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マスタング コブラ ジェットがEVになってドラッグレースへ凱旋!ゼロヨン8秒台を達成

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マスタング コブラ ジェットがEVになってドラッグレースへ凱旋!ゼロヨン8秒台を達成

Ford Performance Mustang Cobra Jet 1400 prototype

フォード パフォーマンス マスタング コブラ ジェット 1400 プロトタイプ

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ドラッグレースの最高峰シリーズでお披露目

フォードモーターの高性能車部門を司るフォード パフォーマンスは、フルEVのドラッグレーサー「マスタング コブラ ジェット 1400」を開発中だ。

現在着々と開発が進む新時代の“コブラ ジェット”が、2020年9月第一週の週末に開催されたドラッグレースイベントに姿を現した。

あの“コブラ ジェット”が電気で蘇る

ドラッグレースの最高峰シリーズといわれるNHRA(全米ホットロッド協会)に、コブラ ジェットの名前が帰ってきた。

2020年9月、インディアナ州インディアナポリスにあるルーカス オイル レースウェイに集まった観客の前に登場した2ドア クーペが積んでいたのは7.0リッターのV8ではなく、大容量バッテリーとモーター。「マスタング コブラ ジェット 1400 プロトタイプ」は、純粋なるBEVのドラッグレーサーなのである。

「馬力」に魅せられる観衆

マスタング コブラ ジェット 1400 プロトタイプが一般観衆の前に登場したのは今回が初。NHRAの営業部長兼最高開発責任者、ブラッド・ガーバーは語る。

「ドラッグレースは、デトロイトの方々が最も進んだパワートレインを証明する場であり続けてきました。どのようなカタチであれ、我々のファンは馬力に魅せられます。そして、マスタング コブラ ジェット 1400はフォード モーター カンパニーのたゆまぬ技術革新を見せつけてくれる一台といえるでしょう。今後もフォードと一緒に、ドラッグレース界における電動化の未来について議論を交わしていく所存です」

V8エンジン3機分の大パワーを発揮

開発にあたっては、ボルグワーナー傘下で電動化ソリューションの設計・開発・製造を行なうカスカディア モーション(Cascadia Motion)社と連携。ほかにも、車両製造及びチューナーのMLe Racecars、シャシー開発・ロールケージ製作のWatson Engineering、ソフトウェア・モーターキャリブレーションのAEM EVなど、スペシャリストを総動員して作り上げていく。

モーターあたりの最高出力は380kWで、1/4マイル(約402m)まで8.27秒で加速する。先ごろ行ったテストで叩き出した最高出力は1502psに達したという。この“怪力”は、マスタング GTの2021年モデルが積むV8エンジンの3機分に相当する。

伝統的スポーツと電動化の共存共栄

フォード パフォーマンス モータースポーツのグローバル ディレクター、マーク・ラッシュブルックは次のように語っている。

「このプロジェクトは我々にとってとても素晴らしく、そして非常に大変な挑戦です。マスタング コブラ ジェット 1400、そしてマスタング マッハ-E 1400について学ぶほどに、フォードを推進する高性能EVの可能性が見えてきます。引き続きNHRAと共に、電動化がこのスポーツとどうやって共存していけるかを考えていきたいですね。そして、そのうちにレギュレーションを固めて、コブラ ジェット 1400の最大パワーをここで披露できたら。そう考えています」

マッスルカーの世界にEVを投入する理由

フォードはマスタング コブラ ジェット 1400に続き、56.8kWhの大容量バッテリーと7基のモーターを搭載した怪力EVドリフトレーサー「マスタング マッハ-E 1400」も開発している。

ガソリンをがぶ飲みする大排気量マシンが根強く愛されてきたアメリカの自動車文化へ、どうやって電動化を浸透させていくか。マッスルカー世界へEVを送り込むというのは、その難題を解決するためのひとつのカードといえるだろう。

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みんなのコメント

1件
  • 8秒台って…
    蹴っ飛ばされるとかよく言うけど、
    加速Gどれくらいなんだろう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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