現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 29歳、フェラーリを買う──Vol.99 施工するのはどこ!?

ここから本文です

29歳、フェラーリを買う──Vol.99 施工するのはどこ!?

掲載 更新 19
29歳、フェラーリを買う──Vol.99 施工するのはどこ!?

『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、わが360モデナのプロテクション加工のお話。

作業にはちょっと時間を要します

プジョーのSUVは“個性”と“ハイパフォーマンス”を手に入れた!──新型プジョー3008GTハイブリッド4試乗記

わが360モデナを傷などから守るために、試しにフロント・バンパーのみ「スプレー・ペイント・プロテクション・フィルム」、略して“SPPF”を実施した。

【前話:Vol.98 “SPPF”に注目!】

これは、スプレーを使ったボディプロテクションの手法だ。帯状のフィルムを貼るかわりにスプレーを吹きかけて塗膜をフィルム化し、ボディを守るというアイディアで、2~3年前に登場した最新技術という。

SPPFのウェブサイトには以下の説明が載っている。

「スプレーガンで塗るタイプの剥がせる透明保護塗料。それが、SPPF (スプレーペイントプロテクションフィルム)です。施工はゴミやホコリの付着を避けるため専用の塗装ブース内で行われ、ボディに吹き付けられた塗料は十分な乾燥時間を経て分厚いフィルムへと変化します。またSPPFは貼るタイプのフィルムのような『接着』ではなく、柔軟性のある特殊塗料が乾燥する過程で収縮し、ボディに吸い付くように『吸着』するメカニズムで愛車を飛び石や擦り傷から守ります」
Vol.96 春なのに
Vol.95 事故の決算書

整備を依頼するフェラーリ横浜サービス・センターとしても、今後、ユーザーへ積極的にSPPFを提案していくとのこと。すでに何台か施工されているのだろいう、と、思いきや、なんと、わが360モデナが初めて、という。はたして、仕上がりはいかに……。

待つこと約1週間、ようやく施工が完了した旨、連絡が届いた。SPPFは、一般的な貼るタイプのフィルムよりも作業が複雑なので、作業に時間がかかる。
Vol.90 UVERworld・真太郎さんとの出会い(後編)
Vol.89 UVERworld・真太郎さんとの出会い(前編)

ナチュラルすぎる仕上がり

久しぶりに対面したわが360モデナは、これまでと変わらない。「本当にSPPFを施工したの?」と、疑ってしまうほど違いがわからない。もちろん、SPPFはしっかり施工済みだ。

SPPFの施工では最後に表面を研磨する。したがって、というか、そのおかげで、フロントバンパーは艶があって、これまでよりも美しく見える。

フェラーリ横浜サービス・センターの高橋忠久工場長によれば、とくにカーブのキツイ部分は、貼るタイプのフィルムの場合、貼ったことがわかるケースが多いが、SPPFであればそういうことはないという。
Vol.87 458スパイダーとの偶然の出会い
Vol.86 フェラーリの実燃費 Part.2
Vol.85 新型ポルトフィーノMも良いではないか!

たしかに、カーブのきつい左右コーナーも、SPPFが施工されているのかどうかは、パッと見レベルではわからない。安井宏充フォトグラファーも「SPPFを施工しているのがわかるように撮影するのは難しいです」と、述べた。それほど、ナチュラルな仕上がりなのだ。

これで本当に飛び石などによる傷から守ってくれるのだろうか? 試すわけにはいかないので、今後走るときにチェックしたいと思う。
Vol.66 自動車保険の現実(後編)
Vol.65 自動車保険の現実(前編)

貼るタイプのフィルムより高価だし、施工に時間もかかるけれども、これほど目立たないのであれば、その価値は大いにあると思う。

ボディ全体にSPPFを施工してもいいかなぁ……と、ちょっと考えたけれども、そうなると費用も高額になるので諦めた。ぼくにとっては施工時間よりも施工費用がネックである。
Vol.62  トラブル発生!?
Vol.61  純正サスペンションを紛失!?

