER UNLIMITED RUBICON

アウトドアブームの広がりを見せる昨今、各地のキャンプ場は賑わいを見せている。2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、大勢の人が集まるイベントは縮小傾向が見られていた。ある程度落ち着きを見せた2020年後半では密にならない屋外での活動ならば良いのでは。という思いからアウトドアでの活動も再び活発になってきていると感じられる。

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そんなアウトドアでの活動を支えるのはクルマなのは間違いない。ミニバンやステーションワゴン、普通のセダン。活動する人数と持ち運ぶ機材の量に合わせたクルマを使えば良いだろう。しかしアウトドアに出かけると、ついつい心の奥底に眠る冒険心を掻き立てられる。そのアウトドアフィールドまでの道中やフィールドに着いてからのクルマの佇まいなど、やはり似合うクルマが欲しくなる。

ジープならではの遊び心も見受けられる

そんなシーンに似合うのはやはり本格オフローダーのジープ・ラングラーだ。1941年の初代ジープであるWillysの血統を引き継ぎ、伝統的な丸型ヘッドライト、7スロットグリル、台形オーバーフェンダー、大径タイヤ、背面タイヤを背負う。など全身からオフロード感を醸し出している。そんなラングラーに乗り込めば嫌が応にも気分がアガるのは間違いない。

ジープオーナー向けのイベントで感じられるオーナー愛

ジープオーナー向けに行われているイベントも積極的に行われているが、2020年は新型コロナウイルスの影響で大規模イベントのほとんどが中止となってしまった。それでは長年培ってきたジープオーナーのコミュニティが消極的になってしまうということで、ジープオーナー向けの花火大会が行われた。200台の応募のところへ1200台の応募があり、6倍という倍率を突破したオーナー向けの花火大会が10月に行われた。そこには多くジープオーナーが自慢の愛車と共に集結した。感染対策のため花火は自車から眺める形式のドライブスルー方式がとられたが、ラングラーのオーナーの中には、フリーダムトップを活かしてフロント部分を外し、自車内にも関わらずオープントップの開放的な空間から花火を鑑賞していた。そんな使い方ができるのもラングラーの特徴だろう。

フリーダムトップによってルーフも簡単に取り外せる

どこへでも行きたいと思う装備と性能

小さな冒険心に火が着いたので河原を探して冒険をしてみた。高度なオフロードテクニックを持っている訳ではないので、安心して走れる程度の河原にした。それでも場所によってはゴツゴツとした石があり、河原に出るまでの部分に山から溢れ出した水が溜まっている部分など、オフローダーを感じるには十分な雰囲気だ。

ラングラーにはセレクトラックフルタイム4×4システムを搭載しており、フルタイム4×4システムの他にマニュアルで切り替える伝統的なパートタイム4×4システムも持っている。さらにルビコンならば、「4L」のギア比を4:1低レンジにすることでオフロード性能を向上する機能や、前後のデフをロックするトゥルロックを装備して、前後のデフを個別にロックすることも可能だ。さらに電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムも搭載している。これらの機能を使いこなせば、どんな悪路でも制覇できると感じられる。

ATのセレクトレバーの横には4×4のセレクトレバーが存在する

実際これらの装備を活用するとなれば相当のオフロードに行かなくてはならないが、あれば安心感に繋がる装備でもある。このままでは無理かなと思えば、4Lやデフロックなどを使えば走破できると思えるかどうかは、安心感の違いに繋がる。

前後のデフをロックするトゥルロックと電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムのスイッチが装備される

今回試乗したラングラー・アンリミテッド・ルビコンは3.6LペンスターV6エンジンの285ps、347N•mというパワーとトルクを持つエンジンを搭載し、組み合わされるミッションは8速ATとなる。高速道路や登坂路でも溢れるパワーとトルクを活かした走りが可能だ。全長4870mm、全幅1895mm、全高1850mm、車両重量2050kgという巨体を軽々と走らせてくれる。郊外の道ではその巨体は気にならないが、東京の都心部では少々大きさを感じてしまう部分があるのは事実だ。

3.6LペンスターV6エンジンの285ps、347N•mを積む

また、ルビコンはLT255/75R17というマッドテレーンタイヤが装着される。その名が示す通り、マッド(泥)やガレ場、水場を抜けるにはちょうど良いタイヤを装備している。今回降りた河原でもその安心感を感じられたが、一般道では若干のロードノイズとステアリングを切った時のタイヤのヨレなどは気になる部分だ。だがそれらを覆すほどのアウトドアでの安心感は他にはない。

ブロックパターンが特徴的なLT255/75R17というマッドテレーンタイヤ

車内も本革シートや革巻きステアリング(どちらもヒーター内臓)など装備も充実

荷室部分は最初に下側のドアを開け、ガラスハッチを開くタイプ

数日乗ったラングラーは、心の中に小さくついた冒険心をどこかで解き放ちたい。これからの秋~冬もアクティビティは豊富にある。冒険に出かけたいそんな気持ちにさせてくれた最高の1台だった。

■関連情報
https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

取材・文・撮影/雪岡直樹

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みんなのコメント

4件
  • マニュアルも日本導入あるかな?と期待していたんだけど…ダメでした
  • 細々した仕上げが雑なのと、ディーラーの態度がネックだな…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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