2019年10月15日、トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、新型車「コペン GR スポーツ」を発表した。
コペン GR スポーツのもとになっているのはダイハツ「コペン」。現行コペンは軽規格の2シーター・オープンとして、2014年に登場した。
エクステリアは専用デザインのフロントグリルやバンパーが目を引く。今回販売開始されるコペン GR スポーツは、トヨタのモータースポーツを担うTOYOTA GAZOO Racingの手によって、さまざまなチューニングが施されている。メディア向け資料には「メーカーという垣根を取り払い“もっといいクルマづくり”を目指して、トヨタの商品ラインナップにはないライトウェイトスポーツ『コペン』と『GR』が理想とする走りの味を融合した」と、記されている。
エクステリアは、専用デザインのフロントグリル、フロントとリアのバンパー、灯火類(フロント・リアともにLED)が目を引く。さらに、フロントとサイドとリアにはGR スポーツの専用エンブレムも備わる。もちろん、もとになるコペンとおなじく、ルーフは電動開閉式の「アクティブトップ」。
マットグレーの鍛造アルミホイールはBBS社製。電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」の、開閉に要する時間はわずか20秒。ルーフクローズ時は、ゴルフバッグは1セットであれば積載可能。インテリアはGR スポーツのロゴ入りレカロシート、GR スポーツのロゴ入りの3眼メーター、MOMO社製レザーステアリング・ホイールなどが特徴。
インテリアはステアリング・ホイール(MOMO社製)などが専用デザイン。専用デザインのメーターパネルはGR スポーツのロゴ入り。レカロ社製シートもGR スポーツのロゴ入り。搭載するエンジンはもとになるコペンとおなじ658cc直列3気筒DOHCターボ(64ps/4700rpm、92Nm/3200rpm)。ただし、足まわりは専用チューニングされたショックアブソーバーやBBS社製専用鍛造アルミホイールに変わる。ボディは、フロントブレースの追加やセンターブレースの形状変更などによって剛性を高めたという。
あわせて、電動式パワーステアリングのチューニングも変更。組み合わされるトランスミッションは5MTないしはCVTになる。前者は、旋回性能を高めるフロントスーパーLSD付き。
Printボディ剛性を高めるべく、フロントブレースの追加や、センターブレースの形状変更などが施された。ショックアブソーバーは専用チューニングが施された。コイルスプリングのカラーはコペン GR スポーツ専用のレッド。搭載するエンジンは658cc直列3気筒DOHCターボ(64ps/4700rpm、92Nm/3200rpm)。コペン GR スポーツの価格は5MTが243万5000円、CVTが238万円。全国のトヨタ&ダイハツのディーラーで販売される。
文・稲垣邦康(GQ)
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