現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > マツダ・CX-80 ~新型3列シートSUV先行解説~

ここから本文です

マツダ・CX-80 ~新型3列シートSUV先行解説~

掲載 14
マツダ・CX-80 ~新型3列シートSUV先行解説~

車種別・最新情報 [2024.03.28 UP]


マツダ・CX-80 ~新型3列シートSUV先行解説~

《2024年内に国内導入か?》CX-80先取りチェック

期待の3列シートSUV、まもなく国内市場に登場!
文:横田 晃


MAZDA CX-80
※画像は北米CX-90

CX-8の後継車となる
新世代3列シートSUV
 日本ではファミリーカーの代名詞的な存在になっているミニバンの市場は、欧米ではほぼ壊滅している。そもそも多人数で乗れるミニバンは、クライスラーがボイジャーで開拓したカテゴリーだが、本国アメリカでは”女性が子どもをサッカー教室に送迎するクルマ”という差別的なレッテルを貼られて、衰退してしまったのだ。
 そんなミニバンに代わって北米市場で多人数乗車のニーズに応えているのが、3列シートのSUV。男らしさにこだわるアメリカ人にも、逞しいSUVなら家族と乗っているところを誰かに目撃されても恥ずかしくないというわけだ。
 そんなわけで、各社が世界の市場で覇を競うSUVの中でも、逞しさと美しさと快適性を共存させたマツダのCXシリーズの人気は高い。とくに、まだミニバンの人気が底堅い日本国内では他社が3列シートSUVをあまり導入しておらず、2017年に登場したCX-8が、ひとり気を吐く状態だった。
 ところが、マツダの次世代商品への代替わりが進む中、CX-8も2023年12月25日をもって生産が終了したと発表された。マツダはCX-8の発売と入れ替わりに、ミニバンのプレマシーとビアンテの販売を終了しているから、国内市場向けの3列シート車は、これでひとまず消滅したことになる。
 その穴を埋める新型3列シートSUVが、CX-80だ。
 もともとCX-8は、北米向けのCX-9の車幅などを縮小したナロー版として誕生した。その後継となる80もまた、2022年から北米で発売されている新世代のCX-90をベースに、2m級の車幅などを切り詰めて日本国内(と欧州)でも使いやすいサイズに仕立てたモデルになるはずだ。
 先代となるCX-8は、全長4925×全幅1840×全高1730mmだった。対して北米向けのCX-90は全長5100×全幅215×全高1730mm(いずれもインチ表示から換算)。日本で使うには全長は5mに抑えたいし、全幅も2m以下は必須だろう。
そこで参考となるのが、新世代商品第一号として国内展開されている、2列シートSUVのCX-60のサイズ感。全長4740×全幅1890×全高1685mmだから、兄貴分となるCX-80は全長が5000mm弱、全幅はCX-60と同じ1890mmというあたりが妥当なセンだろう。
 新世代のFRプラットフォームに搭載されるパワートレーンも、CX-60と同じ直6の3.3ℓディーゼルと同マイルドハイブリッド、直4の2.5ℓガソリンと同PHEVと予想される。


すでに世界で高い評価を得ているマツダ車の魂動デザインは、新世代商品群にも受け継がれている。写真のCX-90のナロー版となるCX-80のフォルムも、美しいものになるはずだ。

上質感のある素材を精緻に組み付けたインテリアの仕立てのよさも近年のマツダ車の美点。CX-80のインパネ周りも、事実上の兄弟車となるCX-90とほぼ同じものになるだろう。

3列目シートまで使用中の荷室容量は必ずしも広大ではないが、普段は2列シートで使うのなら、十分以上の使い勝手を発揮してくれるだろう。車中泊もこなせそうだ。

現行の3列シート車、CX-8は、昨年末に生産を終了している。一般的なミニバンを持たないマツダでは、唯一の多人数乗車対応モデルだった。

北米では2列シート&ワイドボディのCX-70が発売開始
 FRシャシーを特徴とするマツダの新世代ラージ商品群は、2022年9月に日本と欧州の市場に投入された2列シートSUVのCX-60が第一弾だった。第二弾として2023年4月に北米市場で発売されたのが、3列シートSUVのCX-90だ。そして第三弾として、2024年1月に2列シートでワイドボディを持つCX-70が北米で発売されている。今回予想したCX-80は日本国内向けの新世代車としては第二弾、マツダ全体では第四弾としてデビューすることになる。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
AUTOCAR JAPAN
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
AUTOCAR JAPAN
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
乗りものニュース
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
VAGUE
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
motorsport.com 日本版
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
くるまのニュース
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
VAGUE
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
WEB CARTOP
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン

みんなのコメント

14件
  • 手羽先さん
    平たい顔族
  • けなっしー
    >90は全長5100×全幅215×全高1730mm(いずれもインチ表示から換算)。
    全幅が215mmって随分狭いですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

299.4505.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.0489.6万円

中古車を検索
CX-8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

299.4505.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

144.0489.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村