そこで、あまり目立たない部分は貼るタイプのフィルムを装着することに決めた。いずれ落ち着いたらトライしようと思う。

さて、次回は100回目を迎える。“なんとなく”はじめた連載だけに、われながら驚きだ。連載100回目はフェラーリをこよなく愛する女優にご登場いただく。乞うご期待!

『29歳、フェラーリを買う』直近記事
Vol.98 “SPPF”に注目!
Vol.97 愛車を守りたい!
Vol.96 春なのに
Vol.95 事故の決算書
Vol.94 保険協定の結果
Vol.93 修理金額判明
Vol.92 事故の続きと驚きの方向へ
Vol.91 愛車をぶつけました
Vol.90 UVERworld・真太郎さんとの出会い(後編)
Vol.89 UVERworld・真太郎さんとの出会い(前編)
Vol.88 フェラーリ・クラシケ取得は簡単に進まない!?
Vol.87 458スパイダーとの偶然の出会い
Vol.86 フェラーリの実燃費 Part.2
Vol.85 新型ポルトフィーノMも良いではないか!
Vol.84 ローマに乗る
Vol.83 2020年を振り返る
Vol.82 人生初のツーリングに参加
Vol.81 あるべき“穴”がない!
Vol.80 クラシケ取得費用に納得
Vol.79 スーパーカーとソーシャルメディア
Vol.78 愛車をイベントに展示しました(後編)
Vol.77 愛車をイベントに展示しました(中編)
Vol.76 愛車をイベントに展示しました(前編)
Vol.75 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その5
Vol.74 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その4
Vol.73 この夏、愛車に乗れませんでした
Vol.72 オウナーとの交流
Vol.71 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その3
Vol.70 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その2
Vol.69 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その1
Vol.68 トラブル発生!
Vol.67 ドライブレコーダーの装着
Vol.66 自動車保険の現実(後編)
Vol.65 自動車保険の現実(前編)
Vol.64 フェラーリのオフィス・チェア
Vol.63  F8トリブートのオウナーに会う!
Vol.62  トラブル発生!?
Vol.61  純正サスペンションを紛失!?
Vol.60  612スカリエッティのオウナーに会う
Vol.59  認定中古車で迷う(後編)
Vol.58  認定中古車で迷う(前編)
Vol.57 フェラーリ・オウナー専用のスマホ・アプリとは?
Vol.56 新車フェラーリの購入はいかに
Vol.55 いざ、新車フェラーリの商談へ!
Vol.54 ローマの購入を真剣に考える
Vol.53 1カ月半ぶりのドライブへ(後編)
Vol.52  1カ月半ぶりのドライブへ(前編)
Vol.51  月々2万円でフェラーリに乗れる!?
Vol.50 気になる車両価格と連載50回目
Vol.49  カスタマイズ費用の総額
Vol.48 ちょっと古いフェラーリのランニングコスト
Vol.47 愛車にしばらく乗りません!
Vol.46 外出自粛の今、愛車を楽しむ方法とは?
Vol.45 新型コロナウイルス問題でフェラーリの新車販売はどうなる!?
Vol.44 フェラーリでスキーに連れてって!
Vol.43 ドアがロックされない!後編
Vol.42 ドアがロックされない!前編
Vol.41 トラブル発生! ドアが開かない!?
Vol.40 超有名漫画家が360モデナを描き下ろす!
Vol.39 新車フェラーリを購入!?

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産 [アリア]って実は完成度高すぎる[クルマ]じゃない?
日産 [アリア]って実は完成度高すぎる[クルマ]じゃない?
ベストカーWeb
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
ベストカーWeb
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
AUTOCAR JAPAN
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
AUTOSPORT web
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
ベストカーWeb
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!?  実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!? 実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
Auto Messe Web
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
AUTOCAR JAPAN
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
Auto Messe Web
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース

みんなのコメント

19件
  • 乗る気のないモデナごときにプロテクション?
    アホなのか?
    アンチコメントがほぼ100%。よくも100回続けるなぁ。鉄のハートだな。まあ、ええわ、この記事、
  • もうこの連載はどうでもいいよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1758.81884.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

849.98880.0万円

中古車を検索
360モデナの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1758.81884.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

849.98880.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村