「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、三菱 コルトとデリカD:5だ。
三菱 コルト(2010年:一部改良)
三菱のコンパクトカーであるコルトと、ミニバンのデリカD:5が、同時に一部改良された。いずれも燃費を向上してエコカー減税対応になったのだが、さっそく試乗して魅力を探ってみることにした。
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i-MiEVをデビューさせてEVのマーケットにいち早く名乗りを上げた三菱だが、その本格普及にはまだ時間が必要だ。だから既存モデルを熟成させ魅力を維持して行くことも重要だ。
というわけで、コルトから。その登場は2002年だから、最新の(編集部註:2010年当時)コンパクトカーと比べると古さを感じてしまいそうなところだが、独特のモノフォルムデザインはあまり古びていないし、何よりも足腰がしっかりしているのがコルトの強みといえるだろう。
今回の一部改良では、ボディカラーの一部変更以外、内外装はノータッチだった。変わったのは、オルタネーターの発電制御を進化させ、減速時に重点的に電気を起こす回生エネルギー機構を導入したことだ。コルトでは発電制御は以前も行っていたのだが、制御をより細かくすることで燃費効率を上げたのだ。
また、コルトプラスの主要モデルはエンジンが1.3Lとなった。その結果、コルト/コルトプラスの1.3LはFFで75%、4WDでも50%のエコカー減税対応車となった。これが最大のニュースといえるだろう。
今回、試乗したグレードは、コルトで売れ筋のクールベリー。最新のライバルたちと比べると、室内の広さはソコソコだし、やや騒々しいエンジンと、もう少し低回転重視でいてほしいCVTなど、古さも感じさせるところはあるけれど、値頃感と素性の良さは健在だった。
■三菱 コルト クールベリー 主要諸元
●全長×全幅×全高:3900×1680×1550mm
●ホイールベース:2500mm
●車両重量:1020kg
●エンジン種類:直4 DOHC
●排気量:1332cc
●最高出力:68kW<92ps>/6000rpm
●最大トルク:124Nm<12.6kgm>/4000rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:20.0km/L
●タイヤ:175/65R14
●当時の価格(税込み):127万500円
三菱 デリカD:5(2010年:一部改良)
2007年、やや幅広のボックス型ボディと、2.4Lエンジンで登場した三菱のミニバンが、デリカD:5だ。
2009年にはFF車を2.4Lから2.0Lにスイッチし、これがエコカー減税50%に対応。2.4Lの4WD車も燃費を向上させて75%のエコカー減税としたほか、全車を4WDのD:5の意匠に揃える(C2は廃止)改良を行なった。したがって、今回の一部改良は機能/装備面の変更が中心だった。
ベースモデルのMに、助手席側電動スライドドアとキーレスオペレーションが標準装備となったほか、Gパワーパッケージは運転席側も電動スライドドアが標準装備された。また、ナビゲーションのMMCSが地デジ対応化され、外部接続機器をボイスコマンドなどで操作するリンク機構を採用するなど、キメ細かな進を遂げている。
車体周辺をナビゲーションの画面に映し出すマルチアラウンドモニター装着車の場合、サイドアンダーミラーが廃止されて外観がスッキリとしたのも朗報といえるだろう。
今回は、4WDのG-プレミアムに試乗してみたが、4WDらしい安定感と乗り心地を両立した足まわりは相変わらず健在だった。室内も広く、柔軟で使い易いから、このクラスのミニバンを検討中の人にはオススメできる1台だ。
■三菱 デリカD:5 G-プレミアム 主要諸元
●全長×全幅×全高:4730×1795×1870mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1800kg
●エンジン種類:直4 DOHC
●排気量:2359cc
●最高出力:125kW<170ps>/6000rpm
●最大トルク:226Nm<23.0kgm>/4100rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置き4WD
●10・15モード燃費:11.2km/L
●タイヤ:225/55R18
●当時の価格(税込み):359万8000円
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みんなのコメント
古いハナシだけど、三菱に勤めてた親戚には初代ディアマンテとミラージュ・ファビオがあり、当時はよく運転させてもらいましたが、スタイリングはともかく特にファビオはフランス車の様な優しい乗り心地でもの凄く良かったです(結局スタイルは昔からそんなに・・・)。
今でも古さを感じないアイを育てあげれないで廃盤にする会社は無能の集団か?
アイの欠点は前後異径タイヤとリコールの多さ!
これが無ければ良い車、そしてEVとしても高過ぎて印象悪くしてしまった。
それが三菱なんだ!気付け!少し見方を変えれば売れる車が出来るはず。
訳分からないOEM車売るの止めよう!
三社連合内の遣り繰りに留められないなら存在価値無し。