年に一度のご苦労様な走行会
text&photo:Kouzou Ebizuka(海老塚 構造)
【画像】【写真】第6回 TBCC新春走行会 イベントの模様・参加車両の一部をご紹介【現地レポ】 全17枚
今年も2月に開催されたTBCC(東京ベイサイド・クラシック・カップ)の新春走行会にお邪魔してきた。
思い返せば、2019年9月の台風15号で会場の袖ケ浦フォレスト・レースウェイが被災し開催が危ぶまれたり、新型コロナウイルスの世界的蔓延で開催の中止や延期があったりと、ここ一年ほどはある意味、激動の時であった。そんな中で感染症予防の観点に則った屋外自動車イベントのスタイルを確立していった、イベント運営陣には頭の下がる思いである。
毎年、「せっかくなんだから走りなよ」とお誘いをいただいてはいるのだが、ここ10年ほどサーキット走行とは無縁の筆者。走れそうなクルマも今や手許にはなく、ライフスタイルの変化に合わせて最近手に入れたのは30年前の四駆。というわけで、今回も取材に専念することとした。
ユーノス・ロードスターからパイパーGTTまで、バラエティに富む参加車
日頃よりスタッフ、エントラントからビジターまでの全員を登録制としているTBCCだが、プライベートな走行会である今回は午前中はコースを占有し、パドック内には識別用バンドを手首に装着している者だけが入場できるといった感染症対策が取られた。
走行枠は戦前車を含む1グループと本気勢が多い2グループに分けられた。
元よりバラエティに富んだ参加車輌に定評のあるTBCCだが、この新春走行会では日ごろとは異なる車両を持ち込む参加者も多い。
今やヤングタイマーの風格を漂わす、NA型ユーノス・ロードスターは3台が参加。パドックでは先輩筋ともいえるロータス・エランと並んでいたが、違和感ナシ! その他にもノーマルとレーサー仕様の2台のジェンセン・ヒーレーや、ルーフベンチレーターまで装備した本気仕様のランチア・デルタ、ジャガーEタイプDHCレーサー、さらにはパイパーGTTのような激レア車までが走り、目を愉しませてくれた。
次回は3/7 FCDとの共催
各グループ2回の走行枠が終わった後は、参加車によるパレードラン、そしてメインストレートでの記念撮影で今回の新春走行会はお開きとなった。
そんなわけで筆者としては「ごちそうさまでした」という感じで愉しめた今回の新春走行会だったが、イベントレポートとしては、今やNBロードスター3台を擁するAUTOCAR JAPAN編集部にご登場願った方がよかったか? などとも考えてしまった。
さて、この後のTBCCは3月7日(日)にファミリーサーキットデイ(FCD)との共同開催で行われる。こちらもバラエティに富んだ車種の参加が期待できるので、後日レポートしたい。
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