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ハイパフォーマンスモデルの日産「リーフe+」の実力検証【機能編】

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ハイパフォーマンスモデルの日産「リーフe+」の実力検証【機能編】

国内では、すでに今年1月23日より新たにラインナップに加わった「日産リーフe+」。この「e+」は、スタンダードモデルの「日産リーフ」に新開発e-パワートレインを採用することにより、パフォーマンスと航続距離を向上させている。

前回、その「日産リーフe+」の走行性能についてレポートしたが、今回は電気自動車ならではの運転支援技術など先進技術や機能について、実際に体験してみた様子をレポートしてみたい。

今週、話題になったクルマのニュース6選(2019.01.19)

高速のロングドライブが楽しくなる「プロパイロット」

「プロパイロット」は、高速道路などにおいて、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがサポートして、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようステアリング操作を支援し、ドライバーの運転負荷を軽減する機能。

そのシステムを起動させる操作もかんたんで、ステアリングの右側にある「PILOT」スイッチを押してから、「SET」スイッチで車速を設定するだけ。慣れてしまえば、ほとんど目線を向けなくても、親指の感触だけで操作できてしまう。

さて、この「プロパイロット」を実際に体験してみると、実に快適。道路の白線をモニターして、クルマが車線中央をキープするようにステアリングをコントロールしてくれるのだ。しかも、直線道路だけでなく、カーブまでもフォローしてくれるのもうれしい。

また、前を走行するクルマとの車間距離を的確に保つよう、アクセルとブレーキをコントロールしてくれるので、心に余裕も生まれ、より安全性が高まるのではないだろうか。これは、一度使うとやめられないほど、魅力的な機能だ。特に、帰省時期の渋滞時や長距離移動の際など、その恩恵にあずかるはずだ。

指1本だけの操作で駐車可能な「プロパイロット パーキング」

※写真は機能説明のためのイメージです。手放し運転を推奨するものではありません。ハンドルに手をかざし、安全運転を心がけてください。

「プロパイロット パーキング」は、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御。3ステップの操作だけで、駐車完了するまでドライバーをアシストする機能だ。

3ステップの手順は、以下のとおり。

【STEP1】駐車したいスペースの手前で、「プロパイロット パーキング」スイッチを1回押し、ゆっくりと前進して駐車したい場所の真横にクルマを止める。

【STEP2】クルマが駐車可能スペースを自動検知し、ナビ画面上にPマークを表示。確認後に[駐車開始]ボタンを押す。

【STEP3】「プロパイロット パーキング」スイッチを駐車完了まで押し続ける。スイッチを離したり、ブレーキやハンドルを操作するとクルマは停止する。

この「プロパイロット パーキング」を使用してみた感想だが、クルマの前後左右はもちろん、まわりをしっかと確認(モニター)しながら、切り返しなどをしつつ丁寧に駐車してくれる様子にいじらしさを感じ、なんだかとても愛着を感じてしまう。

もちろん「プロパイロット パーキング」は、道路での縦列駐車やショッピングモールなどの並列駐車、さらに車庫入れなど、さまざまな駐車スペースに対応しているから、駐車が苦手という方にはとてもありがたい機能になるだろう。

そのほかにも先進技術のつまった機能がいっぱい!

「インテリジェント ルームミラー」は、車両後方のカメラ映像をミラー面に映し出してくれるので、後席によく人を乗せたり、大きな荷物で後方が確認しづらい時に役立つ。さらに、夜間や悪天候の際にもクリアな後方視界が得られるので安心だ。

ただ、通常のルームミラーに慣れている方は、最初は少し戸惑うかも知れない。というのも、ついミラーの奥に焦点を合わせようとしてしまうため、ピント合わせがうまくいかないのだ。しかし慣れてしまえば、後方の画角も広く、隅々までよく見えるので必須機能となること請け合い。

「インテリジェント アラウンドビューモニター」(移動物 検知機能付)は、クルマの上空から見下ろしているかのような映像をディスプレイに映し出し、スムースな駐車をサポート。クルマまわりの全体像を把握できるので、とても便利で安心な機能だ。

「踏み間違い衝突防止アシスト」は、駐車操作など低速走行時に、前方に壁などの障害物、またはクルマや歩行者などがいる場所で、障害物と衝突する危険を察知したり、アクセルをブレーキと間違えて踏みこんでしまったときに警告。

さらに、モーター出力やブレーキを制御することで、衝突防止や過度の加速の防止を支援。壁だけでなくお店などのガラスも認識し、前進・後退時に衝突回避をアシストしてくれる。現在、社会問題ともなっている踏み間違い事故に於いては、最も有効な機能といえる。

「BSW(後側方車両検知警報)」は、クルマ後部の左右に設置されたレーダーにより、死角になりやすい後側方のクルマを検知。近くにクルマがいる場合や接近してくるクルマの存在を、ディスプレイへの表示、ドアミラー鏡面のインジケーターと音により注意喚起してくれる。日ごろのドライブでの、安心安全に寄与してくれるだろう。

「NissanConnect」でスマホやAlexa(amazon Echo)とつながり、エアコンを離れた場所からリモート操作することもでき、快適性にもぬかりはない。さらにスマホで、クルマと離れたところからバッテリー残量や充電完了予定時間が確認できたり、事前に設定したドライブルートを送るなど、さまざまなことができるのもうれしいポイント。

愛を込めて“ダメ出し”

さて、前回の【走行編】でも書いたのだが、こんなにすばらしい先進技術や安全機能、快適機能などがあるにもかかわらず、そのよさをほとんどアピールできていない日産。やはり、こういった先進技術や機能は、実際に多くの方に体験していただくことが大切!ってことで、日産の先進技術を体験できるキャンペーを開催中だ。

■キャンペーン情報
http://www2.nissan.co.jp/EVENT/PRIZE/19/02/index.html#safety1

■関連情報
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html

(プロフィール)
文/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメやファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。

撮影/森井真弓

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