2月新車販売速報、緊急事態宣言が継続する中でも前年比0.5％の増加 ヤリス＆ルーミーなどがけん引

2月の新車販売は、前年比0.5％増の43万2299台で、5ヶ月連続のプラスとなった。軽自動車が5.0％増と力強さを維持する一方、登録車は2.2％減とマイナスに転じ、厳しい経済状況の下、明暗が分かれた格好。特に13.9％減となった小型乗用車の弱さが目立っている。

登録車は26万2372台（乗用車は22万6954台）が登録され、前年に比べて2.2％減少（乗用車に限れば2.7％減）した。乗用車販売トップ3は、1位「トヨタ ヤリス」（ヤリスクロスを含む）、2位「トヨタ ルーミー」、3位「トヨタ アルファード」の順で前月と同じ顔ぶれとなった。

このうち普通乗用車（3ナンバー車）は13万2622台が登録され、前年比7.3％増と強さを見せた。この背景には「トヨタ ヤリスクロス」、「トヨタ アルファード」、「トヨタ ハリアー」などの好調がある。

一方、小型乗用車（5ナンバー車）は、前年比13.9％減の9万4332台と2ヶ月連続でマイナスになり、減少幅も拡大した。昨秋、マイチェンを機に「トヨタ タンク」と統合された「トヨタ ルーミー」は引き続き好調だが、「トヨタ ライズ」や「日産 ノート」など他の売れ筋モデルのマイナスが響いた。

軽自動車は5.0％増の16万9927台（軽乗用車に限れば4.7％増の13万4937台）で、5ヶ月連続のプラスとなった。販売トップ3は、1位「ホンダ N-BOX」、2位「スズキ スペーシア」、3位「ダイハツ タント」がキープ。もっとも、2位のスペーシアが前年比9.9％増と伸びた一方、他の2台は前年から3～4％程度台数を減らしている。ほかには、「日産 ルークス」（4位）や「スズキ ハスラー」（6位）なども好調だ。

Comments

どこぞと違って、国内で色んな車種を頑張って展開してるトヨタの努力でしょう。

コロナ特需で潤った、個人飲食店経営者が買い換えたりしていたのかな？ｗ