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【500台限定】スバル「WRX S4 STI Sport#」の全容が見えた! レース技術を採用した「運転がうまくなるクルマ」です

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【500台限定】スバル「WRX S4 STI Sport#」の全容が見えた! レース技術を採用した「運転がうまくなるクルマ」です

ボディカラーは4色用意し限定500台

スバルは2024年1月12日から14日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催された「東京オートサロン2024」で限定500台の特別仕様車「WRX S4 STI Sport# プロトタイプ」を発表した。詳細をお届けしていこう。

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STI製フレキシブルパフォーマンスホイールを採用

STI Sport#シリーズは、第1弾として2020年に「WRX S4 STI Sport#」がデビュー。第2弾は、2023年のオートサロンで「レヴォーグ STI Sport#」を発表し、今回、第3弾目となるモデルをリリースした。

シリーズ登場当初から、「運転がうまくなるクルマとしての完成形を目指したSTIコンプリートカー」としての位置付けは変わらず、今回のプロトタイプはこれまで以上に走りにこだわった1台となる。

最大のポイントは、スバルおよびSTIコンプリートカー初となる「STI製フレキシブルパフォーマンスホイール」の採用だ。これは、ニュルブルクリンク24時間耐久レース車両に使われている技術であり、それを市販車にも惜しみなく注ぐのは、ファン感涙のスバルの定番となっている。

ホイールの特徴は、前後が異なる形状をしており、前輪は操舵初期のタイヤの接地面を最大限に活かす役割、後輪はその反力を素早く立ち上げて応答性を高める役割をそれぞれ担うための専用形状になっている。

そのため、ホイールには「FRONT/REAR」の刻印が押されている。BBS製の鍛造ホイールで、スーパーブラックハイラスター塗装が施されている。サイズは19インチ×8.5jに、245/35R19のミシュラン・パイロットスポーツ5のタイヤを装着した。

開発責任者の高津益夫氏は次のようにコメント。

「どんなクルマでもドライバーのハンドル操作に対して、少し動作に遅れが生じます。その遅れを徹底的に小さくし、ドライバーの意のままに操れるクルマを目指して開発しました。これまでも同様のことを目指してきていますが、今回はさらにレベルアップしていますので、乗っていただければすぐに感じてもらえると思います」

走りを大切にするスバルファンには垂涎の1台

エクステリアは、STI Sport#専用装備のトランクスポイラーが装着される。大人のスポーツセダンとしての位置付けのため、あえて大型ウイングを採用しなかったそうだ。ブラックシリカ塗装で、リアスタイルにグッと引き締め効果をもたらしている。

同じように、フロントグリル、シャークフィンアンテナ、ドアミラーカバーもブラックシリカ塗装に仕上げられている。また、エンブレム類は「レヴォーグ STI Sport#」同様に、STIのエンブレムのエッジが艶消しタイプのラスター塗装仕様となっており、「WRX S4」「SYMMETRICAL AWD」のエンブレムもラスター塗装タイプになっている。

STI製のフロントアンダースポイラー、サイドアンダースポイラー、リアアンダーディフューザー、LEDライナーなどは、コンセプトモデル専用に付けられたオプションパーツである。

インテリアは、大人のスポーツカーをイメージしたシックで落ち着いた内装で、ブラックやシルバーのコントラストを基調としたコーディネートになっている。シートは、ブラックをベースにウルトラスエード+合成皮革にシルバーステッチをあしらったRECAROを運転席と助手席に搭載、リアシートも同様の配色のシートを備える。シートベルトに明るいシルバーを採用することで、車内全体が黒くなりすぎず、良いアクセントになっていた。

走行性能に関するパーツとして、STI製のフレキシブルドロータワーバーフロント、フレキシブルドロースティフナーフロント/リア、スバルパフォーマンストランスミッションクーラーが装備される。

現在スバルで販売されるフレキシブル系パーツはフル装備、しかもフレキシブルドロータワーバーフロントには「STI Sport#」のロゴが入った特別仕様だ。フレキシブルパーツ系は、応答性向上によるハンドリング操作に対する車両挙動の一体感や上質でスポーティな乗り味を実現し、パフォーマンストランスミッションフルードクーラーは、高負荷走行時のパワーダウンやパーフォマンス低下を抑制する効果を発揮する。

乗り味について、高津氏は次のように語る。

「クルマの挙動に遅れが生じにくいので、ハンドルを切りすぎずに運転ができ、ドライバーは疲れにくく、同乗者も快適にドライブを楽しめると思います。また、このクルマに乗ることで自然と運転がうまくなります」

またMTモデルの導入について質問をすると

「今のところは考えておりません」

との返事も頂いたが、北米では導入されていることもありスバルファンならずともクルマ好きなら導入を期待したいところだ。

今回のオートサロンで発表されたのはプロトタイプとうたわれているが、ほぼこの状態で販売されるとのこと。すでに2024年1月12日(金)より、全国のSUBARU販売店にて抽選エントリーの受付を開始しており、2024年1月28日(日)まで申し込みが可能。価格は税込623万7000円(消費税込)となる。

設定されるボディカラーは、専用色のオフショアブルー・メタリック、セラミックホワイト、クリスタルブラックシリカ、WRブルーパールの4色で、限定500台。

走りに特化した今回の特別仕様車は、走りを大切にするスバルファンには垂涎の1台だろう。限定車なのでゲットできた人にしかわからないドライビングの良さが、今後の車両開発に組み込まれる日を期待したい。

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みんなのコメント

7件
  • ますた〜(地獄の軍団カフェ見習)
    D型ハンドルやめようよ
  • zoo********
    決して運転が上手くなる訳ではないでしょう。
    反応がダイレクトという事は、経験が長いドライバーほど最初は違和感を感じるはず。
    過信したりで事故に繋がるケースだってあるはずです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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