■“4ドア”の日産「スカイライン GT-R」?
Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダのクルマを競売にかけるオークショニア。
こちらに“4ドアのスカイライン GT-R”こと日産「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」が登場しました。
【画像】「えっ…!」これが”4ドアGT-R”こと日産「スカイライン GT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」です(26枚)
日産「スカイライン GT-R」といえば、日産の言わずと知れたスポーツカーシリーズ。日産「スカイライン」のハイパフォーマンスモデルとして、1969年2月に初代モデルが登場しました。レーシングカー用に開発された2リッター直列6気筒DOHC「S20」型を搭載するなど、非常に優れた走行性能を誇りました。
その後、一時ラインナップから「スカイライン GT-R」を冠するクルマは消滅しましたが、1989年に「スカイライン GT-R(R32型)」が復活しています。その後、1995年にR33型が、1999年にR34型が登場しました。
これらの歴代スカイラインGT-Rといえば、2ドアクーペのスポーティなスタイルをイメージするかもしれませんが、3代目(C10型)スカイラインをベースとした、最初のGT-R「スカイライン2000GT-R」と、今回出品されたスカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARYは、スカイラインGT-Rの中でも珍しい4ドアモデルです。
GT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARYは、「大人のための国内最高性能4ドアスポーツセダン」をコンセプトに、スカイライン誕生40周年を記念して1997年12月に登場しました。
同車は日産のカスタムカー部門「オーテックジャパン」(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)が手掛けたスカイライン誕生40周年の記念モデルであり、コンセプトには「大人のための国内最高性能4ドアスポーツセダン」を掲げています。
その作り込みは細かく、リアドアとリアフェンダーにはオリジナルのブリスターフェンダーを加えワイドボディにしています。パワートレインは2.6リッター直列6気筒ツインターボエンジンと5速MTの組み合わせ。駆動方式は電子制御トルクスプリット4WD「アテーサE-TS」です。
その他、17インチホイールやブレンボ製のブレーキ、後輪操舵システム「ヨーレイトフィードバック スーパーハイキャス」なども装備しています。
本オークションに登場した車両は、販売ディーラーによって2023年に輸入されたもの。年式は1998年で、走行距離は13万1600キロですが、年式などを鑑みれば驚くほどキレイな状態を保っています。
出品地域はニューハンプシャー州ハドソン。オークションサイトでは128枚の高画質画像付きで掲載されています。
最終的にオークションは17回の入札の後、2023年8月3日に5万1908ドル(約752万円)で競り落とされました。
※ ※ ※
その後2007年に登場した「GT-R(R35型)」は独立した車種となりました。最新モデルは2023年3月に発表された「GT-R 2024年モデル」です。
その後、スカイラインからは「GT-R」の名を冠したモデルはなくなりましたが、2023年8月8日には、2代目「スカイライン GT」をオマージュした「スカイライン NISMO」が発表。こちらもまた、「スカイライン GT-R」のようなパワフルなモデルになっています。
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みんなのコメント
思うほど上がらんかったね。
アメリカ人は大柄で4ドアは厳しいんかな。
日本でも2000万円ぐらいになりそうだが
評価としてはそんなもんなんだろうね
超高額になる個体もあるけど、まあこんなもん