F1第9戦トスカーナGPとして、ムジェロ・サーキットで初めてグランプリが開催されている。ムジェロは高速コーナーが多くコース幅も狭いため、オーバーテイクの機会は少ないのではないかと見られていた。
しかし併催されているF3とF2のレースでは、最大のオーバーテイクポイントであるターン1で多くのバトルが見られており、F1ドライバーたちもレースに向けて期待を高めているようだ。
■初開催ムジェロでPPのハミルトン……ボッタスの学習力に「重圧が高まった」
ルノーのダニエル・リカルドは、DRSに加えてコーナーで複数のラインを取れることから、思ったよりも退屈なレースにはならないかもしれないと話した。
「これから起きることについて、少し期待が増しているんだ」
「DRSの効果はしっかりあるように思える。そしてターン12やターン15のように、ラップ終盤に高速コーナーがたくさんある。そこはとても長いコーナーで、イン側に留まったりワイドに走ったりできるように思える。複数のラインを取れるんだ」
「それは(前を走るマシンが生む)乱流から出るのに役立つ。おそらく、ラップ後半でDRS圏内まで接近することができると思う。つまり簡単に言えば、あまり興奮したくはないけれど、予想していたほど退屈ではないかもしれない。それは朗報だ」
ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)もリカルドと同様の意見を持っている。そして、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が大きく、2ストップ戦略を採るマシンが増えれば、より積極的に攻めるマシンが増える可能性があると語った。
「タイヤの温度や路面の温度により、劣化が激しくなるかもしれない」
「コーナーもとても長いし、好きなように複数のラインを走れる」
「ターン12や最終コーナー、そして最初のコーナーも違うラインを走れる。だから、それがレースに影響を与えることを願っている」
2番グリッドスタートのバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、事前に予想していたものとは大きく状況が異なると話した。
「週末に入るまで、(オーバーテイクは)ほぼ不可能だと思っていたが、フリー走行で実際にはトラックがとても広く、コーナーでは様々なラインがあることが分かった」
「ターン1までは長い距離がある。レーススタートまで、(ホームストレートで)向かい風が続くことを願っている。大きなメリットになるからね」
予選16番手に沈んだピエール・ガスリー(アルファタウリ)は、タイヤのデグラデーションがフリー走行で経験したものと同じレベルなら、レースが面白くなると述べた。
「タイヤのデグラデーションは深刻な問題となるだろう。高速コーナーがたくさんあり、タイヤに多くの負荷がかかるトラックで、路面温度が高くなれば特にね」
「それが鍵になると思う。僕たちは予選が非常に重要だと確信していたので、予想よりも多くのオーバーテイクができればと願っている」
「他のカテゴリーを見ると、リカバリーが不可能だとは思えない。だから今は、予想よりもエキサイティングなレースになると思っている」
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