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ジャガー・クラシック、XK120をレース参戦仕様にレストア

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ジャガー・クラシック、XK120をレース参戦仕様にレストア

Jaguar XK120

ジャガー XK120

ジャガー・クラシック、XK120をレース参戦仕様にレストア

人気モデルのデイビッド・ガンディからのオーダー

ジャガーのヒストリックカー部門ジャガー・クラシックは、イギリス出身の人気モデルであり、ジャガーのエンスージアストとして知られるデイビッド・ガンディのために進めていた「XK120」のレストアを完了。ガンディへXK120を納めた。

11ヵ月間に及んだこのレストアプロジェクトは、英国ウォリックシャーにあるジャガー・クラシックのファクトリーにおいてトータル2700時間を要している。ヒストリックレースイベントのジャガー・クラシック・チャレンジ参戦仕様となっており、スペックはオリジナルの「XK120ライトウェイト」にインスパイアされている。

可能な限りオリジナル仕様を残したレストア

デイビッド・ガンディは、以前から「XK120」の所有を夢見ていたという。

「私は2013年と2014年にミッレミリアで『ジャガーXK120』をドライブした経験があり、この特別なクルマをいつか所有したいと思っていました。ジャガー・クラシックのチームは、レストア計画を詳細に検討し、私が求めていたことをすべて実行するという、驚くべき仕事をこなしてくれました」

ジャガー・クラシックは、米国・カリフォルニア州に保存されていた1954年製「XK120」を探し出し、可能な限りオリジナルコンディションを残したままレストア作業を施した。

最高出力が180bhpから225bhpにパワーアップ

搭載される直列6気筒ユニットは、レースでの使用を目的として、約5ヵ月半かけて細心の注意を払いながら再整備されている。その結果、最高出力は180bhpから225bhpへとパワーアップを果たし、高速走行における耐久性も大幅に向上した。エキゾーストシステムは、通常のシングルパイプに代えて、デュアルパイプを装着している。

その他の改良点として、リヤはドラムブレーキのまま、フロントに4ポットキャリパー付きディスクブレーキを装着。より素早いシフト操作が可能なレーシング仕様のギヤボックスに換装された。また、サスペンションもセッティング調整が可能なショックアブソーバーを装着している。

オーナーからの特別な要望を忠実に再現

ジャガー・クラシックの代表を務める、カルム・マッケーニーは、今回のレストア作業について以下のように語っている。

「このユニークな『XK120』は、ジャガー・クラシックが誇る専門知識、スキル、職人技の結晶と言えるでしょう。この象徴的なスポーツカーを、ドライブが楽しめるように復活させただけでなく、ディテールへのこだわりとインテリアのオーダーメイドデザインが、デイビッドの個性を際立たせています」

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