タイ生産は継続 分かったことまとめ
9月21日に日本仕様の新型モデルが発表となったホンダ・アコード。
【画像】新型アコード & 純正アクセサリー「ツーリングライン」を見る【先代と比較】 全85枚
通算で11代目となる今モデルは2023年12月から予約をスタートし、2024年春に販売開始とアナウンスされており、先代型が2023年1月に終売してからしばらくインターバルを開けての登場ということになるようだ。
ファンであればご存知の通り、すでにアコードは主戦場を北米に移して久しく、11代目もすでに北米地域では先行して販売がされているワケなのだが、ホンダは日本で販売するにあたって北米仕様には存在しない装備を搭載するなど、アコードを“新世代のホンダ車”の先陣を切る重要な1台と位置付けているようだ。
そんな新型アコード、先代モデルとの違いも含めて現在発表されている情報を整理していきたい。
今回発表となった新型だが、先代と同じくタイの工場で生産されたものを輸入する形となり、グレード体系もモノグレード展開が継続されるようだ。
サイズ/ハイブリッド どう変わる?
続いてボディサイズだが、デザインは先代よりもスポーティなクーペスタイルを纏ったセダンとなっており、全体的に若々しいイメージとなっている。
日本仕様のボディサイズは発表されていないが、北米仕様は全長4970×全幅1860×全高1450mm、ホイールベース2830mmとなっており、先代モデルに比べると全長が70mm延長された以外は変更なしとなっている。
デザイン上のアイコンとして低く長いノーズを特徴にしたということなので、全長が伸びた分はほぼフロントオーバーハングに充てられていると考えていいだろう。
日本仕様のアコードは先代モデルと同じく2Lエンジンに2モーターを組み合わせたe:HEVと呼ばれるハイブリッドシステムとなっているが、エンジンは新たに直噴エンジンとし(旧型はポート噴射)、2モーター内蔵の電気式CVTも同軸モーターから並行軸モーターへとアップデート。
これにより加速感や静粛性がアップし、気づけば国内ホンダのフラッグシップモデルとなったアコードにふさわしい走行性能を実現している。
日本仕様の詳細スペックは未発表だが、撮影時に少し動かしただけでも低速トルクの太さを実感できたので、かなり期待してよさそうだ。
360は期待 装備に残念な発見も
また先進安全装備も国内向けのホンダ車としては初となる「ホンダセンシング360」を搭載。
これは約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加え、フロントレーダーと各コーナーに計5個のミリ波レーダーを装備することによって360度センシングを実現したもの。
機能としては前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、アコード初となるトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、アダプティブドライビングビーム、Hondaパーキングパイロットなどが新たに搭載されている。
一方、エクステリアデザインは現在のホンダのトレンドとなっているシンプルでモダンな佇まいとなっており、新色のキャニオンリバーブルー・メタリックとイグナイトレッド・メタリックを含む5色展開で、色味のラインナップは不変となった。
ただ惜しむらくは先代では標準装備となっていたサンルーフが非装着となっていた点。円安の影響もあり、日本国内での価格を抑えるための苦渋の決断だとは思うが、このクラスではサンルーフを求める層は一定数いるハズ。
輸入車という点もあってグレードや仕様は限りなく絞らなければならないが、今このクラスの車両を選ぶユーザーはこだわりを持って選ぶ層だという点は考慮してもらいたいところだ。
スイッチ類が「激減」のワケ
新型アコード最大の目玉とも言えるのが、現在のところ日本仕様にのみ搭載されるインターフェース、そしてコネクテッドサービスだろう。
インターフェースとして特徴的なのは、インパネ中央に備えられた「エクスペリエンスセレクションダイヤル」と名付けられた大型のダイヤル(写真)だ。
通常、この位置にはエアコンやオーディオなど、雑多な物理スイッチが備わることが一般的。
だがアコードでは、このダイヤルにユーザーごとのエアコン温度やオーディオソース、照明などの車内機能を一括設定することができ、デフォルトで設定されているエアコンモードのほか、一発でお気に入りのモードを呼び出すことができるようになっているのだ。
価格はどうなる?
さらにHonda CONNECTには、こちらも国内向けホンダ車としては初採用となる「Googleビルトイン」を搭載することで、「OK、Google」でおなじみのGoogleアシスタントやGoogleマップ、Google Playなどを車内で使用することができるようになっている。
もちろんGoogleアシスタントは車載用に最適化されている。現在地の天気などはもちろん、ナビやオーディオの設定、エアコンの設定なども音声でコントロールすることができるため、快適性だけでなく運転に集中することができ、安全性にも寄与するものとなっている。
またコネクテッド化によって可能となるOTA(Over-The-Air)ソフトウェアアップデートは、インフォテイメント系だけでなく、車両の制御系のアップデートにも対応しているということなので、購入後も進化する可能性があるのは新世代のコネクテッドカーならではの要素と言えるだろう。
あとは気になるのが価格だが、残念ながらこのタイミングでの発表はなし。
ただ北米仕様のハイブリッドモデルの金額がおよそ500万~565万円で、先代型が465万円だったことを考えると500万円前後の金額で落ち着くのではないだろうか。
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みんなのコメント
また売れないだろうな