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【ニュース】近い将来、クルマのボディやインテリアが木材由来の素材になる!?

2018年10月23日、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所、宮城化成らの研究グループは、光岡自動車と共同で、スギから抽出した改質リグニンを樹脂成分として用いたガラス繊維強化プラスチック製の自動車内外装部品を世界で初めて実車に取り付け評価試験を開始すると発表した。

ボンネットや内装材に改質リグニンを試験的に採用

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リグニンは木材を構成する主要成分の一つで、木材成分の約3割を占めている。前述の研究グループは、改質リグニンの石油由来樹脂を代替する用途などを検討し、特に改質リグニンを樹脂成分として用いたガラス繊維強化プラスチック(GFRP)の開発と製造プロセスの確立に取り組んできた。
その結果、改質リグニンを用いたGFRPが、従来のGFRPよりも引張弾性率が10~20 %向上しており、また、長期耐久性試験後も引張弾性率は、従来のGFRPよりも優位で耐久性も改善されることが確認された。

そしてGFRP部品を用いた自動車を生産している光岡自動車にこれらの成果を説明し、協力を打診したところ内外装部品の実車搭載評価に協力・参画する合意が得られた。

今回、内装部品としてはドアトリム4枚、スピーカーボックス、アームレストそれぞれ4つを試作し、ミツオカのビュートに取り付けた。外装部品としてはボンネットを試作した。ボンネットについては、強度のほか、製品として問題のない外観の塗装ができた。

10月から、これら改質リグニン使用GFRPの実車搭載試験を世界で初めて開始した。実車搭載試験では、車内環境(温度、湿度)を自動計測するとともに天候(降雨、日照)と走行を記録して、部品の経時変化を評価し、実使用上の問題点などを抽出する。

今後は、1年程度をかけて紫外線や温度変化などによる自動車内外装部品の変化をモニターして、長期間、十分実用に耐えるかどうかを確認する。改質リグニンの生産開始が予定される2022年には、改質リグニンを用いたGFRP製自動車部品を用いた環境にやさしい自動車としてのブランド化を目指すという。

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