グッドイヤーのSUV向けオールシーズンタイヤ「アシュアランス ウェザーレディ」のサイズ数を拡大

2020年7月30日、日本グッドイヤーはオールシーズンタイヤ「アシュアランス ウェザーレディ（GOODYEAR Assurance WeatherReady）」のラインアップを30サイズに拡大し、2020年8月3日に発売すると発表した。

コンパクトSUVやミニバンに対応するサイズを追加
グッドイヤーのオールシーズンタイヤといえば、「ベクター4シーズンズ（Vector 4Seasons Hybrid）」を連想する人が多いだろう。2008年に日本で発売されて以来、非降雪地域においては夏用／冬用タイヤへの交換をせず、その名のとおり1年中履いていられるタイヤとして徐々に知名度を高め、今では人気ジャンルにまで台頭してきた。

大雑把に言ってしまえば、夏タイヤとスタッドレスタイヤの性能のいいとこ取りをしたようなタイヤで、ドライやウエット路面はもちろんのこと圧雪路やシャーベット路での走行も可能とする。高速道路での冬タイヤ規制にも対応し、夏タイヤでは走行できない場面を乗り切る性能を持つ。ただし万能ではなく、ブラックバーンやミラーバーンなど凍結路面での走行安定性でスタッドレスに及ばない点は注意しなければならない。

ベクター4シーズンズは知名度の上昇とともにサイズメニューを拡大し、今では45サイズを用意する。しかしその多くは比較的扁平率の低いタイプで、乗用車用タイヤとしてラインアップされている。

そして2018年8月、日本自動車市場におけるSUVの販売台数増加をうけて投入されたオールシーズンタイヤが「アシュアランス ウェザーレディ」だった。

ベクター4シーズンズとは異なる非対称トレッドパターンや、大豆油を配合した新開発コンパウンド、あらゆる路面コンディションに対応するための溝構造エボルビングトラクショングルーブなどを採用する。これによりSUV用タイヤに求められる剛性感や、低温時のグリップ力、夏タイヤと同等の静粛性を実現している。

この発表当初は、18インチを中心とした比較的大きなリム径の全13サイズを投入していた。それから2年後の2020年7月30日、15インチ～17インチを中心にした全17サイズを新たに追加することを発表。このラインアップの中には、フォルクスワーゲン Tクロスに採用される205／60R16やマツダ CX-3の215／60R16といったコンパクトSUVや、ミニバンに対応するサイズが含まれている。

夏用と冬用タイヤ2種類を用意する必要のないコストパフォーマンス性の高さで注目を浴びているオールシーズンタイヤ、近年のブームで急速に販売台数を伸ばしてきたSUV、流行を過ぎたとはいえいまだに新車販売台数ランキングの上位を占めるミニバンと、いずれも人気の高いジャンルを捉えたアシュアランス ウェザーレディは、今後も注目されること必至だろう。

グッドイヤー アシュアランス ウェザーレディ　サイズリスト
今回追加されるサイズラインアップ
255／50R20 109V XL
235／50R19 99V
255／50R19 107H XL
225／45R18 95V XL
245／45R18 100V XL
235／50R18 97V
265／60R18 110H
215／50R17 95V XL
215／55R17 94V
225／55R17 97H
235／55R17 99H
215／65R17 99H
205／55R16 91H
205／60R16 92V（2020年10月発売）
215／60R16 95H
215／70R16 100T
195／65R15 91H
※以下は従来からのサイズラインアップ
235／55R20 102H
235／55R19 101V
225／55R18 98V
255／55R18 109V XL
235／55R18 100V
235／60R18 103H
225／60R18 100H
235／65R18 106H
225／60R17 99H
215／60R17 96H
225／65R17 102H
235／65R17 104H
215／65R16 98H

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