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廉価グレードでも印象はベスト BMW i4 eドライブ35へ試乗 身近な銘柄に迫る価格帯

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廉価グレードでも印象はベスト BMW i4 eドライブ35へ試乗 身近な銘柄に迫る価格帯

身近な銘柄のEVと並べて検討できる価格

バッテリーEVが普及し、技術が進歩することで、魅力的なモデルの価格は徐々に低下している。非常にゆっくりだとはいえ。最近の新車価格はおしなべて上昇しているものの、実際、その傾向は現れ始めている。

【画像】1番安くても印象はベスト BMW i4 eドライブ35 選択肢が増える電動サルーンたち 全130枚

例えば、2019年から英国で販売が始まったテスラ・モデル3は、2023年には4万ポンド(約724万円)を切る価格で提供されている。5万ポンド(約905万円)へ予算を増やせば、電動サルーンの選択肢は大幅に増える。

BMWにも、そんな変化は訪れている。エントリーグレードのeドライブ35が追加されたことで、i4を4万ポンド(約724万円)台後半から購入できるようになった。既に、英国では納車も始まっている。

この価格帯になると、ライバルはアウディやメルセデス・ベンツではなくなる。日産やフォード、ヒョンデといった、より身近な銘柄がラインナップするバッテリーEVと、同列に検討できるといってもいい。

このi4 eドライブ35は、駆動用モーターが1基の後輪駆動。ひとつ上のeドライブ40よりパワーで劣り、駆動用バッテリーの容量も小さくなる。それでも286psと67kWhは充分といえ、カタログ値での航続距離は445kmから463kmがうたわれる。

車重も1990kgへ軽くなり、0-100km/h加速は6.0秒。ひと回り大きくパワフルな、i5 eドライブ40へ並ぶダッシュ力を備える。

リアシートは少々狭い BMWらしい走りの訴求力

BMW 4シリーズ・グランクーペと同等のボディサイズを持つi4は、滑らかなルーフラインの影響で、リアシート側の空間は少々狭い。大人4名での移動に問題はないものの、頭上空間が限られ、身長の高い人を乗せるのに適したパッケージングとはいいにくい。

とはいえ、成長期の子どもなら問題はないだろう。車内の高さを少しでも確保したい場合は、サンルーフは避けた方が良いだろう。更に天井を低くしてしまう。

荷室は広くスクエアで、リアハッチが大きく開く。荷物の積み下ろしも容易にできる。

ベーシックなスポーツ・トリムグレードでも、ライブ・コックピットと呼ばれるデジタル技術満載のインテリアが付いてくる。予算を増やしMスポーツへアップグレードすれば、随所にMのゴロが散りばめられ、シートがスポーティになり、内装素材も良くなる。

Mスポーツでは、スタイリングが差別化されるのも従来どおり。さらに2375ポンド(約43万円)を上乗せすれば、Mスポーツ・プロを指定し、アダプティブダンパーと可変レシオ・ステアリングも追加できる。

試乗車のeドライブ35はMスポーツだったが、「プロ」ではなかった。それでも、操縦性にはBMWらしい訴求力が伴った。

最も安いeドライブ35が最良のi4

ライバルモデルより身のこなしは軽く、優れたシャシーバランスが光る。英国では1番お手頃なi4であっても、ドライバーズカーとして運転を楽しめる。単にゼロ・エミッションで移動するだけのクルマとは違う。

乗り心地は、i5ほどしなやかで落ち着いているわけではないものの、充分に快適。比較すると、ひと回り小さく軽いボディであることを感じ取れる。

コーナーでの安定感は高く、姿勢制御は引き締まっていながらも自然。車重は比較的軽く、必要以上に高いスプリングレートや減衰力は与えられていない。アダプティブダンパーを装備すれば、乗り心地と回頭性が一層良くなることは想像に難くない。

67kWhの駆動用バッテリーで得られる航続距離も、現在の水準では褒められる。過ごしやすい気温なら、郊外の一般道などを周囲の流れに合わせても、400km以上は走れるだろう。高速道路を飛ばしたり、冬場になると、320km程度まで落ちるはずだが。

確かに、より高価なi4に並ぶ性能までは備わらない。しかしプレミアムブランドとしての完成度や洗練性は変わらず、ドライバーとの一体感は大きな魅力。味わい深い動的魅力が備わる、バッテリーEVだ。最も安いeドライブ35が、最良のi4かもしれない。

BMW i4 eドライブ35 Mスポーツ(英国仕様)のスペック

英国価格:5万1495ポンド(約932万円/試乗車)
全長:4783mm
全幅:1852mm
全高:1448mm
最高速度:189km/h(リミッター)
0-100km/h加速:6.0秒
航続距離:445-463km
電費:5.8-6.1km/kWh
CO2排出量:−
車両重量:1990kg
パワートレイン:他励同期モーター
バッテリー:67.0kWh(実容量)
急速充電能力:−kW
最高出力:286ps
最大トルク:40.7kg-m
ギアボックス:1速リダクション(後輪駆動)

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みんなのコメント

2件
  • 電気のメリット:静か。以上。

    ちなみに言っとくと、電気は全く環境に良くないからね。環境のためにEV乗ってるなら今すぐ廃車にしな?(^^)
    意味ないから。
    電気作るのに一体どれだけの環境負荷がかかってるか計算したことあるかな。
    こういうと「ガソリン車だって環境に負荷かけてるだろ」っていうASDが湧くが、誰もEVよりガソリン車のほうが環境に良いなんて言ってないんだ。
    ガソリンもEVも、環境負荷は変わんないよねって話。理解できた?
    EV真理教信者は話が通じないから嫌になるよ本当に・・・。頭に電流流れてんのかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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